「長月 野の花便り」の為に、9月24日~27日の四日間、野の花石窯に火が入っておりました。
火入れ時は、朝早い。
まだ暗闇の中、その日一番の薪をくべる。
パチパチと音を立てる薪、そして走る炎を静寂の中一人眺める・・・・。
(が、それもほんの一瞬。仕込みに入らなければ・・・。)
さぁ、今日も美味しい石窯パンを焼こう。
こねるタイミング。
分割のタイミング。
成型のタイミング。
窯に入れるタイミング。
窯から出すタイミング。
薪を入れるタイミング。
同時進行のいくつもの生地の、それぞれのタイミング。
沢山のタイミングを逃さないように、五感を駆使した緊張は一日続く・・・・
石窯の遠赤で、じっくり焼けていくパン達。
これまでパンを膨らませ、パンに美味しいアロマを与えてくれた【酵母】達の仕事は石窯内の高熱で終焉を迎える。
ここまで有難う酵母達。
君達の仕事が無駄に終わらないように、最後の焼成の作業も慎重に・・・。
美味しいかどうかは、見た目で分かる。
パンからそういうオーラ(気)が出てる。
そんなパン、目指してます。
明日は、越前和紙和紙を使った包装と、「長月 野の花便り」の中身達をご紹介しますね。