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ふくいの伝統工芸と食材 アーカイブ

2008年7月24日

越前和紙

今回は、手漉き和紙の出来るまでを簡単にご紹介します。

原料のこうぞ。
今は輸入が殆どらしい
この植物の繊維が、紙になる。

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原料を水に浸して・・・

小さな小さな、ゴミを取る。

おのおばちゃんは、一日中この姿勢で、この仕事をしている。

きっと一日中を、何十年も・・・・


リズミカルな動き
一枚一枚、漉かれていく和紙。

その動きは、リズミカルで流れるような動作。

一枚一枚
漉かれた和紙は・・・

一枚一枚、重ねられていく・・・。
針で取る
漉きあがった和紙が、まだ半乾き状態の時に・・・

針で、更にチリやゴミを取り除く。


展示品
和紙の里通りにある、「和紙の博物館」には、

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越前和紙の産地で漉かれている和紙が
手漉き、機械漉きを問わず一堂に展示してあります。

圧巻!!

ないげに「キリンまろやか酵母」のラベルも展示してあったりして・・・・・

そう、実は意外な所に「越前和紙」なのです。

2008年11月10日

ふくいの地酒蔵【福千歳】さん

先日、ちょっとしたご縁で福井の地酒蔵のひとつ【福千歳】さんへ伺いました。

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昨年秋に行われた、福井県酒造組合さん主催のイベント・・・・
ふくいの地酒蔵さん自慢の日本酒が、大吟醸、純米、等の種類別に並べられ、試飲し放題、というとっても美味しい催し。

飲み比べし放題の中、どの種類も「ムム!!!」と思ったラベルにはどれにも「ふくろう」君が・・・・。
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そこで始めて知った、山廃造り
詳しくは、all about (日本酒)をご覧下さい。
福千歳さん(田嶋酒造さん)が記事になっています。
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伺って納得、奥さんとお話して納得。

「美味しいには訳がある」
そして決して表には出ないその手間は、お蔵さんが負っている。
「結局は”人”なり」 ← コレって北海道と同じだ。
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今回買い求めたのは、山廃純米吟醸酒 【徳】

スパイス香る「打ち豆のカレー煮」を、古代小麦スペルトカンパーニュに乗せて、ブルスゲッタに・・・。

う~~ん、合いますねぇ~。
相棒の幅がとても広いお酒だと感じました。

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ワンカップ三兄弟もあります。

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これからの寒い季節・・・・

熱々フーフーを酒の肴に・・・・
日本酒チビチビで、オツな時間も悪くない。

上のお料理【むかご親子焼】のレシピUPしています。
長芋とむかごを使っているので、親子焼・・・・・・「チト単純、そのまんまやないかい!」と 自身で突っ込みたくなるネーミングですが・・・・
他に思い浮かびませんでした。あしからず。

*******
今回の出会いは、石窯パンと素敵な人がキューピット。

野の花石窯は、私に素敵な出会いをもたらしてくれます。
いつもありがとう、石窯

2008年11月29日

甦る布

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古い着物布を細く裂いて、丸め・・・

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縦糸のかかった、手織り機で織っていく・・・

弱った布が、裂き織の丈夫な一枚の布に再生されていく・・・・

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数十年前の、お嫁入り道具のコタツ布団の赤い布も・・・

生き返った。

野の花工房から、車で15分。

【月尾手おり工房】
 
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友人がお手伝いしているこの場所・・・廃園になった保育園。

この場所も、甦った場所です。

2008年12月 9日

「おいしいふくい食べきり運動」

今朝、「めざましテレビ」を流し見していたら・・・・・

「食べ残し」がテーマの中、こんな取り組みをしている自治体という事で・・・・
ふくいの話題を取り上げていた。

【おいしいふくい食べきり運動】
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「おいしいふくい食べきり運動」応援サイトは → コチラ

スーパーで買った牛乳パックの側面には・・・

   ↓
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TVでは、県民の認知度は三割程度と言っていたけれど・・・・
実際は、もっと低い気がする・・・(県の方違っていたらごめんなさい)
(私が知らないからそう感じただけなのかな?)

私自身、この運動を知ったのはつい最近の事でした。(恥)

こんなに素晴らしい運動を展開している所に住んでいる住民として、
応援し実行したいと強く思ったのでした。

2008年12月31日

ふくいの大晦日は・・・

今年六月から始まったこのブログも、2008年最後となりました。
「野の花の暮らしfromふくい」にお付き合い下さった方々、本当に有難うございました。

今年も素晴らしい出会いが沢山ありました。
この出会いを、来年へと確実につなげていけたらと思っています。

来年も”美味しい幸せ”を、より多くの方へこの福井からお届けしたり、お伝え出来たらと・・・・
ここでも出来る事、ここでしか出来ない事をゆっくり淡々と・・・・。
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さて、ふくいの大晦日といえば・・・・

越前おろしそばを食べて・・・
おこたに入りながら、水羊かんやみかん食べながら紅白を見る。
これが定番。

そうです、ふくいの水ようかんは、冬に食べる季節限定郷土の庶民の和菓子なのです。
(年末のスーパーには、この水ようかんが山積みされています)

その準備も整いつつあります。

皆様もどうぞ良いお年をお迎え下さいませ。

2009年1月 4日

越前漆器大皿

とある日・・・知り合いの蒔絵師さんが・・・
「これ良かったら、撮影に使って~」と、漆器の大皿二枚(他にもいろいろ)
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こんな立派で高価なもの・・・。キズ付けちゃったら大変・・・・。

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朱色大皿の中心には、その蒔絵師さん手書き金の桜の花びら・・・豪華絢爛
使わせて頂いて、もしもの事があったら、やっぱり一大事!!

そんな、私の心配に・・・
「大丈夫、大丈夫。もしキズ付いたって、又僕が塗りなおせば済む事だから・・・」
@@
そうでしたそうでした。ここは越前漆器のお膝元!! 職人さんの心強いお言葉。

その大皿の裏側は・・・
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黒漆

よーーく見ると・・・
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夜桜・・・

お言葉に甘えて、パンをのせての撮影・・・・
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ここふくい丹南地区は、和紙や漆器の職人さんが普通にいる贅沢な場所・・・。

2009年1月 6日

お正月は・・・

年明けて六日目・・・・・
いつもの日常にすっかり戻ってまいりました。
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今更ですが、皆さんどんなお正月をお過ごしでしたか?

私は、元旦午後より実家で、両親や弟家族そして叔父家族等々で、総勢15名で飲んで食べてワイワイがやがや・・・・。

そして翌二日は、我が家で義姉夫婦&その家族で、総勢17名飲んで食べてワイワイがやがや・・・・。

お節やお寿司、エスニック唐揚げ(2kg)、揚げ卵のピリ辛トマト煮(20個)、シューマイ(50個)、ブリ大根(大鍋一杯)等々で、おもてなししたのですが、写真を撮ってる暇は無く、画像はなしでチョット後悔しています。

あたりまえだと思っていた毎年の風景なのですが、改めて振り返ると、
こういう時間って生きていく上で結構大切な事柄なんじゃないかと感じました。

人と人が集って、食卓を囲む。
その食卓は、囲む人の事を思い並べられている。

日々それぞれ自分の時間を過ごし、各自の人生を生きてるけれども、年に一度集って食卓を囲む。

「多分、良いことも悪いこともいろいろあるだろうけど、やっぱり頑張ってみようかな・・・」
自分の周りの人達と集う事で、なんだかそんな気がしてくる。

それは、年老いてきた両親も、私も、そして息子達も年代で思うことは違えどもきっと感じたはず。
(一昨年大病をした私の父は、来年も元気で親戚一同と美味しいお酒を飲みたいと思ったはず。
それが、今年一年の生きるエネルギーになったんじゃないかな?)


これからの世の中、家族に限らず、友人知人と囲む食卓が、そこで過ごす時間が
”明日からの生きる力”をもらえる”場”なのではないのかと思ったりしました。

*********
画像は、我が家のお雑煮。
昆布出汁、入っているのは蕪と丸もちのみ。
仕上げに、花鰹と三つ葉。
田舎味噌仕立ての、至ってシンプル、全く絵にならないお雑煮です。(笑)
でも、これが大好きな福井っ子の私です。

2009年1月17日

小さすぎるカレイ

先日ご近所から頂いた、小さなカレイ四十数匹・・・・
流通にのり損ねた?小さすぎるカレイ達・・・・from越前海岸。

早速内臓処理をし、軽く塩。
そして、串刺し後・・・・
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我が家の南側へブラブラ・・・・・

そこを通る度に、ほのかに磯の香りがする。そして思う・・・・
「今日にしようか明日にしよか、何にしようかカレイのおかず。」

結果・・・

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ひとまず、唐揚げになりました。
小さすぎるお陰で、頭からシッポまで何のためらいも無くボリボリぱくっ。

干せた半分は、知り合いにお裾分け・・・
唐揚げ後の残りは冷凍保存で、ひとまず一つの仕事終了。

2009年1月20日

越前和紙の小さなイベントやります

私の産まれた町にある、越前和紙の里。
そこにある、和紙の里通りでのイベントに野の花工房も時々参加させて頂いています。

その時いつも地元業者の方が、和紙を提供して下さいます。
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昨年GWのこの時 ↑ だって、カフェの準備で時間が無くなり看板まで準備が出来なかった私に・・・
「それじゃ書いてあげる」と、大きな大きな一枚和紙で即興で看板完成☆
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会議用の無機質なテーブルだって、和紙でこの通り・・・

常々イベントに参加している私達は、
「こんなに贅沢に和紙を使わせてもらって、ありがたいなぁ~~」と思っていました。
そして、「端和紙も十分に使えるのにもったいないなぁ~」とも・・・

そこで、先ずは小さな第一歩・・・・

来月一日(旧お正月)に、和紙の里通り 卯立の工芸館で小さなイベント行います。

『和紙だるまの縁起物作りワークショップ& 野の花カフェ』
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 ↑ かわいいでしょ。端和紙で作った起き上がり小法師風縁起物ダルマです。

当日は「春恋キューブ」も、お目見え予定です。

詳しくはコチラを → ポチッ

*************
<越前和紙とは>

奈良時代には仏教に必要な写経用紙を漉いていました。
公家や武士階級が紙を大量に使い出すと益々さかんになり、
「越前奉書」「越前鳥の 子」などは上質紙として、高い評価を得ていました。
その後幕府や領主の厚に保護を受け、全国でも有数の産地に発展。
繊細優雅な肌合いを身上とし、その種 類の豊富なことは他の追随を許さない1500年の歴史があります。

2009年1月28日

「睦月 野の花便り」越前和紙の包装

ふくい野の花工房より毎月お届け、季節の石窯ぱんセット。
「睦月野の花便り」の発送を終え、ホッとしています。
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今月の「野の花便り」でデビューした、『春恋キューブ』
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フードソムリエさんを通して知り合った、生産者ブログも書いていらっしゃる前田さんの小麦「春よ恋」使用。
このご縁を頂いた、フードソムリエさんに感謝です。

ふくいでひっそりコツコツ野の花工房ですが、人と人とが繋がる事で新しい「コト」が起き、
動くものなんだと実感しています。
この『春恋キューブ』への想いは、野の花工房HPブログに書いています。よろしければ →ポチッ
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さて、今月の越前和紙ですが、
2009年初窯となるので・・・・

”おめでたい”をイメージした包装としました。

広げれば、一枚の和紙となり、のりテープ等使っていません。
お裾分けの包装や、ご家庭で何かに再利用して頂けたら嬉しい限りです。


2009年2月 2日

越前和紙の里「卯立の工芸館」

このブログでも、お知らせしていた
越前和紙の里 「卯立の工芸館」でのイベントが、昨日無事終了致しました。

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和紙の里通りにあるこの施設は、登録有形文化財にも指定されている建物。
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紙漉き家屋の典型的な構造家屋を、この場所に移築し現在は紙漉きを見れる場所となっています。

その内部は・・・・・
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入ってすぐに土間、そして広い板の間に囲炉裏。

奥には、田の字になった四つのお座敷。

そして右手には、漉き場があります。↓
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ここでは、伝統工芸士の方々が、昔ながらの方法で紙を漉いていらっしゃいます。
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このお座布団には、地元のおばあちゃんが座り・・・

原料のチリやごみを取り除く作業をされています。

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この場に居ると、どの風景も、大切な日本の宝物だと感じます。
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漉き上がったばかりの和紙。
美しい。

こんな素敵な場所を使わせて下さった、和紙の里通りの皆様や地元の皆様に感謝しつつ
次のブログでは、そのイベントの様子をご紹介しますね。→ ポチッ


「野の花カフェ」in卯立の工芸館

さて、前ブログでご紹介した「卯立の工芸館」でのイベント。

「ダルマコロコロ 縁起物づくり」と「野の花カフェ」

当日の2月1日は、旧お正月という事でテーマは「縁起物」と相成りました。
和紙のクラフト作りは、縁起物の「だるま」を和紙で作って頂くというワークショップを開催。
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沢山の種類の和紙の中から、お好きな和紙を使い放題!!!
産地ならでは、何て贅沢!!

そして、出来上がった個性豊かな「和紙だるまちゃん」達・・・
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その他のカワイイ「和紙だるま」ちゃん達は、コチラ → ポチッ

「和紙だるま」作りを愉しまれた後は、「野の花カフェ」でごゆっくり・・・。
板の間と囲炉裏端、そして和室の一室を使わせていただきました。

和室のしつらい

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和室会議用のテーブルを二枚合わせたその上には・・・・

テーマの縁起物のイメージに合わせて、今回は朱色の和紙を使いました。
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私が朱色の和紙を乗せたら・・・・
あじゅちゃんが、薄緑の柔らか素材の和紙を重ねて置いてくれて・・・
更にその上に、私が表エンジ、裏白の和紙を二つ折にして重ね・・・
ふさえさんが、その辺のつばきを一輪越前焼の器にあしらってくれて・・・
そしてあさみちゃんが、和紙だるまを飾ってくれて・・・・

何をどう合わせても、しっくりきます。

カフェでお出ししたのは・・・

漆のお皿でのワンプレート。
ご用意した、数種類のジャムはセルフでご自由に召し上がって頂きました。

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そしてお出しした「春恋キューブ」もお陰様で大変ご好評頂きました。

その様子は コチラ → ポチッ

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野の花工房は、これからも「食」の部分で、伝統工芸を知っていただいたり、
愉しんで頂いたりするお手伝いが出来たらと思っています。

次なるイベントのテーマは「桜」と決まりました。
さて、何しましょうか??

2009年2月 6日

木槽(きぶね)搾り

小さい頃、新酒を絞るこの季節には・・・

母が近所のお酒やさんから、酒粕を買ってきて
ストーブの上で焼いて、お砂糖つけて食べるのが恒例
食べると体がホカホカしてきて(単に酔ってるだけ?)、ほんわり香りが良くて美味しかったなぁ~。

冬に食べる食べ物のひとつでした。

でも、最近スーパーに並ぶ酒粕に物足りなさを感じ、すっかり酒粕に興味を失っていたのでした。

が、見つけちゃいました♪
先日、頂き物でご紹介した酒粕!!
福千歳さんの酒粕。

でも、更にスゴイ酒粕が・・・
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福千歳さん、山田錦山廃純米大吟醸木槽(きぶね)搾りの酒粕です。

じっくりじっくり、お酒に無理をかけないで絞る様子はコチラ → ポチッ
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香りがすごく良くて、これだけでお酒の質の高さが分かりますね。

昔昔、母と食べた酒粕の味。これですこれ!!

昔ながらの酒造りをされているのが、この酒粕の中に生きてる酵母の香りで分かります。
この数十年の間に、省かれてきた手間と共に、失われた味もあるでしょう。
でもこの酒粕は、昔と同じ手間を惜しまず守り続けている事を証明している気がします。
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トースターで焼いて、黒蜜&コンデンスミルクで食べるのがこのところのお気に入り♪

そして、バレンタインの次なる行事、桃の節句には・・・
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コンデンスミルクが入り、コクがある「甘酒」も美味しい♪

この「ミルキー甘酒」のレシピはこちら → ポチッ

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この酒粕は、福千歳さんウエブショップで購入できます。

2009年3月 2日

蒔絵師の車には・・

ちょっと前の話ですが・・・・

とある日、野の花工房へやって来た知り合いの蒔絵師のM氏。
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その車に、なにやら大きな物体が積んである・・・・。
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何かと思いきや・・・

樹齢170年、水に強いヒノキの一種、あての木(?)の一枚板で作られたシンク&調理台なのだそう。@@
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これに、漆をほどこしたのが、M氏。
ある住宅メーカーさんとの共同開発だとか・・・。

実物は、すごい存在感がありましたよ。

ここでもし、腕利きの料理人が調理をしたら、大胆且つ繊細なお料理が生まれそうですね。

素材がヒノキだけに・・・・
これぞ料理人の檜舞台!!??・・・なーんて。
(今回は、つまらないシャレで〆させていただきました。)

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M氏は、越前漆器の産地で、漆に家紋や絵を施すお仕事をされています。
詳しくはコチラ → ポチッ
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2009年3月27日

贈る心を折り込む

「折形」
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(おりがた)とは、礼の心を形に表す為に和紙でものを包み贈る、
日本独自の美しい文化で六百年の歴史があります。
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桜模様の、一枚の和紙を折り込む。
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その中には、自家製夏みかんマーマレードを、クーベルチョコで固めた「チョコ柑の塊」
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糊やテープは使わず、広げると又一枚の紙に戻る・・・・
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今月の「野の花便り」は、二周年記念。
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二年間続けて来れた感謝の気持ちを、折形に込めて・・・・・・

贈る(送る)心を折り込む。

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世界に類を見ない日本古来の気品と優雅さを持った折形の美学を
少しでも日常生活に生かし、後世に・・・・・・

詳しくは、山根折形礼法HPをご覧下さい。
(越前和紙も使われています。)
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「弥生 野の花便り」は、春爛漫 桜の包装でお届けしました。
野の花HP ブログでご紹介しています。 →ポチッ

2009年3月29日

路面電車に乗って・・・

昨日午後・・・・

福井市内を走る路面電車に乗り終点まで・・・。
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降りて目の前にある、フェニックスプラザであったイベント
「越前・若狭の地酒 春の新酒まつり」に参加してきました。
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丹精込めて作られた新酒が、県内三十余りの蔵元さんのブースで試飲出来ます。

それぞれの蔵元さん、大吟醸、吟醸、純米、にごり等々・・・・三種類以上は試飲出来るので、単純計算でも九十種類以上のお酒が呑める。

まぁ、何と贅沢なイベント!!これで前売り千円です。@@(ふくい価格ですね)

こんなお得なイベント、人が来ないわけが無い!!? 
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以前から気になっていた「福千歳」さんの「酒×酒」。
お酒で仕込んだお酒も飲む事ができました。
新しいお酒の味発見!!
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越前和紙の里にあるお蔵さん「寿喜娘」。
(先代亡き後、女性ながらもお蔵を守っているyukaさん)

どこのブースも大盛況でした。

そして、お蔵さんの他には・・・
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越前蕎麦や、焼き鳥、かまぼこ等のおつまみ横丁が・・・・
(こちらは、実費)
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その中でも、このパンとチーズがとても美味しく、日本酒にもピッタリでした。^^


 

2009年4月11日

食卓を彩る・・ふくい

越前和紙、手織、越前漆器・・・そしてお庭に咲いてる季節の草木達

そんな身近にある ”ふくい”で彩られた、私にとってちょっと特別な食べ物・・・・
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 ↑ 「いなりずし」

このモダンなお皿は、知り合いの蒔絵師さんからご提供頂いてます。(感謝感謝)

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サイドは、シャープなライン。

同じ形で、他にも・・・・
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この素敵な器を使って、GWには越前和紙の里通り 卯立の工芸館にて、三日間のイベントを開催します。

GW当日には、この他にサラダボウル等もご提供して下さるとの事。

そして、もちろん和紙と、月尾ており工房さんからは、手織りの布、越前焼の窯元さんからも大皿等のご提供を頂く予定。

全てが、時間をかけて丁寧に作られた本物・・・・・伝統工芸の品。

身近に、そういう方々がいて、快くご協力頂ける贅沢を感じています。

「京美ちゃん、遠慮せんと使えばいいざ~。他にも使いたかったら言っての~。」
この福井弁 心に沁みるわ~~。

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地元新聞で 福井でのエコな暮らしの連載をされている「ふくeライフ」取材班さんのブログで、チョット(かなり??)いい話が書いてありました。
とっても、ふくいらしいエピソードなので、よろしければご一読を・・・
(こころがほんわかしますよ)
ちなみに、それは、私の産まれた町での出来事。
コチラです → ポチッ

2009年5月 4日

和紙のしつらい

昨日、越前和紙の里にある「卯立の工芸館」にて「野の花カフェ ランチタイム講座」をさせて頂きました。

お借りした、会議用テーブルを和紙でしつらい。
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↑ 工芸館さんのはからいで、工芸館内で伝統工芸士さんが漉いた和紙のタペストリーを掛けて下さいました。
皆様のご協力に感謝♪
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↑ 元々は、こんなテーブルなのですが・・・・

新緑の季節にあわせ、緑の和紙でカバー。
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地模様入りと無地が表裏になった、大きな和紙を斜めに折り込んでみました。
ラインの和紙は、襖紙の裁断後の端紙を再利用。

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こちらは、両端を折り込みました。

挟んである、手で適当に丸く裂いた和紙は、お客様にコースターとして使って頂きます。

同じ講座をしても、和紙でのしつらいがあるのと無いのとでは、大きな差。

和紙で表すのは ”おもてなしの心”

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イベントの様子はコチラ → ポチッ
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2009年5月 6日

和紙のしつらい GW第二弾

五日は、同じく越前和紙の里通り、”卯立の工芸館”にて
「野の花カフェ ランタイム講座」 <東南アジアのスパイスを愉しむ>を開催。

今回は、御参加の方の人数が多くテーブル数も増えたので、
和室二間で、↓ こんなしつらいに・・・
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テーブルに置いてあるのは、スパイス達と、石臼。
この石臼で、塩胡椒を挽きながら、始まるまでのお時間を過ごしていただきました。
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三十分程度、インドネシアのスパイスや、お料理の事、
そして、今回器をご提供頂いた蒔絵師の宮森さんから器のお話をして頂いた後は・・・・・・
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こちらのコーナーで、お好きにお取り下さいませ。

==☆ メニュー ☆ ==
*オポールアヤム(鶏のココナツミルクカレー)
*トロールバラド(ゆで卵のバラドソース煮)
*テロンバラド(なすのバラドソース)
*テンペイゴレン(テンペイの、コリアンダーシード水揚げ)
*ガドガド(茹で野菜の インドネシア風ピーナッツソース)
*サラダ(キューリ トマト)
*クルプックウダン(えびせん)
*ご飯(長米 又は 黒米)
*デザート(ココナツタピオカ)
*お飲み物(マンゴジュース、アイス珈琲、ミネラルウオーター、ジャスミンティー)

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GWイベントご参加の皆様、卯立の工芸館や和紙の里通りのスタッフの皆様、そして器ご提供頂いた宮森様、
お陰様で無事終えることが出来ました。
改めて皆様有難うございました。

漆の器に、漆のスプーンとフォーク。


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今回分かった事。

和紙と漆は・・・・・・

和食だけじゃない。

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この時の様子は、コチラ → ポチッ

2009年5月 7日

GW番外編

越前和紙祭りの最終日の夜・・・・

紙漉きの地 大滝地区の古民家に住む里菜ちゃんのお宅へ・・・

里菜ちゃんは、手漉き和紙を漉く職人でもあり、書道や版画や絵も書き
英語と中国語も話せ世界各国に友人がいるパワフルな女性。
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この夜は、三十三年に一度の大祭という事で、いろんな地から来ていた里菜ちゃんの友人知人の食事会。

大人数という事で、私も数品差し入れ。
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ドイツ語を話すスイス人。
ドイツ語とフランス語と英語を話せるスイス人
フランス語と英語が話せるスイス人。
フランス語と英語と日本語が話せる、フランスで育った日本人。
中国語と英語と日本語の話せる、中国に住む博多弁を話す日本人。
日本語の話せる日本人
日本語と英語と中国語が話せる日本人
日本語とインドネシア語少々の日本人

何がなんだかわからない(笑)

私の料理を美味しいと言ってくれたスイス人のおば様は、
「料理の本を70冊も持っていて、それを読むのが楽しみなのよ。料理は、言葉が通じなくても大丈夫なの。」
(えーっと、これは何語で話してくださって、誰が通訳してくれたんだっけ?)

いずれにせよ、これだけの人がここに集まったのは・・・

里菜ちゃんの人柄と、日本の伝統産業「和紙」の力。

写真後の文字と版画は、里菜ちゃん作

「紙で 人生が 良いもんに なるやうに」


なるといいね。里菜ちゃん。

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日本の伝統産業 「和紙」

私たち日本人が使い続ける事で、脈々と続いたその技がこの先も・・・・
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青木里菜作品の一部は コチラ → ポチッ

2009年6月 5日

和紙と山野草

和紙のタベストリーと山野草
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越前和紙の里 「卯立の工芸館」にて
6月 5・6・7日 「暮らしの中の山野草展」開催。

和紙のタペストリーは全て、伝統工芸士の手によって「卯立の工芸館」にて漉かれた作品です。

2009年6月 9日

郷土のリメイク料理 

ふくいの郷土料理 ”たくあんの煮たの”

桶に残ってる、食べにくくなった古漬けのタクアンを、塩抜きした後、味付けして煮物にする料理。

これぞ、我が地元福井のリメイク料理!!

先日実家に行った折、母が手渡してくれたパックの中身は、母の”たくあんの煮たの”。
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”タクアン”も、その家その家で味が違い、
タクアンの煮方、味付けもそれぞれ違う。

お醤油味だったり、鰹味だったり、ゴマ油がきいてたり、七味がきいてたり・・・・・・

鷹の爪に丸大豆入りが、母の煮方。

土地土地に多様な料理があり、その料理もそれぞれの家庭での味がある。

そんな食の多様性も、”豊かさ”なのだと この歳になりしみじみ思う。

なぜ”たくあんの煮たの”にもいろんな味があると知っているか・・・・

それは、ご近所からのお裾分けだったり、親戚の集まり等で、
いろんなおばちゃん達の作ったそれを食べていたから。

小さいころから、一つの料理をいろんな味付けで食べる事が出来た環境が
今に繋がっているのかもしれないと感じています。

この「たくあんの煮たの」、とっても美味しいふくいの味なのですが、
スーパーで売られている、画一的なたくあんでは残念ながらこの味は出ないのですよね。

2009年7月 2日

半夏生に食べる鯖

ふくいでは、半夏生(はんげしょう)は丸焼き鯖を食べる日。

この日の丸焼き鯖は、半夏生鯖と呼ばれています。
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福井県奥越地方大野藩の殿様が田植えが終わった時、
農民の労をねぎらうと共に、疲れた身体に滋養をつけるためにと鯖を食べることを奨励したのが始まりだとか・・・・・・。
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じっくりじっくり、焼き上げるまでに三十分以上・・・。
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我が家も今夜は、鯖の丸焼き。
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福井のスーパーや、お魚屋さんでは半夏生の今日だけでなく、普段も鯖の丸焼きは売られています。

これは家庭では焼けない、焼かない。
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皮がパリッ。
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身がフワッ。

福井県人、丸焼き鯖に関してははちょっとうるさいかも・・・・。

2009年7月18日

越前和紙 三枚重ね

くっきりとした朝顔絵柄の和紙。

その上に、水色の雲竜紙(透けるのが特徴)。

更に、白のレース状の和紙。
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三枚の和紙を重ねてみました。


↓ 柔らかな朝顔の食卓。
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↑ で使っている、もみ和紙のランチョンマットは、「食べ残しゼロ宣言」をすると、もらえるかも・・・・・・
→ 宣言まだの方はこちらポチッ

脈々と今尚残る、越前の伝統工芸、越前和紙、越前漆器、越前焼での展示
「食卓を飾る伝統工芸品展」の様子は、コチラ → ポチッ

2009年7月29日

永平寺ごまどうふ

福井に来たら、是非訪ねて欲しい場所。

「曹洞宗大本山 永平寺」
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日本の三大精進料理は[永平寺流、大徳寺流、普茶料理]
永平寺流の精進料理が現在日本に精進料理として最も普及しているともいわれています。

大庫院という台所にて、修行の一環として今でも僧侶が自ら料理を作っています。

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永平寺内に掛けられた全長4mの大すりこぎ
このすりこぎを3回なでると料理の腕が上達するといわれていますが、私三回なでなかったかも・・・・。

その永平寺の精進料理、何と言ってもイチオシは「ごまとうふ」。
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↑ 傍らに流れる清らかな川・・・・

その地で作られた・・・

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「幸家」さんの ごまどうふ
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心も体も凛とする様な佇まい。

最近、こんな食べ物が少なくなって来ている気がします。
俗化されてない食べ物。

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ねっとり、ぷるぷる。

添付のお味噌も美味しく、最後に余韻として残る胡麻のほのかな香り。

ほっとする食べ物です。

さて、この「ごまどうふ」、少しアレンジして、多少俗化させてみようかな。

それは又後日。^^

2009年8月 2日

品格の名酒 百分の六

世界に誇る 『品格の名酒』 友田晶子 著
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先日、福井市内のホテルで行われた出版をお祝いする会に行ってきました。

著者の 友田さんは福井出身で、
「ふくい食のアンバサダー」として県からも任命されていらっしゃって、まさにふくいの食の伝道師なのです。

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この本では、世界に誇りうる 日本酒が百選。

その中に、福井からは以下六つの酒蔵さんが掲載されています。

田嶋酒造株式会社様
合資 加藤吉平商店様
有限会社 南部酒造場様
株式会社一本義久保本店様
黒龍酒造株式会社様
株式会社吉田金右衛門商店様

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この日は、そのお蔵さん自慢のお酒がふるまわれました。

御当主自ら、お酒を注いでいただく贅沢な場面も・・・

田嶋酒造御当主から注いで頂いた 「山廃純米大吟醸 生原酒」・・・・山廃ってやっぱりいいですね~。
加藤吉平商店御当主から注いで頂いた、「超吟」・・・・皇室献上品もうなずける!!感動の美味しさ。
「福千歳 徳 山廃純米吟醸」まるで白ワインのような口当たり・・
「梵 夢は正夢」 古酒の美味しさここに発見@@

その他、美酒いろいろ・・・

お料理も”ふくい”づくしでした。
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↑ 鯖のへしこ&いかのへしこ。
魚の糠漬け”へしこ”。鯖が一般的ですが、イカもなかなか美味しいのです。
パスタにもいける。)

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↑ 越前おろし蕎麦や
↓ ソースカツ丼も、ミニサイズでコーナーに。
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揚げたてのカツを、ソーズにドボリと浸してご飯の上に・・・・
ソースは、ここのホテルのオリジナルだそうです。

その他全て福井の食材にて、珍味 お造り、煮物。御寿司、揚げ物、サラダ・・
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ふくいの地酒、百分の六という、ちょっと高めの掲載率・・・

友田さんの地元びいきを差し引いても、十分にうなずける日本酒の味。

そう、福井には美味しい地酒がた~~くさんあるのです。
そして、美味しいものも た~~くさんあるのです。

ひかえめな県民性の福井県人故に、余り知られていない名酒、名食数知れず・・・
きっと友田さんが、これからもアンバサダーとして広めて下さるでしょう。


さてこの会の冒頭、酒蔵さんのご挨拶で
「皆さん今日は、本当に良いお酒のみご用意してございます。決して悪酔いしないので、ご安心してお楽しみ下さい。」
のお言葉通り

ワタクシかなりの日本酒を余りの美味しさにグイグイと、自分の上限以上に頂きましたが・・・・

全く平気でございました。

おそるべし、本物の日本酒。

ワインも良いけど、日本酒もなかなかですよ。
日本の国酒を見直してみませんか?

2009年8月10日

ちょいとおまえさん

先日行われた、和紙の里通り 卯立の工芸館で行われた
「スパイスとインドネシア料理講座」

その準備の為、前日一人お座敷で和紙のテーブルコーディネイトの作業をしていると・・・
なにやら背中に感じる気配・・・・・
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「ちょいと、そこのおまえさん」
そう声をかけられた気が・・・。

なんとも艶っぽいお方。

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髪、着物、帯、全て越前和紙 「鳥の子」

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うなじも色っぽく、まるで今にも立ち上がり
何かを始めそうな気配。

江戸時代に建てられた、紙漉き家屋「卯立の工芸館」床の間に飾られた(というか、そこに居る)
この人形の作者は 永野 智さんという方。
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数年前まで、和紙の里に住み創作活動をしていらっしゃったそうです。


2009年8月24日

おむかいさんの郷土料理

わんさか繁る、畑の青紫蘇を
お向かいさんに差し上げたその数十分後・・・・・・

「きよみさ~ん。”たくあんの煮たの”たべるかぁ~。」と
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 ↑ 手にはこのパック。

「食べる食べる。有難う~。」
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お向かいおばちゃんの「たくあんの煮たの」

「たくあんの煮たの」は、福井の郷土料理なのですが、
考えてみたらそのまんまの名前ですね。

でもやっぱり、これはこの名前以外なんだかピンとこない。
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早速、朝ごはんに頂きました。^^

お向かいのおばちゃんのは、あっさりお醤油味。
ん~、こんな味付けも美味しい~。

ちなみに、母の「たくあんの煮たの」は大豆入り → ポチッ

年齢のせいもあるのか、最近こんなお料理が、しみじみ美味しく感じます。

今度、私も作ってみようっと。

「たくあんの煮たの」私流。

2009年9月10日

ふくいの郷土料理「すこ」

里芋の一種「八つ頭」の柄の部分を ”赤ずいき” と言います。

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↑ は、畑から収穫後、葉を取り除き筋を取り適当な大きさに切った赤ずいき。

福井の人達は、里芋は里芋として別の品種を植え、
この赤ずいきは、芋よりも柄の部分を食する為に育てているのです。

その目的は、あるお料理・・・・
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↑ ふくいの郷土料理の代表格。
その名も「すこ」でございます。

カラ煎りし、お酢を加えるとこんなに鮮やかな色に!!

少し甘めが美味しい「すこ」

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沢山収穫の場合には、お酢のみで漬け込みすると保存出来ます。
食べるときに、お塩とお砂糖で味付けすればOK!!

これから先もずっと残って欲しい、食べ続けて欲しい福井の郷土料理です。

**********
それぞれの地方にある伝統野菜、それを使った様々なお料理。

それらが作り続けられている、食べ続けられているには理由があるはず。

その理由も、その土地の郷土色。

日本全国均一な味ではなくて、様々な多様性があればある程、いろんな意味での豊かさを感じます。


この”赤ずいき”、手に入りにくい食材だとは思いますが、こんなお料理がこんな食材が、
北陸ふくいにはある事を知って欲しくてUPした、「すこ」のレシピです。 →ポチッ

2009年9月12日

強力産毛

このところの、車を走らせ眺める風景・・・

収穫されていく稲・・・・
 花が咲き初めの蕎麦畑↓ (畑とはいえ転作用地なので 元田んぼ)・・・ 
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そして青々とした大豆畑 (畑とはいえ転作用地なので元田んぼ)・・・・

「あの大豆達、枝豆で食べ頃になってきたなぁ~。」などと思っていたところに、
知り合いの農家さんから、収穫したばかりの枝豆頂きました。ラッキー♪
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↑ 枝付き枝豆。
早速枝から外して、塩茹でに・・・・

先ずは、枝豆の産毛を塩で揉んで落す・・・

のですが、収穫したてで、まだ畑で生きてる気持ちの枝豆の産毛は、新鮮そして強力です。
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新鮮枝豆 スーパー産毛。

筍にせよ、桃にせよ、収穫したての作物は、産毛が素敵!?

「しっかり育ったんだぞ!!」って、言ってるみたいです。

時間が経過したり、冷蔵庫に入れられたりすることで、産毛が存在感を弱めると同時に
その作物の”心意気”?が、徐々に徐々にうせていくのかもしれないですね。

で、この枝豆、そう大きくはないのですが・・・・
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枝豆味120%で、美味しい。

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パスタにも散らしてみました。

初秋、このところの頂き物覚えは こちら → ポチッ

2009年10月27日

福井、庶民の甘味

気温が低くなってきたら・・・

福井ではそろそろ、アレの季節です。
冬はおこたで・・・・

「水ようかん」
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薄い紙の箱の蓋を開けると・・・・
一面に、水ようかん。

表面の透明なフィルムを、ぺらりとめくり・・・・
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添付の、竹へらでスーーーーっとすくう。

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2/3程をヘラに乗せ・・・・
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お口へ・・・・

ヘラに乗っていない部分から、つるりと食べる。

あっさりした甘さなので、いくらでも食べれます。

お店によって、黒糖味が強かったり、弱かったり、白砂糖だけだったり。
そして、柔らかさやツルリ加減も微妙に違って、各家庭でお店のごひいきがあったりするのです。

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食べ終わったら、再びフイルムを戻し、その上にヘラ。
(そうすると、ヘラが汚れず、次の家族も使いやすい。)

そして必ず冷蔵庫へ・・・。

全国的な羊かんと違い、糖度がとっても低いので、要冷蔵。

家族の誰かが冷蔵庫を開けた時、同じ行為を繰り返すので、
次に自分が箱を空けた時には、その中身が減っている可能性は大きい(我が家の場合)

福井の庶民の銘菓、寒くなったら「水ようかん」・・・の季節がやってきます。


2009年10月29日

三角パンが繋ぐ縁

先日来より、フードソムリエスタッフブログTOKYOで郁織さんが書いて話題?になっている・・・・

福井県高浜町の「三角パン」が、私の手元にやってきました。

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これ ↑、ですよね郁織さん。

袋を見ると・・
HEllO BAKERY  プリーズというお店で焼かれているパンだけど・・・
その下には(和・洋菓子)の文字。

鯖江市と高浜町は、同じ福井県とはいえ結構遠いにもかかわらず
いろんな偶然が重なり、いろんな人の手を介して私の手元にやってきた
昭和の匂いがする三角パン。
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ん~、なんだか郷愁をさそうお味。

毎日毎日、何一つ変わらず焼き続けて、変わらず地域の人が買いに来る。
きっとそんなパンなんでしょうね。

好きですね~こういうの。

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郁織さんは、このパンのルーツを探していらっしゃるみたいなのですが・・・

なぜ、郁織さんが福井に居らっしゃった頃に、三角パンがあるパン屋さんが多く存在していたのか?
その謎を解いてくれるキーマンを福井市内で捕まえる?事ができましたよ。

そしてなぜいまだに、福井にはこのパンが少数だが残っているのか?
この答えは、福井の県民性が関係しているかも・・・・?(これはあくまで私の個人的な推測ですが)

郁織さん、詳しくは又メール致しますが、先ずはブログ上でお知らせまで。

2009年11月 2日

三角パンの謎を解き明かす!?<一部の方へ贈るブログ>

前ブログで書いた(ごく一部で、盛り上がっている?)
「三角パンの謎」

その謎に切り込んだ結果分かった事。

*なぜ十数年前の一時代に、福井には多くの三角パン(もしくはトライアングルパン)が存在していたのか?

そのキーマンは、福井市内の製菓材料屋さんの社長でした。
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その当時、とあるメーカーさんから発売されたフィリングの販売促進のために、
メーカー提供の参考レシピと共に県内に広めたそうです。

ちなみに、そのフィリングの名は「ナポリチーズ」
しかしなぜナポリなんでしょう?
当時はナポリタンの時代でナポリの名が付くとオシャレ、もしくはハイカラだったんでしょうかね?
どうみても、そのフィリングにナポリは感じられないのですが・・・

それはさておき、製菓材料屋さんカリョーさんが、県内全域にこのレシピを広めた事は間違いない様です。
今回、このレシピを入手する事が出来ました。
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正式名称「トライアングル」
そのレシピの狙いは、チーズケーキみたいなパン。
(コピーにコピーを重ねた形跡アリアリ)

県内以外にも流れたと思われるこのレシピ
*ではなぜ、福井県内には今だ残っているのでしょうか?

それはもしかしたら、福井県の県民性が関係しているのかもしれません。

変わる事より、変わらぬ事を良しとする県民性。
「家を守る」「先祖を守る」「伝統を守る」・・・変わらぬ事はいい事なのだという福井人の気質。
だから、越前和紙や、漆器、打ち刃物も、変わらず残っているのでしょう。

というのは、全くのワタクシの個人的推測ですのでご参考までに。
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で、このレシピを読みほどいていくと・・・・

近いのは、エトワールまるせんさんの「トライアングル」
なんせ、このレシピの狙いは、パンなんだけどチーズケーキに見せる事!!

どう考えても、高浜町プリーズさんの「三角パン」の周囲のビラビラは、このレシピ通りにしたら出来ない。

で、その謎は、こちらのブログで解明出来ました。→ ポチッ

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私がレシピを作っていていつも感じている事。

同じレシピでも、作る人の性格、その人の環境、材料の入手先・・・その他、諸々の複雑な事情が絡み合い、
そのレシピは他の人が作った時から別のレシピになり一人歩きを始めるのではないか。

その人の、オリジナルが加わってこそ、そのレシピはその人にとっての良いレシピになるのではないか?

伝承料理といわれているレシピも、受け継がれるにつれその形も時代と共に変わっていいのではないか?
むしろ変わる事が出来るレシピが、残っていけるのではないか?

つまり、時代に寄り添って変われてみんなに愛されるレシピ。

そういう意味では、プリーズさんの「三角パン」は、始まりはどうあれ、
高浜町のプリーズさんと、高浜町の人々が共に創り上げ変わらず高浜町にある、
高浜町のオリジナルなパンだといえるでしょう。

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という事で、ごく一部で盛り上がった「三角パンの謎」に迫ってみました。
お粗末様でした。

今、私の手元にはナポリチーズがありますので、時間があれば是非焼いてみたいと思います。
その時には、野の花オリジナルな三角パンになるのでしょうか?
(ちなみに、周囲のビラビラは、あった方が美味しい気がしています。)

2009年11月 9日

手漉き和紙の風合い

越前和紙の里通りにある、卯立の工芸館で漉かれた和紙。
素材は、植物の”こうぞ”のみ。
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厚みのある、凛とした和紙です。

その和紙を・・・・
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くしゅくしゅに、一握り。

更に・・・・
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両手で揉む。

時に開き、時にごしごし洗濯するみたいに、揉んでいく。

すると・・・
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とても柔らかな風合いになります。

それは、ずっと触っていたくなる様な優しい肌触り。
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越前和紙の里ブログ管理人の ”わしだるま”様

手もみ和紙にくるまれて、幸せそう。

わしだるま様が語る、越前和紙はコチラ → ポチッ 


2009年12月22日

よみがえった道具

蓋表には、新しい「野の花工房」の御印。
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そして、蓋裏には、いつも使っている「野」の朱印。
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それは、古道具屋さんで転がっていた蕎麦湯入れ。

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越前漆器の職人さんの手によって、とっても素敵によみがえりました。
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これからは、ここ野の花工房で今までとは違った使われ方にはなりますが、
皆様の前へ再度お出ましと相成ります。


2009年12月29日

寒風にカレイ

先日の夜、御近所のおばちゃんより頂き物・・・・

「京美ちゃん少しでごめんの~。よかったら食べて~。」と・・・・・
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↑ 小さめのカレイ、30匹以上。
いえいえ、少なくなんてありません。

その夜、すぐに内臓処理して串刺しの作業。
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我が家の軒先で、寒風にさらされるカレイ達。

流通にのらない、こんな小さめのカレイは唐揚げが美味しいのよね~。
頭も骨も食べ尽くせるし。

この干しカレイ、どなかにお裾分けしなくっちゃ。

2010年1月 9日

最後はちぎります

雪がチラつく朝です。
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野の花工房の名刺を透かしの入った和紙に印刷しました。
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最後は、透かし部分に折り目を付けて、手でちぎれば出来上がり。
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周囲の毛羽立ち。

このもこもこ具合、その手触りが大好き。

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越前和紙『ちぎって名刺』
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2010年1月25日

福井自慢「水ようかん」

皆様、もう見ていただきましたか?
先週よりはじまっている、フードソムリエさんとの共同企画
福井冬の銘菓「水ようかん」特集

びっくりしないで下さいね。
福井の常識「冬はおこたで水ようかん」

「水ようかん」に関しては、福井県民数人集まれば語る語る・・・自身のこだわりやその思い出。

この度、その「水ようかん」を全国の皆様に知って頂くべく、
「水ようかん 手作りキット」が、
地元福井の製菓材料卸㈱カリョーさんより発売されました。
☆作る楽しさと味わう幸せ☆ (開発に、私も関らせていただいております。)

詳しくは、その特集をご覧頂くとして・・・

福井自慢「水ようかん」が入っている器こぼれ話を少々・・・・

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昭和30年代の頃は、その地域の八百屋さんや駄菓子やさん等が、漆塗りの木箱に流して作り
その地域の人々の為に(一列 二列で)バラ売りしていたものでした。
年始等親戚一同が集う時は、漆塗りの木箱入りの水ようかんを買い求め、皆で食べ、
お正月が終わると空になった木箱は返却。
今でいうエコが、暮らしの中に自然に組み込まれていた時代の話です。

その後、昭和40年代頃より今の紙箱の容器で出回る様になりました。


近年では、県外への発送の需要も増えるに伴い、
充填パックされたものを紙箱に入れるという
スタイルや、
小家族向けに小さなパック入りの水ようかんもお目見えしています。

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という事で、探しました!!昭和の漆の流し板。

世代が変わり多くは廃棄されていましたが、今だ保管されている老舗の和菓子やさんで発見!!
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ご好意によりお借りして再現!!
福井庶民の甘味「水ようかん」 その昔↓ 
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漆の器に流された「水ようかん」も、なかなか風情があります。
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一枚ものなので竹へらで切り分ける。
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皆で食べたら、流し板は返却。

ごみが一切出ない、本当にエコな昔の「水ようかん」です。
(恐らく買い求めるのも、返却するのも、近くのお店なので徒歩もしくは自転車ですよ。)

作ってみて、その時代のゆるやかな時間の流れや、
地域や家族親戚の人間関係を垣間見た気がしました。

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そんな「水ようかん」是非お試し下さいませ~。→ポチッ


2010年2月 1日

漆器リメイク

古道具屋さんに埋もれてた、蓋付きの大きめの漆器。
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越前漆器の職人さんが、リメイクして下さいました。

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よみがえった器。


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手を加えて下さる職人さんが身近にいる贅沢・・・。
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これにて、野の花工房で再び表舞台へ登場と相成ります。

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数量限定 季節の石窯パンセット
「野の花便り」のご予約受付始まりました。 ☆ポチッ☆

2010年3月17日

想いが土に・・

ご縁あって、福井県内山中で合鴨自然農法をやられている方の田んぼへ
お邪魔する機会に恵まれました。
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他の田畑を遮断した場所。
ご自身で開墾された場所。
白山水系の湧き水が張られた田んぼの水は澄んでいます。
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この鴨さん達と共存しながらの米作り。
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想いは土に表われる。

真摯な気持ちで懸命に農業に取り組む方の姿には、
いつも心打たれ頭が下がります。

そしてそれは、確実に作物に表われる。
現場の”人”とその”作物”は同じ表情、同じ味がする。
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滝本さん、本当に有難うございました。^^

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鴨さん達の卵は芸術品 → ポチッ

2010年4月12日

古代小麦スペルト 全粒粉

常備している小麦のひとつに、
【古代小麦スペルト】があります。

いつもは、パンに使うのですが今日はもっとラフに
違う使い方。

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牛乳や卵等を加えて混ぜ合わせ、パンケーキのタネ作り。

スペルト小麦は、普通の小麦と少し性格が違う。
だから、ここで混ぜすぎない方がいい。

焼き始めてしばらく・・・ ↓

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普通はここで、ポツッ ポツッ、ポツと、周辺から穴が開き始め、
それが裏返しのサインだったりするのだが・・・

スペルト小麦は根性?があるので、そうやすやすと穴は開かない。

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今回は、スペルト小麦石臼挽き全粒粉もブレンドしています。

日本国内で石臼製粉された全粒粉は、今までプロ用にのみ販売されていましたが、
一般の方にもお買い求め出来る様になりましたよ♪

スペルト小麦自体にも力がありますが、
この全粒粉はそれ以上に力のある素材です。

先ずは、パンケーキやクッキーのお菓子類。
そして、ぱん種起こしや、リーンなパンに1割~3割ブレンドしてみて下さい。

味わいがとても深くなるはずです。^^

「石臼挽きスペルト全粒粉」はコチラでお買い求め頂けます。 → ポチッ

焼けたパンケーキはコチラ → ポチッ

2010年4月26日

大麦ざわわ

ざわわ、ざわわ、ざわわ・・・・

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大麦畑、ざわわ、ざわわ、ざわわ

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夕日を浴びて、風に揺られ・・・
ざわわ、ざわわ、ざわわ

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大麦の穂が、ここ最近一気に出てきました。

実は福井県、六条大麦生産量日本一。

2010年5月 2日

た・け・の・こ

5月1日 晴天

福井県鯖江市のとある竹林・・・
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  ↑ 【タ】


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 ↑  【ケ】

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  ↑ 【ノ】

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  ↑ 【コ】
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  ↑ 【ホ】

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  ↑ 【レ】

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 ↑  【タ】

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 ↑  【ヨ】

=======================
Q1,竹だけ生えてる場所の【タ】、 雑木&竹が混ざって生えてる場所の 【コ】、
   どちらの下に生えてくるタケノコが甘いでしょう?

Q2、上記の中で、一番柔らかくて美味しいタケノコはどれでしょう?

Q3、【レ】【タ】【ヨ】、いずれも竹林の周囲にあった植物です。
   タケノコと合う食材はどれでしょう。

=======================
A1、【コ】 (腐葉土だから土がふかふかで柔らかいので、土の中で大きくなれて甘く香り良くなる。)

A2、【ホ】 (頭が地表に少ししか出ていなくて、タケノコの周囲に落ちてる葉っぱに多様性がある。)

A3、【タ】山椒 【ヨ】蕗 


  上記、勝手な個人的見解もアリマスのでアシカラズ。
 
   

2010年5月 6日

さばにゃんのおやつ

福井県鯖江市のゆるきゃら「さばにゃん」です。

はじめまして。

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鯖江市が誇る日本の歴史公園百選「西山公園」、つつじまつりの最終日に、
地元鯖江産の苺をアピールしてきたよ。

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甘くて、美味しい鯖江の ”苺” だよ。

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明るく元気に見える僕・・・・
でも実は、僕にもちょっと落ち込む事もあるんだ。

全国的に人気絶大な「ひこにゃん」
似てるから、よくみんなから 「ばったもん」だとか「まねしてる」とか言われて落ち込むよ~。

本当は、生みの親は同じだから兄弟みたいなものなんだ。
(「ひこにゃん」との人気の差に落ち込む、とある日の僕 → ポチッ

でもこの日、僕は立ち上がった!!

そう、地元鯖江の美味しい物を、みんなに伝えるために!!
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僕が作った、おやつをみんな食べてくれ!!

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鯖江菜花の蒸しパン】 と 【苺ソーダ】です。

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僕を慕ってくれる、子供達の為にも

鯖江にも沢山ある、体に優しい食べ物を・・・・
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どんどん広げていくぞ~~!!

=====================

この日の僕のカワイイ姿、もっと見て~!! → ポチッ

2010年5月11日

福井新聞に、「味育のススメ」

5月10日付けの、地元福井新聞に、

フードソムリエさんも関っていらっしゃる、「味育」の記事が大きく取り上げられていました。
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ここ福井で、普通の食事を摂って育てば、四季折々日々「味育」。

しかし、近年はそれも少しづつ変わってきているように感じています。

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フードソムリエでいつもお世話になっている、郁織さん。

ここ福井からも、福井出身の郁織さん達の活動を応援する方が
増えてくると思います。^^

なんてったって、食育王国福井ですから・・・・^^v

2010年5月16日

黄身がマイペースな目玉焼き

目玉焼き・・・簡単だけど難しい。

その目玉焼きが思い通りに焼けた朝は、
ちょっといい、一日の始まり。

今朝の目玉焼き・・・

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黄身がとってもマイペースな目玉焼き。
その訳は・・・→ ポチッ

2010年5月28日

二つの粉で・・・・

福井県産の米粉パンミックスで、久しぶりに焼いた米パン。

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あの米パンミックス使ったパン、
やっぱ美味しいわ。^^

小麦のパンも、米パンも、その美味しさのかなりの割合を
粉が占めてる気がします。

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ドーナツにして揚げたのもなかなかのモンです。

そして、こちらもやはり粉が美味しさの決め手でしょう。

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古代麦スペルト100%のパンケーキ。

食事用の配合で石臼挽き全粒粉入り。
お砂糖かなり控えめとなってます。

ネットで、スペルト石臼挽き全粒粉が購入出来るのは、
福井の製菓材料販売の カリョーさんだけです。

地元ふくいの企業、田舎でガンバッテます。


2010年5月31日

朴の木の葉っぱで【ほおば飯】

朴の木の葉っぱを実家の父が、山より採ってきてくれました。
サンキュ♪

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朴の木は、下駄の歯や日本刀の鞘としても使われ

その葉っぱは大きく殺菌作用があるので、
食べ物を包んだり、食器代わりに食物を盛るのに用いられてきたそうです。

昔から日本の生活に密着していた木なのですね。

さて、この朴の葉で今の季節に一度は食べたい、郷土料理

【ほおば飯】作りました。

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焚き立てご飯の熱で、葉っぱの色が変わったら朴の香りのする
ほおば飯の出来上がりです。

この【朴葉飯】、私は幼少の頃から必ず食べていたのですが
最近の私のリサーチでは・・・・・

知ってる人はよ~く知っているが、
福井県人でも食べた事も聞いたことも見たことも無い方も結構いらっしゃる事が判明。

県内でも一部地域の郷土料理みたいです。

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中は、甘くてしょっぱい きなこご飯。

もう少し きなこが多いほうがいい気もするが・・・
甘いきな粉なので、年齢と今後の健康を考え今年はこの位で。


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【ほおば飯】の作り方はコチラ → ポチッ

2010年6月26日

米パンの食べ方提案

福井の代表的なタウン誌 月間「URALA」さん7月号で、

福井産米粉で作る 米パンの食べ方を提案させていただきました。

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<酒粕デップ><もろみデップ><お豆腐デップ>
三種類の和風デップに、いろいろトッピング♪

「美味しい米パンを、みんなで愉しく食べましょう。」という提案。

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パンとはいえ、原材料は福井の美味しいお米!!

なので、「おかず系をさはみましょう!!」

という提案。

以前から、米パンに対して思っていた事を今回紙面でカタチにすることが出来ました。

URALAさん、有難うございました。

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掲載に合わせ、只今、福井の製菓材料店 【カリョー】さんHPにて

カリョーさん × URALAさん × 野の花工房のタイアップ企画

== つくろう! おうちで米粉パン ==やってます。


掲載米パンアレンジのレシピ!

そして、作り方のコツも動画でご覧いただけます。(必見デス)

タイアップ企画は コチラ → ポチッ


2010年7月 1日

麹の不思議

日本の発酵食品”甘酒”

その 「あまざけの素」頂きました。

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<福井県大野市本町 4-10 今崎屋商店 0779-66-2028>

炊いたお米に麹を混ぜ、数時間発酵・・・
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麹の糖化作用は、お米のデンプンを糖に分解してくれる。

これに、お水を加えて火にかければ甘酒なのですが・・・

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今回は、「甘酒の素」を煮詰め・・・

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<甘酒ペースト>作ってみました。
このペースト、いろいろと使えそうです。^^

麹とお米だけ、お砂糖入ってないのに 甘~~い♪

その甘さは、本当に優しい甘さ。

滋養とは、こういう事なのかもしれない。

この素材と出会わせて下さって、感謝。


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* ”甘酒の素”を使った、手作り胡麻豆腐も頂きました。
  → 

* 福井県高浜町で仕込まれた「鯛のなれ鮨」も 麹とお米。
  麹とお米を使った加工品は、昔からの日本人の智恵なのですね。


2010年7月27日

ふくい 夏の麺いろいろ

福井新聞 <fu> 8月号

夏の麺、いろいろ

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県内各地方の 特産麺のアレンジを提案させていただきました。

福井県内にも、本当に沢山の特徴ある麺があるのだと知りました。

県内の皆さま、購入場所も書いてありますので
お出かけの際には、是非いろいろな”麺”お買い求め下さいませ~。

2010年10月 1日

旬の里 ふくい

福井県農林水産部販売開拓課が企画発行している

「旬の里 ふくい」最新版が発刊されました。
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vol.30 は 米粉の特集です。

陰ながら米粉商品開発や試験等に関係している事も掲載されていて、
嬉しい限りです。

米粉以外にも、様々な記事特集があるのですが、その中で・・・・

【福井の郷土料理 +1(プラスワン)】という、ページを担当させて頂きました。

この号の素材は「打ち豆」です。
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オーソドックス、昔ながらの食べ方のひじき煮 

そして、この福井の素晴らしい食材が
次の世代にも食べ続けられる様にとの願いを込めて
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現代風にアレンジした 
「打ち豆豚角煮」「三色打ち豆のブルスケッタ」


東京では 福井のアンテナショップ
ふくい南青山 291 に置いてあるそうです。

もし見かけたら、是非手にとってご覧下さいませ。

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イマイチ分かってませんが、とりあえず
ツイッター始めてみました
http://twitter.com/nonohanakoubou


2010年10月 3日

無花果農家さん

無花果農家さんへ行って来ました。

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そこには、様々な種類の無花果があり・・・
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いろいろと教えていただきました。
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今度、ジャムやコンポートの加工品の講習をする時に
使わせて頂く予定です。
(楽しみ~♪ どう仕上げようかな~♪)

それにしても、こういう場面でいつも思うのですが
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元気で明るくて個性的な生産者さんは、いい仕事されてます。

そして、そういう生産者さんからは、いつも元気頂いてます。
(現場を知るって 大事ね!!)

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わが家の無花果で、ジャム作り → 

2010年10月 6日

二種類のイチジクジャム

右・・・我が家の無花果で作った無花果ジャム

左・・・無花果農家さんの、いろいろ無花果で作った無花果ジャム

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どちらも、美味しい♪ 今朝のトースト。

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”ふくい”からお届けする、季節の薪窯パンセット
「神無月 野の花便り」ご予約受付開始しました → 

ツイッター始めました。フォローお待ちしております。

2010年10月 8日

アグリビジネス講座

昨日 福井県丹南農林総合事務所主催
第四回「アグリビジネス講座」
<ジャムなどの果物の加工に取り組もう!>
が開催され、講師を務めさせていただきました。
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予想をはるかに超える参加人数で、ご質問も多く
皆さんの関心の高さを感じる講座でした。

果物加工の基礎的なお話と実習。
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越前町 菅原農園さんの苺で作った ジャム
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同じく、菅原農園さんブルーベリーを使った ジャム
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越前町 河野地区 完熟梅”新平太夫”を使った 梅ジャム。

最後には、簡単な食べ方レクチャーと試食
作ったジャム三種の他に、野の花工房のジャム 三種類

そして、木下農園さんの無花果を使った>赤ワインコンポート
しばし、愉しい時間。

無事終了し ほっとしています。
ご参加の皆様 そしてご担当のMさんAさん有難うございました。

2010年10月30日

カナサ窯のお二人

10月29日(金)~31日(日)
越前焼の窯元がある、福井県越前市宮崎地区で
【1730歩窯元めぐりツアーガイド】が開催されています。

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所用もあり、初日に以前から交流のあるカナサ窯の
土本さんご夫妻を訪ねました。

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土本さん御主人自作の薪窯で焼く食器は、どれも味わい深い。
そして、奥さんの久美子さんの焼く食器は、オトナカワイイ独特の世界。
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真摯な気持で、静かに越前焼に取り組むお二人です。
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顔が鶴で、首がフラミンゴ、体は亀で、足は・・?
意味不明だけどカワイイ、なんとも久美子さんらしい作品。

素朴な焼き菓子に合いそうなお皿です。
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この絵は、書いているのではなくて、
彫って、そこに違う色のになる土を埋め込んで焼いてるそうです。
(なんとまぁ 手間な!!)
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今度は、時間を作って1730歩 六つの窯元を訪ねてみたいと思っています。

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11月7日開催の 「小さな石窯体験教室」に
カナサ窯 土本夫妻も参加され、
なんと、器も提供して下さる事になりました。

石窯料理には、素朴な越前焼がピッタリ。

<越前焼 × 石窯料理> <カナサ窯 × 野の花工房>
お互いがお互いを生かせるといいな。
愉しみになってきました。^^
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2010年11月13日

越前焼と石窯料理

先日行われた、「小さな石窯体験教室」では、
カナサ窯の土本夫妻の越前焼の器を使わせていただきました。
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カナサ窯「越前焼」と 野の花工房「石窯料理」のコラボ
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今回初の試みでしたが、素朴な越前焼に、
越前漆器と越前和紙も加わり、
改めてこの地の贅沢さを実感すると共に、
この文化を大切にしていきたいと感じました。

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石窯パンとの相性も抜群なのは、お互い薪で焼かれているからでしょうか?

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この日はお天気も良かったので、作品展示もして下さいました。
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こんな試み、これからもやっていきたいと思っています。

使って残そう、越前焼、越前漆器 越前和紙。
皆さまも是非使ってくださいね。

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その時のメニューはコチラ → ポチッ

2010年11月15日

地場もので簡単朝ごはん

先日の事、福井県越前町主催
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地元の食材を使った、
「簡単!おいしい!朝ごはん」講座をさせていただきました。

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 水菜やリーフレタス、ラデッシュ、トマト、しいたけ
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越前海岸からは、海老。
それらの食材と合わせたのは・・・・

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地元の、米粉とかぼちゃパウダー入りのパンケーキ。

出来上がりは、野の花ブログをご覧下さい。 → ポチッ

2010年12月 5日

旬の里ふくい vol31

福井県農林水産部販売開拓課 企画発行

旬の里ふくい vol31

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福井の郷土料理 PLUS ONEのコーナーで 【赤ずいき】を使った料理を提案させて頂きました。
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↑ 定番の郷土料理【すこ】
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↑ 福井県民にはお馴染みの「たらのこ缶詰」も加わった     
【すこのちらし寿司】
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↑ 【すこ】をアレンジしてグラスデザートに・・
イメージはルバーブ。
 
ちょっとサプライズなレシピも提案してみました。

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*定番レシピ、

*定番に少しのヒントを組み込んだレシピ

*サプライズだけど美味しいレシピ
========

昔も忘れず、昔ながらを生かし、

その食材が使い続けられ、食べ続けられ、
これからの世代の方にも支持され

時間を経て、
福井の風景と共に思い出される料理になったら嬉しいな。

 
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という思いが詰まった、欲張りレシピです。
 

2010年12月 6日

和紙の断面集合体

越前和紙のグラデーション

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大和の国の色

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スッパリ切れた、和紙の断面集合体


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美しい。


2010年12月20日

クリスマスカラーの越前和紙

石窯シュトーレンの最後の仕上げは

クリスマスカラー、箔入りの越前和紙で・・・
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この和紙は、製紙業を営む同級生が調達してくれました。

こういう環境、本当に有難い。


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石窯と向かい合い無事に焼きこみを終え、
予定通り送り出す事が出来て

今は、只只ホッとしています。


=====☆☆=====
ちなみに、野の花工房 石窯シュトーレンは
全国的なシュトーレンのサイズよりかなり大きめ。

福井県民は、食べ手、焼き手共にこれくらいないと物足りなさを感じてしまう。

福井県民サイズとなっています(笑)
=====☆☆=====

2011年1月21日

福井県産六条大麦入り ミックス粉

福井県は、六条大麦生産量日本一。

その六条大麦を使った
【パンケーキミックス粉】【パウンドケーキミックス粉】が

福井大麦倶楽部様より発売になりました。

野の花工房も、商品開発、企画に当初より関らせて頂きました。

福井の特産品【大麦】が、
この商品でより身近に感じていただける事を心より願っております。

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大麦を焙煎した "はったい粉"のこうばしい香りと、
米粉のもっちりが美味しいパンケーキミックス粉。

甘く食べても、お食事用でもどちらでも美味しく召し上がって頂けます。

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パウンドケーキは、紙型付。

しっとりしつつも、雑穀の深い味わい。

========
詳しくは、大麦ミックス粉特集ページを是非ご覧下さい。→ ポチッ

フードソムリエ様の先生方やパンコーディネーターの先生方による
素敵なアレンジレシピの提案も頂いております。

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♪<耳寄り情報>♪
フードソムリエ様今月のプレゼントは、大麦ミックス粉です。→ ポチッ

2011年1月25日

カレイの丸焼き食べる日【天神講】

1月25日福井は【天神講】

カレイの丸焼きを食べる日です。
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学問の神様 菅原道真公にあやかり、
天神様に焼きがレイをお供えし
その後子供に食べさせると頭が良くなるとか・・・・。

天神様にお供えするかどうかは、その家々の事情もありますが

それはさておき、今日はカレイの丸焼きを食べる日。

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スーパーのチラシも、そう言ってます。(笑)

福井県の学力が全国トップクラスなのは
この【天神講】が関係しているのかどうかは別として・・・

冬のこの時期のカレイが美味しいのは事実です。

2011年2月 2日

豪雪の中火入れ

全国ニュースで流れた、福井の豪雪。

このブログも、"fromふくい"と銘打ってるからにはその状況をお知らせせねば!

という訳で、やっと落ち着きを取り戻した所でその時の様子を

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自宅から見た、庭と小屋。

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雪に埋もれた車(二台あります)

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つかの間の晴れ間、屋根雪を少し下ろした野の花工房

今回の雪は、これまでに降り積もった雪に加えて
30日~31日にかけての夜のドカ雪が最後のトドメ。

あっという間に積もる雪に、人はなすすべもありません。
自然の驚異。

重機での除雪も進みお陰様で生活はほぼ通常に戻りました。


降りしきる雪の中思った事・・・

もしこれが、人手での除雪となれば完全孤立。
先ずは食べ物。

ん~~、保存食って大切。

昔の人は、どんな状況でも自分の命を守るため
春までの食料を確保するべく智恵を絞ったんでしょうね。

やっぱり、その智恵は絶やしてはいけない。


物流ありき、物流があたりまえではないという事。

それは、国内に限った事ではないのでは??

な~~んて、降りしきる雪を見て、
そんな事も考えたのでありました。

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そんな中、寒波と共に石窯でパンを焼き
何とか皆さまにお届け出来た事、心より感謝です。

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今回の大雪、こんな事は起こらないほうが良いのだけれど
今後も絶対ないとは言い切れない、むしろ何十年後かには又あるでしょう。

雪国で脈々と培われてきた御近所同時の助け合い、譲り合いの気持。
大雪に対する注意点、その扱い方。
暖冬で忘れかけていた大切なことを改めて気付きました。

そして、父から息子へ、祖父から孫へ・・
大雪の時の家を守る対処法も、我が家では少し受け継がれたみたいで
それはそれで 一つの収穫かな?とも感じています。

2011年2月 7日

目指すは楽しい講習会

2月6日(日)午後【さばえ野菜地産地消シンポジウム】が開催されました。

その前に、地元の食材を美味しく食べましょうという事で・・
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午前には「地場野菜を美味しく食べる会」が開催され、その料理講習会講師を承りました。

料理講習会でいつも心がける事・・・

*ただ単に、作って食べておしまい!!ではなくて、その会の意味を伝えること。

*ばたばたせず、各テーブル同じスピードで進んでいく事

*そして何より、楽しんで頂ける事。CIMG6561.JPG

調理の途中で、「楽しいね!」「面白いね!」とともに、笑顔が沢山あったら満足度は高いという事。

そして最後に、質問が多く出されたら、その会の意向が伝わったという事。
願いは、その流れが静かによどみなく流れ、大きな流れに変わる事。

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 ↑ 手まり寿司 & さかさいなり

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  ↑ ふくいパフェ 野の花オリジナル

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この中には、実は沢山の<鯖江&福井>が入り込んでおります(^^)

その食材の詳細は、野の花ブログで・・ → ポチッ

2011年2月10日

福井の観光地「東尋坊」

ふくいの代表的な観光地 「東尋坊」

所用で近くまで行ったので、久しぶりに訪れてみました。

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もしかしたら、東尋坊といえば・・・
<二時間ドラマの終盤、逃亡に疲れ果てた犯人が捕まる場所?>
というイメージの方もいらっしゃるのでは??

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海からの強い風、打ち付ける波しぶきの音、
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 空、海、風、岩・・・

イメージとはうらはらに

その開放感と、岩に打ちつける波の力強さもあいまり
元気がもらえる場所です。

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こんなスリルも味わえる(^^)

もし福井にいらっしゃる事があったら、北陸福井の日本海も是非!!

越前カニもいるよ!! → ポチッ


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ふくいからお届けする季節の石窯ぱんセット

「野の花便り」只今ご予約受付中です。→ ポチッ

2011年2月11日

発酵の可能性を最後まで

摩訶不思議、発酵し旨みを醸し出す【麹】
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発酵の力を借りて、お米から誕生するお酒

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【日本酒】

そして、日本酒を絞った後には・・・

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【酒粕】

粕とはいえ、丁寧に作られた日本酒になればなるほど
その旨みは残り、酵母もまだまだ生きている。

その酒粕から・・・

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【コスメ】(他に、石鹸、化粧水有)

麹の発酵力、美味しさから美白まで!!

余す所無く使い切る。これぞ、もったいないの大和の心。

昔ながらの山廃仕込で丁寧な日本酒作り。
ふくろうマークが目印の、田嶋酒造 福千歳さん。

野の花工房は福井の酒蔵さん応援します。
がんばれ~~。

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福千歳さんの奥様から教えて頂いた塩麹 → ポチッ
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ふくいからお届けする季節の石窯ぱんセット

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2011年2月16日

メシ友「蟹の淡雪」

福井に住む友人から、東京土産!?で頂きました。
今じゃ、地元では手に入りにくい

メシ友で話題の「蟹の淡雪」
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<名称> ズワイ蟹酒煎り
<原材料> 蟹身、日本酒、酢、酒精

お塩は、蟹を茹でる時の塩味のみなんでしょうね。

優しく、ふわりとした上品なお味。
創業明治23年 老舗料亭 開花亭さんらしい 

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卵粥にのせてみました。

【メシ友】というと、ほかほか御飯にぶっかけて
ワシワシ食べるというような、B級なイメージですが・・・・

このお味は【御飯の御友人】という感じでございました。

2011年3月24日

旬の里ふくい vol.32

福井県販売開拓課 発行 【旬の里ふくい vol.32】

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<ふくいの郷土料理 プラス1>コーナーで、レシピ提案させていただきました。

今回の食材は、消費量日本一の 厚揚げ。
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オーソドックスなレシピ「厚揚げの煮たの」に加え・・・
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焼き揚げに加えるのは、大根おろし、ネギ、鰹節。
この三つの食材の組み合わせ、イメージは越前蕎麦。

ちょっと驚きのレシピは、エスニックに厚揚げ。
いわゆる日本のカレーではなくて、グリーンカレーペーストを加えてアジアン風カレー。
(以外にも、お揚げが合うのです。)

この冊子は、首都圏に福井の食材を広める為に発行されているそうです。
(何かのご縁で、手に取られた方どうぞご覧下さいませ。)

HPでも、バックナンバーも含めご覧いただけます。

2011年4月 2日

福井の食材×福井の食材

先日 福井県販売開拓課主催の 「地産地消マッチング情報交換会」が行わました。

目的は、地産地消の更なる推進を図るため、加工業者、飲食店等が
県産素材を活用した新商品開発や新メニュー導入を支援する
事。

その会場で、野の花工房が担当したのは・・・

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↑ このコーナーでの提案&試食品。

県のご担当の方と、打ち合わせを重ね・・
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 ↓【厚揚げ&たけのこのエスニックカレー】
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 ↓【米パンにトッピングふくい】
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↓【おちらしドラ】
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新しい県産の食材の使い方の参考になればとの想いでメニュー作成。

既存のものでは提案にならず、かといって奇抜すぎも場に相応しくなく。

"美味しい"に、"ちょっとした驚き"をエッセンスにして提案させて頂きました。(^^)

メニューの詳細は、野の花ブログでUPしますね。

2011年5月 6日

越前和紙で戦国衣装

先日、越前和紙の里にて開催の「戦国ファッションコンテスト」作品展示を見てきました。
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素材は全て越前和紙。
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どれもこれも和紙なんですが、
あまりにリアルでそう見えない。

でも、越前和紙です。

そして、作品展をやっている和紙の里通り
 「卯立の工芸館」受付に飾ってあった<ぜんまい>
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実は、これも和紙。

作品展は、今月16日まで。皆さま是非、越前和紙の里へ足をお運び下さいませ。

2011年5月18日

鯖江と鯖江のコラボ

住んでる街鯖江市は、 眼鏡の街、越前漆器の街。

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眼鏡新調しました。
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眼鏡と漆のコラボ。
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眼鏡に施された漆。

大和の朱色、気に入ってます。(^^)
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ケースも漆塗り。

こんな眼鏡を作っているのは・・・・・

ブロスジャパン
そして、その想い。→☆☆☆

貴方の街で、鯖江コラボの眼鏡見つけてみて下さいね。
県内は、コチラのお店で買えます。→田中眼鏡さん

想いのあるメーカーさん、小売り屋さん、職人さん・・・・
どの人達も素敵です。

2011年5月30日

塩麹

麹にお塩を加えて・・
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お水を加える。

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時々かき混ぜ一週間程度、
お米が指で潰れるくらいまで発酵を待つ。


ただそれだけで、塩麹の出来上がり。

但し、そこには発酵という
まか不思議な微生物の営みがある。

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コールラビとラデッシュの塩麹漬け。


麹でも、お味噌蔵さんと酒蔵さんでは、
その香りや味わいが違う。

発酵の世界は、とっても深くて面白い。


今こそ 発酵の力。


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フライパンで、タンドリー風チキン → ポチッ

2011年6月12日

<麹>を元にしたイベント

麹から<日本酒>


しかも福井県産のコシヒカリとワイン酵母のコラボレーションから誕生したお酒
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↑ ライスワイン

日本酒を醸造したその後に残る
<酒粕>

その酒粕から作られた・・・
CIMG8106.JPG↑ コスメ。


麹に塩と水を加え発酵させた調味料
<塩麹>

塩麹を使ったお料理達。
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今の暮らしを少し見直し、
余す所無く、美味しくキレイに使う。




"ライスワイン" "塩麹ビッフェ" "大吟醸酒粕コスメ"の三つと

福千歳(田嶋酒造)ベジヤード野の花工房の三つ

三つ × 三つ の掛け算で、とっても有意義な時間となりました。

ご参加の皆様、本当に有り難うございました。


メニューの詳細は、野の花ブログでご紹介しています。→ ポチッ

2011年6月19日

豚のお話と加工品の試食会

先日 野の花工房にて

睦美ファーム 時岡さんの養豚のお話とその加工品試食会が行われました。

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養豚の概要を話して下さったのは、

若手後継者の 時岡 敦君。
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お話を伺って
養豚の大変さと共に

食肉流通の複雑さを知る事が出来ました。

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子豚生産から、肥育までの一貫経営だそうです。

この日は、お話を伺った後に・・・・
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時岡さんの育てた豚の加工品の試食会。

生産者さんのお話を伺い、その食材を一緒に頂くというのも
お互いにとって大切な時間だと感じました。


時岡さん、これからもがんばってくださいね。みんな応援していますよ。(^^)

******
試食会の様子は、野の花ブログにて → ポチッ

2011年7月 1日

黄金の梅

樹上完熟梅で、新品種

「新平太夫」のパンフレット。

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↓ この撮影に協力させて頂きました。

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この梅の特徴でもある、フルーティさや、透明感ある色が
パンフを手に取った方に、少しでも伝わればと思っています。

CIMG7753.JPG福井県南越前町河野地区にて栽培

この梅は、晩生なのでこれからが最盛期。

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収穫が待たれます。

2011年7月 8日

農家さんに敬意

海の見える山の中

辺りに漂う 甘~~い香り。
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収穫期を迎えた、黄金の梅<新平太夫>の梅園に行ってきました。

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斜傾地に植えられた梅の樹の間の細い道を、

登ったり下ったり。


樹上完熟なので、自然落下した梅を拾い集める作業中。↓ 
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この日は雨上がりで、すべるすべる。
梅の樹に頭ぶつけるわ、斜面をずり落ちそうになるは・・・・

そんな中で、ひょいひょいと作業をする農家さんに敬意!!!

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愛情いっぱい、お日様や海風いっぱい受けて育ったこの娘。

拾われるのを待っている。

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この場所の空気感と、そこで働く人達と、そこで収穫される農産物と・・・

その全てが素敵すぎる!!!


「佐々木さん、又友達連れて遊びに来いや!!」と言ってくれた、浜野さん。


こんなに素敵な梅に出会ってシアワセです。
育ててくれて本当に有り難うございます。

又絶対 行きま~~す!!

======
「文月 野の花便り」に、この梅ジャムが入ります。
只今ご予約受付中です。→ ポチッ


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料理通信web

「日本列島食便り」の、読者アンバサダーとして
福井の食情報を一年間発信する事になりました。

そちらも、どうぞよろしくお願いします。
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2011年7月26日

落ち着く空間

所用で、久しぶりに知り合いのお宅へ伺いました。

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そこは、時を越えた空間。

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この家の梁になってから、そして梁になる以前、山の中での時間。

そのどちらも、人一人の人生を、軽く超えた時間。

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吹き抜ける風も心地いい・・・・。

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現代では憧れの眼差しで見られるかまど。

でも、この調理道具を日常の暮らしの中で使っていた女性達は、
今ほど自由ではなく、「家」というものに縛られていたんだろうなーーー。
なーーーんて思ったりして。

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この家の当主に入れていただいた珈琲で語るしばしの時間・・・・。

とてもいい時間を過ごしました。有り難うございました。

2011年8月 4日

和紙の名刺

越前和紙で名刺を作りました。
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地模様入りです。

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↑ その、1

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↑ その、2

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↑ その、3


どれがお好みですか?


私は・・・・

どれも素敵で選べない・・・。


<使って残そう 越前和紙>

2011年8月 9日

ふくいマートで新メニュー提案

先日、福井県農林水産部 販売開拓課主催

平成23年度 「地産地消・ふくいマート」にて

<県産食材を使った新メニュー提案>をさせて頂きました。

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↑「福井 夏のトマトスープ 呉汁仕立て」
県内産使用食材・・・越のルビートマト、生豆粉

うこんとトマトで夏の暑さを乗り切るスープ。伝統料理の呉汁(ごじる)で使う、生豆粉を加えてみました。

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↑「福井 夏のブルスケッタ 三種」
県内産使用食材・・・越のルビートマト、味付けタラ、吉川ナス

おつまみやご飯のお共としてお馴染みの「味付けタラ」を、甘い越のルビーと合わせました。
サラダ風と、煮込み、そして伝統野菜の吉川ナスは、爽やかなトマト煮に
それぞれ、パンにのせてブルスケッタで提案させていただきました。

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↑「福井 黄金の梅レアチーズ」
使用県産食材・・・黄金の梅新平太夫、紅映梅の甘露煮、ブルーベリー

今年市場デビューを果たした、黄金の梅 新平太夫のジャムを使ったレアチーズに、
ブルーベリーと県産青梅の甘露煮をトッピングしました。


この日は、(有)河野経営研究所 河野律子先生の
「儲かる!六次産業のポイント」と題したセミナーもあり
私自身も大変勉強になりました。


そして、当日カメラを忘れた私に この日の画像を送ってくださったSさん 有り難うございました。

2011年10月 5日

ふくいのゆるキャラ

先日、福井市内のショッピングセンターにて
「福井県まちむら宝市」が開催されました。
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南越前町の特産品として、
野の花工房「黄金の梅ジャム」の販売をして頂きました。

お陰様で一日で予定数完売し、急遽追加分も完売致しました。
有り難うございました。

そして、その会場に現れたのは・・・・
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福井の、町村のゆるキャラ達

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美浜町の<へしこちゃん>は、全国ゆるキャラグランプリにも輝いた事があり、
そのたすきが誇らしい!?

そして・・・・
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高浜町の <赤ふんぼうや>発見!!
赤ふん一丁!いつもいさぎ良いね~。

手に持つのは(持ってとお願いしたところ快諾!)
高浜町特産の、杜仲茶入りのサイダー

トチューダ

その町に行かないと買えない一品もあり、楽しいイベントでした。

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<お知らせ>

世田谷パン祭りのワークショップ「石窯パンピクニック」に、野の花工房参加します。

2011年10月 7日

秋 山からの贈り物

先日、山の中の施設へ所用でお邪魔しました。

そこには、山からの贈り物がいっぱい。

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きのこ

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さるなし(中はキーウイみたいです)

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やまぼうしの実

そして・・・
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かまどご飯も!

日本は、豊かな実りの秋を迎えています

人間と、動物と、そして食べきれない分は土へ・・・
みんなで分け合う実りの秋。

2011年10月21日

福井の伝統的食文化

福井県農林水産部販売開拓課 企画発行

旬の里ふくい vol 33

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福井の伝統的食文化の地元流&新しい食べ方

美味しいレシピ

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全4ページの撮影に協力させて頂きました。

「焼き鯖」「へしこ」「小鯛の笹漬け」「花ラッキョウ」

福井の美味しい物いっぱい!!

その誌面は、野の花ブログで・・ポチッ

2011年11月10日

幸せ日本一

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「幸せですか?」と問われたら

「はい、満ち足りています。」と答えます。


越前カニに越前蕎麦、美味しいお米に美味しい野菜、
そして水ようかんや羽二重餅


海の<幸>、山の<幸>、里の<幸>


<幸>が満ち溢れていますもの。

2011年11月12日

越前蟹漁解禁

このところの福井県民のご挨拶は・・・・

「もうカニ食べた?」

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カニ好きにはたまらない、

待ちに待った 越前蟹漁解禁で~す。


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 ↑ オスの【ズワイ蟹】

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足の身を、みそに絡ませて食べるのが・・・・最高!!


でも、福井県民「蟹食べた?」の<蟹>は

一般的にはお値段お手頃なメスの【せいこ蟹】を指す。

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お値段安くても、小さくても、お腹の中はコチラの方が美味しいの。


そして、足に付いてる黄色いタグは、福井っ子の印です。


一方山では、イノシシ猟も解禁で~す。→ ポチッ

プロフィール

石窯料理研究家、
日々の料理家 佐々木 京美

自宅隣に設けた、手作り石窯のある「野の花工房」を主宰。
自然と食材に恵まれた福井で、日々日常の料理を愉しむ。

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