旬の食材を味わえるレストランや、短い時期しか作らないお菓子。四季のある日本では、そんな旅を楽しむことができます。今回は、食のプロとフードソムリエスタッフが、秋にまた行きたい!と思っている食の旅をご紹介します。
夫の実家が兵庫県にあり、そこを拠点に香川までドライブ。もちろんお目当てはさぬきうどんです。おすすめはたくさんありますが、日々アップデートもされているので、出かける前にリサーチを。 そんななか、必ず「最初の1軒」にするのが「がもううどん」です。田んぼの真ん中にあって、まずは麺の丼を受け取り、つゆもねぎもセルフで。一気に「香川に来たぞー!」という気分になります。そこから毎回4~5軒回って日帰りするのが定番です。
・星のや富士でシェフ仕込みの贅沢なBBQ
・大分で関サバ・関アジ
※写真はイメージです
京都に住んでいたことがあり、その頃訪ねてきた友人たちを案内していたお店を巡ります。選ぶのは京都らしさがあって、でも観光客向けではないお店です。 例えば、「生麩・ゆば専門店 半兵衛麸」。そもそも生麸が大好きで、 こちらの「むし養い料理」を食べに行きます。生麸と湯葉尽くしのコースで、 まさにここでしか食べられない味です。また「志る幸」は“汁”専門店。 名物の「利休弁当」をすすめられますが、単品で味噌汁やかやくご飯を注文してみてください。甘~い白味噌仕立ての味噌汁や、うまきは絶対に外せません。
・「天ぷら割烹なかじん」
・台北で食い倒れ
気候に恵まれ、自然豊かな高知県は、実はジビエがおいしいのです。ジビエ専門店「Nook’s Kitchen」では、世界中で料理の仕事をしてきた西村直子さんがその力強い味わいを活かした ジビエ料理を提案しています。低温でしっとりと焼き上げたいのししや、シカのアヒージョなどもあり、 かしこまりすぎずにいろいろな料理を楽しめるのがポイント。高知は食材の宝庫で、秋の戻りカツオはもちろんのこと、 土佐ジローを使った卵かけごはん(お米もおいしい!)、柑橘果汁をかけて食べるちりめん丼なども最高です。
・新潟で新米
・中津川で栗めぐり
十勝在住ですが、魚介をたらふく食べたい!というときは、積丹半島の「美国観光ホテル」へ。 9月の終わりなら名残のウニ、秋が深まればもちろん鮭&イクラ、アワビ、ボタン海老……。きれいな海のそばで、ほかにレジャーなどなく、ひたすら新鮮な魚介類を楽しむ旅です。 帰りは札幌「鮨一幸」に寄れたら最高ですね。秋なら子持ちのシャコ(卵が半熟でとろけます)など、北海道でもなかなか食べられないネタを体験できるはずです。
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・鮎と松茸が重なる時期に滋賀「比良山荘」
・冬に向かって脂肪を蓄える熊本の馬肉料理
故郷・福井はB級グルメから高級割烹まで、実は食がとても充実しています。 「ヨーロッパ軒」発祥のソースカツ丼は、 いわばご当地B級グルメ。ご存知、越前蟹は11月の解禁を迎えると、料理旅館や割烹に全国から人が押し寄せます。 蟹以外でも、日本海で揚がる魚介は回転寿司でもおいしいです。 そして、秋は新そばの季節! 福井ではおろしそばが定番です。 越前そばなら「けんぞう蕎麦」や老舗の 「森六」がおすすめです。
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