特集「プロ愛用品名鑑」

File.3 包丁「白糠酪恵舎のモッツァレッラ」SHIRANUKA-RAKUKEISHA Mozzarella

土地の自然と人への信頼が育んだ、極上の国産モッツァレッラ

「硬くても軟弱でもだめ。その中間に絶妙なポイントがある」適度な
歯ごたえと口どけの良さで、食べた瞬間に顔が緩んでしまうようなチーズ

酪恵舎の「モッツァレッラ」は、本格的なイタリアタイプのチーズ。ジューシーな食感とほのかな甘みは、生乳という素材の持ち味を最大限に生かした、フレッシュチーズの真骨頂といえるもの。多くのファンを獲得、国内コンクールで2005年の最高位を受賞しました。その誕生の背景にあるのが、酪恵舎の建つ、北海道・白糠という土地の恵み。朝、地元の酪農家・林さんの牧場で搾りたての乳を集荷し、細心の注意を払いながら、その日の生乳の状態を点検・殺菌した後、速やかに工房でのチーズづくりが始まります。「林さんの生乳はとても穏やかです。人柄が乳に出るのだと思います。酪恵舎の設立当時、14戸あった酪農家の中で、最も乳質がよかった」とは、酪恵舎代表・井ノ口和良さんの談。

井ノ口さんが修行を積んだピエモンテ州は、チーズ発祥の地イタリアの中でも、白糠町とよく似た風土と食文化を持つ土地。そこで生まれた昔ながらの製法を受け継ぎ、酪恵舎でもひとつひとつのチーズが手仕事で作られ、その日のうちに出荷されていきます。「僕らにとって、この作り方は普通のもの。こだわっているのは製法ではなく、できたチーズの品質です」「高い品質とは、10回作って何回最高のものができるか」そんな言葉の裏に、たゆまぬ努力と探究心、伝統を貫く職人の顔が見え隠れします。できたてのモッツァレッラは、そのまま食べるだけでなく、他の食材と併せてさまざまな料理を楽しめます。ぜひ、あなたも挑戦してみてください。

fin.


ブランド名鑑 File.3

チーズ工房・白糠酪恵舎
1994 年より、北海道白糠町で農業改良普及員として若手酪農家の指導にあたり、地元の生乳を使ったチーズの製造に取り組んでいた井ノ口和良氏と、地元の酪農家を中心としたメンバーが、2001年に設立。現在スタッフ数12名。酪農が盛んでありながら、道外への流通を主としていた北海道産の良質な生乳を活用し、チーズの製造と販売を行う。「食を大切に、人を大切にする方に、本当に美味しいチーズを届けたい」——そんな思いから、地元の酪農家や料理家と協力しながら、地域に根ざした食文化と美味しいチーズづくりへの飽くなき追求を続けている。

写真


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まだあります! プロ愛用の「チーズ」

「チーズ」があったら、これ作ろ!

バックナンバー
File.1 塩「ゲランドの塩」
File.2 包丁「グローバルの包丁」
File.3 チーズ「白糠酪恵舎のモッツァレッラ」
File.4 ステンレス鍋「ジオ・プロダクトの鍋」
File.5 小麦粉「江別製粉の国産小麦粉」
File.6 ハンディブレンダー「ブラウンのマルチクイック プロフェッショナル」
File.7 バター「カルピスのカルピス(株)特撰バター」
File.8 香辛料「原了郭の黒七味」
File.9 醤油「鎌田醤油のだし醤油/減塩だし醤油」
File.10 おろし金「マイクロプレインのゼスターグレーター」
File.11 酢「飯尾醸造の富士酢」
File.12 油「九鬼産業の胡麻油」
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