京都・円山公園の老舗料亭「菊乃井」の三代目主人の著書

「煮物が一気に短時間でしあがります。また、油揚げの油抜きや大根の面取りといった手間も、
これをしなくても味は変わらんやろ、ということで省きました。その代わり、これだけはゼッタイしたほうがいいということはポイントとして入れています。」という本の始まりの一説。
説得力あります。

そしてこんな一文も。「レシピはどれもびっくりするほど簡単です。料理研究家の先生が作りはるおしゃれな料理とは違いますが、プロの料理人にしかできない的確な判断をしたレシピにしあげています。
いかに簡単に作るか。そのためにはいらんことはしない、etc・・・」
料理研究家と自分自身が恥ずかしくもなる言葉でした。

そして、プロの料理人から、『あの料理研究家は他の人と違う、料理をわかってる！』と
称されるようになろうと決心した本でもあります。

by 料理家　松村佳子

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