プロ料理家269名によるプロのレシピ3869

十勝・生産者めぐりツアー体験記

今年で第4回目を迎えました北海道十勝管内の農家を巡るツアー「十勝・生産者めぐりツアー」。

ツアーの目的は「日本の食を支える、大生産地北海道・十勝で、生産の現場を自らの目で見、手に触れて感じ、大地が与えてくれる“実り”の喜びを全身で享受すること」。

一般的なツアーではなかなか回ることのできない生産現場を訪ねる旅に、スタッフ蓬田が参加してまいりました。

その模様をご報告いたします!

10月7日(金)【1日目】

遠足前の子供のように、あまり眠れずに起床。羽田7時10分発の飛行機に乗り、小雨が降ったり止んだりの十勝帯広空港へ到着したのは朝の8時50分。さすがに眠かったです。

チーズ工房NEEDS

さて、最初に訪問したのは幕別町のチーズ工房NEEDSさん。100年の歴史を持つ新田牧場の良質の牛乳を使い10種類以上のチーズの製造販売を手掛けている工房です。

NEEDSさんではチーズ作りの工程を学び、実際にモッツァレラチーズ作りを体験しました。

簡単にモッツァレラチーズの作り方を説明します。

まず生乳に乳酸菌やレンネット(子牛の胃から採った酵素)を加え、カードという状態にし、カードから水分(ホエー)を離水させ、発酵の工程を経て出来たのがグリーンチーズ!このグリーンチーズを熱湯につけて表面が滑らかになるまで捏ねるとモッツァレラチーズの出来上がり!簡単に説明しましたが最終工程の熱湯で捏ねる作業が熱いのなんの。。。捏ねすぎても美味しい成分がお湯に流れるとのことで、熱さを我慢してとにかく素早く素早く捏ねる。

そして、表面が滑らかになったら塩水にしばらく漬けて完成!

出来立てほやほやをカプレーゼにして試食しました!

色々な人が作ったモッツァレラを試食させていただきましたが、やはり表面が滑らかな仕上がりのチーズはジューシーで、滑らかでないチーズはジューシーさが欠ける感じでした。同じ条件でも人それぞれ違う食感になってしまうモッツァレラチーズ。。。奥が深い!

初日2軒目に訪れたのは十勝ヒルズさん。23haの広大な土地には、季節の美しい花と木々に植えられたフラワーガーデンや、レストラン、体験農場、十勝ヒルズで育った草花や農産物を豊富に取りそろえるショップなどがある農と食のテーマパークです。

私たちはその中にあるレストランヒルズにて、北海道産の食材を使ったビュッフェスタイルのランチを頂きました。

NEEDSさんで散々チーズを食べてお腹がすいていなかったのですが、豆が美味しくてまたまた食べ過ぎてしまいました。。。食事後は食べ過ぎを反省し小雨の中、フラワーガーデンを散策。しっとりとした雨に濡れる花々も風情があって良いですね。お腹も心も満たされ、十勝ヒルズを後にしました。

十勝夢☆mill工場

さて、3番目に訪れたのは小麦の製粉工場「十勝夢☆mill工場」です。

ここでいきなり質問!

平成22年に全国で生産されてた小麦は72万9000トンでしたが、そのうち十勝で作られている量はどれくらいでしょうか?

正解は16万5000トン!

なんと全国の約1/4の量を十勝では生産しております。そんな国産小麦の最大生産地の十勝なのですが、せっかく生産した小麦を本格的に製粉する施設がなく道内にある大手の製粉施設で製粉してもらうという状況が昔から続いておりました。

つまり、せっかく栽培した小麦も道内の色々な小麦と一緒に製粉されて北海道産として市場に出荷されてしまう。自分の作った小麦がどのような評価を受けているのか分からない。

そこで立ち上がったのが山本忠信商店の山本社長。

食のさらなる「安心安全」が叫ばれる中、十勝の小麦は十勝の製粉工場で製粉し、「生産者の顔が見える」、「消費者の声を直接聞ける」体制を作るとの思いで、2011年7月に完成したのがこの「十勝夢☆mill工場」なのです。

この工場の設備は最新鋭のスイスのビューラー社製で、ネットワークでビューラー社とつながっており、設備管理がされているとのこと。

この最新の設備を使って、小麦は粒子の大きさや成分別に24種類に挽かれ製粉されるそうです。 まだまだ本格稼働はされていないとのことでしたが、いずれは24時間稼働となり、十勝の小麦を生産地から直接発信していくそうです!山本社長の熱い思いに感動しました!

料理教室と交流会

初日の最後のイベントは、帯広コア専門学校で地元食材を使った料理教室と作った料理を十勝管内の農家さんと一緒に食べる交流会です。

料理を作るのにあたり、ご指導いただいたのは後藤純子さん。班ごとに分かれ、苦労しながら?も次々と料理を完成させていきました。

そして、全ての料理が出来上がる頃には生産者の方も揃い、予定より少し遅れましたが交流会の開始!

乾杯の前に生産者さんに自己紹介をしていただき、乾杯後は個別に交流を深めることができました。

なかなか生産者の方々の声を聞ける機会は少ないので貴重な経験ができました。

初日から盛りだくさんのフードツーリズム。明日はどんな出会いがあるかとワクワクしながら眠りにつきました。

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