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郷土のリメイク料理 

ふくいの郷土料理 ”たくあんの煮たの”

桶に残ってる、食べにくくなった古漬けのタクアンを、塩抜きした後、味付けして煮物にする料理。

これぞ、我が地元福井のリメイク料理!!

先日実家に行った折、母が手渡してくれたパックの中身は、母の”たくあんの煮たの”。
CIMG9240.JPG
”タクアン”も、その家その家で味が違い、
タクアンの煮方、味付けもそれぞれ違う。

お醤油味だったり、鰹味だったり、ゴマ油がきいてたり、七味がきいてたり・・・・・・

鷹の爪に丸大豆入りが、母の煮方。

土地土地に多様な料理があり、その料理もそれぞれの家庭での味がある。

そんな食の多様性も、”豊かさ”なのだと この歳になりしみじみ思う。

なぜ”たくあんの煮たの”にもいろんな味があると知っているか・・・・

それは、ご近所からのお裾分けだったり、親戚の集まり等で、
いろんなおばちゃん達の作ったそれを食べていたから。

小さいころから、一つの料理をいろんな味付けで食べる事が出来た環境が
今に繋がっているのかもしれないと感じています。

この「たくあんの煮たの」、とっても美味しいふくいの味なのですが、
スーパーで売られている、画一的なたくあんでは残念ながらこの味は出ないのですよね。

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プロフィール

石窯料理研究家、
日々の料理家 佐々木 京美

自宅隣に設けた、手作り石窯のある「野の花工房」を主宰。
自然と食材に恵まれた福井で、日々日常の料理を愉しむ。

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