フードソムリエ1周年キャンペーン開催にあたって
あなたの家の冷蔵庫やキッチンに食べ残しはありませんか?
オフィスにも、レストランにも……。
ここ数年、日本の食糧自給率について、TVなどのメディアで大きくとりあげられる機会が増えました。カロリーベースで40%を切るその数字を目の当たりにし、一見豊かに見えている日本の食卓が、いかに輸入に頼った「食に貧しい国であるか」を知ることとなりました。
昨年来の原油相場の高騰により、食品価格は高くなる一方。同時に輸入飼料や肥料の価格も高騰し続けています。そんななか、四川省大地震の影響を受けた中国では、2008年度、全輸出リン製品に対する輸出関税を100%に引き上げるという政策が公表されました。
リンは、植物が生育するための必須要素のひとつです。その多くを中国からの輸入に頼ってきた日本の農業は、大変厳しい状況に置かれたことになります。この状況が続けば、離農に拍車がかかり、ひいては日本の農業全体の更なる衰退を招くという事態も十分に考えられます。
今、私たち生活者が、できることはなんでしょうか?
「現状を正しく知ること」
「国内生産者の方々の作物を買い、畑を側面的に支えること」
そして「食べ残しを減らすこと」。
そこで私たちフードソムリエは、サイトのオープン1周年を迎えるにあたって
「最後まで、おいしく食べきろう!〜食べ残し0(ゼロ)キャンペーン〜」を
実施することにいたしました。
皆さんと一緒に始めるこのキャンペーンは、とても小さな試みかもしれません。
しかし、その一歩一歩が明日の食を変える未来につながっていくということを私たちは知っています。
まずは、わが家でできることから始めてみませんか?
本キャンペーンに先立ち、フードソムリエではアンケートを実施しました。
冷蔵庫の中に食べ残しがあるご家庭は82.4%。
恥ずかしながら、わが家もこの中に入ります。
この数字が1%でも減るよう、キャンペーンを通じて、たくさんの人に家庭での食べ残しについて考えてもらう「きっかけづくり」ができればと思っております。
もし、この趣旨にご賛同いただけましたら、
どうぞあなたも「目指そう! 食べ残し0(ゼロ)宣言」をしてください。
最後になりますが、本キャンペーンの趣旨に賛同くださった皆さまから、たくさんのメッセージをお寄せいただきましたことに、深く感動し心から感謝申し上げます。
また、ご協賛くださった企業のみなさまにも、この場を借りて心からお礼申し上げます。
フードソムリエ代表
北村 貴
2008年8月1日
※この記事は、2008年7月の取材に基づいて構成したものです。
コメント (4)
1周年おめでとうございます!
日ごろの小さな心がけが、大きな変化に繋がるのかもしれませんね。
生活者として、今できることを少しずつ行っていきたいです。
投稿者: おかか | 2008年08月01日 13:51
日時: 2008年08月01日 13:51
ワタシの場合、既に日常の生活が「食べ残し0(ゼロ)宣言実施中」でございますので、さらに進めて、「相席者の分も食べ残し0(ゼロ)宣言」させていただきましょう。たとえ、残す気がなくとも、隙を見せればいただいてしまおうという弱肉強食スタイルであります。
一緒に食事してくださる方、いなくなってしまいますね。
元々そんな方はそれほど多くはないですから、痛痒をかんじませんけれど。ほほほ。
さて、食糧問題というのは実は「スグそこにある危機」といって間違いないんでありましてね。日本を攻撃するには、核兵器なんか必要ないわけです。食糧封鎖してしまえば、それで済む。あっという間に降伏せざるを得ないわけです。それって、国家安全保障上も非常に由々しき問題なんですけれどね。
そういった問題に対処するには、国民全体の意識の変革が必要です。今回のキャンペーンはその一環として非常に評価できる取組であるとワタシは捉えております。
投稿者: 端野 萬造 | 2008年08月01日 23:13
日時: 2008年08月01日 23:13
1周年オメデトウございます。
『きっかけづくり』、賛成です!!
「知ってる」と「知らない」では、考え方が違いますね。
意識の持ち方も変わります。
私もこちらのサイトで更に情報を得て、
一方向だけではなく、
もっと色んな角度から未来を見つめ
知った事を次の方へ、お伝えする事が出来たらと思います。
投稿者: TOKI@オホブラ百貨店 | 2008年08月04日 13:13
日時: 2008年08月04日 13:13
祝一周年♪
時間の経つのは速いですね!
エコの時代です。食べのこさず工夫して美味しく身体の肥やしにしたい物です!
投稿者: 谷黎子 | 2008年09月05日 20:27
日時: 2008年09月05日 20:27