ごあいさつ
みなさん、こんにちは。料理家 山田玲子です。
今日から12回にわたって、男性向けに料理を指南するコラム「いざ!男の料理塾」をお届けします。
2008年に市川市男女参画課の「男性料理クラス」がスタートし、今年で10年目です。
平日の午前中という事もあり、50代後半から70代の既に退職されている方が多く参加されています。同時に「父と子親子deクリスマスケーキ」のクラスもスタートしこちらはイクメン中の若いパパ達。「婚活クッキング」もここ数年毎年開催し、老若の料理したい男性の気持ちはググッと掴んできました。
数あるハプニングにクスクスと笑ったり・・思いがけない質問でタジタジしたりと・・
でも彼らが何を作りたいのか?何が解らないのか??はよーく理解できました。
初めて包丁を握る方、お料理がちょっと得意なオジサマがいらっしゃったり、料理クラスに参加する理由も様々でした。
私は料理家になり今年で23年目になります。
きっかけは1983年に国際交流の活動で日本の11歳児4人とフィンランドの国際キャンプに1か月滞在したこと。英語の通じない日本の子供たちがホームシックで涙ながらに一緒に作った60人分のちらし寿司を通して「食は一番身近な外交!」「食することは人の輪なり!」と言うことを強く感じました。
海外で料理クラスやイベントを開催することも多く、日本のソウルフードは何か?と考え!そうだ!おにぎりこそが日本のソウルフードで世界に紹介できる日本のご飯だと思って「おにぎりレシピ101」バイリンガル本を出版しました
その他にも数冊出版し、毎月多くのマダム達のクラスを開催し、男性クラスでこんな事があったのよ・・と話をすると、奥様の意見も多数聞けて、それを今度オジサマクラスで
奥様はこんな風に話していますよ!とお伝えしております。
私のモットーは食は一番のコミュニケーションツールである!初回はシーンとしているクラスもようやく笑い声が出てきたり・・・
そんな料理男子の気持ちを掴んだ私としては、男性向きの本を出そうと思いました。
オジサマ方との料理教室の経験から、ちょっと笑っちゃうエピソードも入れて・・「定年ごはん」をこのたび出版いたしました。
「先生!せん切りってどの細さですか?これくらい?」
「あらら・・・それは短冊に切ってしまったのね・・」
「ちぎるってどんな感じですか?」
「紙をちぎるようにね。」
「鍋でお米炊けるんですか?」
「お家にあるお鍋でも美味しく炊けるわよ!」
「味噌汁の味噌ってたくさん種類がありますよね。」
「季節や具によって種類を変えると、ぐんと点数アップね」
定年準備はお金じゃなくて食です!
「いざ!男の料理塾」では、まず12回に分けて一般的な朝食、昼食、夕食のメニューの作り方、またそれに伴う材料や道具の揃え方や準備の仕方などと一緒にご紹介していきます。
さあ男性の皆さん、男の料理塾へようこそ!
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