本来ならば、旅は三日目の行程へとなるのですが、福井から参加している私は残念ながら交通機関の都合上参加する事が出来ませんでした。
でも、前日の夕方帯広に到着していた私は、貴さんの特別の計らいで、夕へが沈むあの鮭が揚る大津港へ案内していただきました。
あの鮭がここで!!と思うと、感慨ひとしおです。
今思えばこの港が、今回の素晴らしい旅の序章だったのですね。
今回の旅で印象的だったのが、どの生産者さんも、
ご自分の作物や飼育している牛達に向けるまなざし、そしてそれらを持つ触る手が優しく慈愛に満ちている事。
現場での表情が、イキイキされている事。
数種類の麦の穂を持つ、前田さんの手。
玉葱畑の芋坂さん。
↑ 高齢のジャージー牛をなでるその手と眼差しが優しい、しんむら牧場の新村さん。
↑ 子牛をなでるオークリーフの柏葉さん。
柏葉社長さんの小指を、お母さんの乳首と思いチュパチュパする子牛。
母牛の乳首になりきってあげる、柏葉社長さんの手。
大地の男!!尾藤さん。
大地に沈む夕日を背に、轟音響かせトラクターを走らせて、私達の所へやってきたそのお姿は、
まさしく「ジャガイモ大王」
(大王のお名前は、今回ご一緒した、小田川さんが命名?)
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皆様お忙しい中、私達の為に時間を割いて頂いて本当に有難うございました。
よく「消費者の声に耳を傾けて・・」などと言いますが、今回の旅で、
「私達は、もっともっと生産者さんの声にも耳を傾けないといけないなぁ~」と、そう思いました。
結局は「人」なり!!!
そして、今回のこの素晴らしい企画をたててお世話下さったフードソムリエさんと、
ご一緒した料理家さんに感謝し今回の旅のレポートを終わらせて頂きます。
旅ブログにお付き合い下さって有難うございました。