プロ料理家364名によるプロのレシピ4756

特集「プロ愛用品名鑑」

File.12 油「九鬼産業の胡麻油」

厳選した胡麻を、じっくり圧搾。やさしい味と香りの胡麻油

胡麻の風味と香りを時間をかけて抽出した、料理のできに差がでる油。
じっくり焙煎した胡麻の香味と、生で搾った上品なうま味を使い分けて。

炒めものや揚げものはもちろん、ドレッシングにしたり、仕上げにひとたらしするだけで、料理に香ばしい風味とうま味を加えてくれる油は、和洋中のジャンルを問わず、毎日の食卓に欠かせない調味料のひとつです。とくに料理家の間で「上品な香りとやさしい味わいがする」と評判なのが、九鬼(くき)産業株式会社の胡麻油。素材そのものの味が直に舌に伝わる油づくりは、明治19年の創業以来つづいてきた製法によるもの。国内外の契約農家で栽培された胡麻を自社工場で厳しく品質管理。厳選した原料をじっくりと焙煎し、油分が分離しやすいように蒸気をかけた後、すりつぶして油をしぼり出します。しぼり立ての油は、約2週間ほどタンクで寝かせ、3回以上も和紙と布の間を通してろ過。化学薬品に頼らず、時間をかけて素材の力を引き出すからこそ、素直な味と香りが引き立つのです。

胡麻油は、胡麻を煎る時間や火加減、搾り方によって、その香味・コク・色が変わってきます。香り高い「九鬼芳醇胡麻油」、まろやかさが特長の「九鬼ヤマシチ純正胡麻油」は、炒め物を中心に幅広い用途におすすめ。サラダ油に少し加えて風味づけにも使えます。また胡麻をほとんど焙煎せず、生に近い状態で搾った「九鬼太白純正胡麻油」は、透明に近くほのかな香りが楽しめる、あっさりとした油。オリーブオイルの代わりにパスタやマリネに使えば、胡麻の自然でジューシーなうま味が食材を引き立ててくれます。

fin.


ブランド名鑑 File.11

九鬼産業株式会社
九鬼産業の創業は明治19年(1886)。イギリスから搾油機を入手した創業者八代・九鬼紋七氏が、三重県四日市で胡麻油の生産に着手したのがはじまり。以来、百年以上変わらぬ伝統製法をつづけ、現在は四日市本社のほかに、2つの工場と全国5つの支店・営業所を持つ。看板商品である胡麻油のほか、食用胡麻、ねり胡麻、ごま加工品などの製造販売を行う。

写真


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まだあります! プロ愛用の「油」

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バックナンバー
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File.5 小麦粉「江別製粉の国産小麦粉」
File.6 ハンディブレンダー「ブラウンのマルチクイック プロフェッショナル」
File.7 バター「カルピスのカルピス(株)特撰バター」
File.8 香辛料「原了郭の黒七味」
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File.10 おろし金「マイクロプレインのゼスターグレーター」
File.11 酢「飯尾醸造の富士酢」
File.12 油「九鬼産業の胡麻油」
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