食べ残し0キャンペーン2009

応援メッセージ

わたしたちのココロとカラダを育む食卓を、楽しく豊かなものにするために……。
今ある食べものを大切にして、おいしく食べる工夫をしよう。
そんな思いに共感し、「食べ残し0キャンペーン」を応援してくださる方々から、みなさまへのメッセージです。

フード・ジャーナリスト
小松 喜美

 フード・ジャーナリストとして世界の食事情を観察していると、色々なことに気付かされます。 
 「南アジアの飢餓人口は過去二年で一億人増加。現在4億人以上が慢性的な飢えに苦しんでおり、40年間で最悪の水準となっている。」国連児童基金(ユニセフ)が6月2日に発表した報告書です。
 普段の日常生活ではもったいないと思いながら、食べ残し0を完璧に実行するのはなかなか難しいものですが、このユニセフのレポートを読むと、いかに日本が恵まれた環境にいるか、食べ残しができるという先進国のみの「豊か過ぎる現実」を実感させられます。
 20世紀はアメリカに代表される消費社会の時代でしたが、これからの21世紀は、日本人が本来持っている美徳、「もったいない」に代表される「限られた食や物を大事にする気持ち」がもっと注目されていいと思います。
 様々な海外の食事情を見ていると、それぞれの季節に旬があり、バランスにも優れた「日本の家庭のごはんの豊さ」に感動することも多いのです。できるだけ無駄なく材料を使い、自然のものを必要な量だけシンプルにいただく・・・・・・日本人だからこそできる豊かな「食べ残し0」の食卓だと思います。
 地球環境すべてをいきなり変えることはできないかもしれませんが、自分の出来る身近なことからコツコツと実行していく。これが私たち世代だけでなく、子供の時代までを含めた地球環境を変えていくことにつながるのではないでしょうか。「食べ残し0」に向けて、出来るところから頑張りましょう!

プロフィール
 イギリスをメインにヨーロッパの魅力を食と文化の視点から紹介するフード・ジャーナリスト。料理・菓子は「ル・コルドン・ブルー」やパリの「リッツ・エスコフィエ」で学んだ経験をもとに、「食べることは生きること」を信条として、日々おいしいものを探究する日々をブログや雑誌媒体のメディアに掲載しています。http://britishtaste.cocolog-nifty.com/blog/
アンジェ web shop
セレクチュアー株式会社 代表取締役社長
洞本昌明

「いただきます。」
子供の頃は、当たり前のように口にしていたこの言葉。
今、この言葉に意味を込めて言えている人は、
果たしてどのくらいいるのでしょうか。

丹精込めて育てられている生産者の方、
そして、美味しい料理に作り上げてくれる方、
そんな多くの方々の想いが詰まっている食事を口に出来ることに、
感謝しなくてはならない。

大人になると、大きな声では言いづらい時もあるが、
そんな時は、心の中でだけでも、その感謝の気持ちを込めて
「いただきます。」と言ってから食すことで、
意識的に‘食べ残す’事が減るのではないかと思います。

この、ほんの小さな意識が未来に大きな意味を持ち、
食べ残しゼロが実現する事は、人としても幸せな事ではないでしょうか。

プロフィール
75年京都府生まれ。大学を卒業後、イタリア食器輸入代理店へ就職。その後、家業のふたば書房(京都府)へ入社。00年にEC事業部を設置、ネットショップ「アンジェ web shop 楽天市場店」を立ち上げる。05年2月、アンジェ web shopの更なる成長を目指し、セレクチュアー株式会社として独立。現在、各地でEコマースセミナー講師を務める。また、日本流通産業新聞などをはじめコラムを連載中。 http://www.angers-web.com/
料理研究家
枝元なほみ

食べ残し0キャンペーンに賛同します、参加します!
いいと思う、ぜひすすめましょう、食べ残し0!

私の仕事は料理をつくること、たとえば今日は餃子特集の撮影でした。

7種類、合計234個の餃子を包んで、焼いたり茹でたり。もちろんみんなで、あーだこーだと言いあって、わいわい試食しながら撮影はすすむんですが、さすがに食べきれるものじゃあ、ありません。どうするかというと、試食が終わったものは次々とお持ち帰り用パックにつめて、編集部の人たちのお夜食になったり、スタッフの夜ごはんになったりするのです。



食べ物に囲まれている日々だからこそ、残して捨てなくちゃいけないとなったら本当に心がすさんじゃうんです。丁寧においしく作ろう、簡単でも体や心にいいご飯を作れるように考えよう、そういう努力も一緒に捨てることになっちゃうからです。



食べ物に生かされている、食べ物のおかげで生きている。ちゃんと食べてちゃんと生きてく、何よりもそのことが大事だと思っています。きちんときれいに食べて、上手に消化して体の中をよどみなく通してエネルギーに変えて、元気に生きてく。



それができれば多少こんがらかった人生だって大筋だいじょうぶ、そう思っているのです。
おいしくだいじに食べましょ、一緒に元気に生きていきましょ!

プロフィール
横浜市生まれ。明治大学文学部卒業。劇団で役者をしながら無国籍レストランで働く。劇団解散後、フリーの料理人となり女性誌や新聞、テレビ、ラジオなどでアイデア料理を紹介している。日本各地の生産現場をまわるうち、食を考えるには農漁業などの生産の現場を支えることの必要性を感じ、農業を応援する「チームむかご」結成。山芋の球芽である「むかご」を流通にのせようと日々奮闘中。 http://mukago.jp/
農業生産法人株式会社オークリーフ牧場 代表取締役
柏葉晴良

私は牧場をやっています。仕事は『牛の命をひと人間の未来へと繋ぐ命のリレー』。牛は、その尊い命をお肉という形でひと人間に預けてくれます。

そんな風に考えたら、可哀想で食べられなくなるという人もいるでしょう。しかし、お肉もお魚も野菜も全てが『命のリレー』なのです。

「食」を得るために、それを自らの手で育てることが当たり前ではなくなり、その代わりにスーパーの食品売り場へ向かうことが日常となった現在、『命のリレー』を肌で感じることはなくなってしまったのではないでしょうか。

しかし、これを機会にみなさんも『命のリレー』を考えて欲しいと思います。そうすれば、もっと食べ物を大切にする様になるのではないでしょうか。

プロフィール
昭和31年、十勝芽室町で酪農畑作農家の長男として生まれる。25歳で父が他界、同時に親類の負債も背負い、地域一の借金王の異名をとる。抗生物質入りの飼料をいち早く導入、数字と効率重視の経営にまい進するが、その後、食肉に対する安全要求に応え、抗生物質無添加、非遺伝子組み換え、収穫後農薬未使用原料を使った飼料だけを与えた、ブランド牛「未来めむろ牛」を生産。また、生産者自らが履歴を開示するトレーサビリティシステムを開発し、実施している。 http://www.oakleaf.jp/
農家のこせがれネットワーク代表
株式会社みやじ豚 代表取締役社長
宮治勇輔

農家のこせがれネットワークには全国各地の若くて元気な農家さんが集まっています。
農家さんの食材を集めたお食事会イベントでは、農家さんも集まった方々もお野菜談義に花を咲かせていて、本当に楽しそうにしていました。

食べ残しは誰しもよくないことであることがわかっていると思います。
もう一歩意識するために必要なことは、食材に対する思い入れの強さだと思うのです。
この食材は私の知り合いの○○さんが育てたものだからという意識が働けば、自然と食べ残しは少なくなるはず。

食べ残しゼロを意識するために、自分の知り合いの農家さんから
食材を買って食べてみてはいかがでしょうか。

プロフィール
養豚農家。2006年9月に父のはじめた養豚業を法人化。 株式会社みやじ豚を設立。弟との二人三脚で2年で神奈川県のトップブランドに育て上げる。2008年、農林水産大臣賞受賞。農業プロデューサーとして、NPO法人湘南ス タイルで食と農のポータルサイト「おいしい茅ヶ崎」をプロデュース。最近では、農家のこせがれネットワークを立ち上げ、一次産業を「かっこよくて・感動があって・稼げる」3K産業にするために活動中。 http://miyajibuta.livedoor.biz/
キャスター・エコライフジャーナリスト
慶應義塾大学大学院システムデザインマネジメント研究科教授
林美香子

食料自給率40%の日本は、食料を大量に輸入し、そして、大量に廃棄している国。もったいないことですね。

私は、「農都共生」(農村と都市の共生)による地域再生をめざして、フォーラムや農園ツアーなどを開催しています。この「農都共生」は食べ残しゼロにも大きな効果があるはずです。

丹誠込めて自分で育てた野菜は、大切に収穫し、大切に料理しようと思うもの。決して、腐らせたり、無駄に捨てたりすることはできませんよね。都会の人が農業体験をすることで、食べ物を大切にする心を育み、食べ残しゼロを実現できると思います。

プロフィール
札幌出身。北海道大学農学部卒業後、札幌テレビ放送アナウンサーを経て、独立。現在、AirG「ミカコマガジン」など担当中。「農業」「環境」などのフォーラムに、パネラー・講師・コーディネーターとして参加。「農村と都市の共生による地域再生」の研究で、北海道大学より博士(工学)・Ph.Dを取得。著書「農都共生のヒント」(寿郎社)、「農村へ出かけよう」(寿郎社)など。札幌在住。 http://www.noutokyousei.jp/
FOOD ACTION NIPPON推進本部事務局

「FOOD ACTION NIPPON」とは、日本の食を次の世代に残し、創るために、食料自給率の向上を目指して、農林水産省と民間企業・団体等が主体となって推進する国民運動です。

FOOD ACTION NIPPONでは食料自給率向上の為の5つのアクションを推進しています。その中の一つが「食べ残しを減らしましょう」です。開発途上国で飢餓が問題となっている中、日本では食料を大量に輸入して大量に捨てています。この現状を踏まえ、家庭においても、食品の無駄な廃棄、食べ残しを減らしましょう。

またこの夏FOOD ACTION NIPPONでは推進パートナーのホテル・旅館と協力して、食べ残しを減らす施策を展開いたします。みなさんのご参加をお待ちしております。


リンクをはって、食べ残し0キャンペーンに参加しませんか?

食材や料理をおいしく食べきるための工夫を実践されている方、本主旨に賛同してくださる方は、ぜひご自身のブログやホームページにバナーを貼って、キャンペーンにご参加ください。バナーを表示するには、以下のタグをHTMLにコピー&ペーストしてください。

オフィシャルバナー1(280×110ピクセル)
<a href="http://www.food-sommelier.jp/zero2009/index.html"><img src="http://www.food-sommelier.jp/zero2009/img/banner01.jpg" alt="食べ残し0キャンペーン2009" border="0" /></a>
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体験イベント レシピ特集

VOL.3
かぼちゃの煮物を
リメイク
[07/06 公開予定]

VOL.4
ポテトサラダをリメイク
[07/21 公開予定]

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ミートソースをリメイク
[08/03 公開予定]