先日であった、平松洋子さんの一冊の本。
「アジアのごはんがおいしい理由」
<以下抜粋>
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<はじめに>より
アジアが私に教えてくれたのは、暮すことの楽しさ。
台所道具を使うのも、料理をつくるのも味わうのも、すべては暮らしの楽しみそのものなんだな、と気がついた。
そうしたら、台所に立ったりごはんをつくったりするのが、もっと好きになった。
石臼のなかのスパイスを自分で潰すと、みるみるうち芳ばしい香りが湧き立つ。その様子にはいつも胸が高鳴り、狭い台所にはおおらかでのんびりした空気が流れ始める。
アジアで知った「暮らしの基本」
それは、なんでもない毎日のなかに豊かな広がりがあるということ。
<ゆがんでいても、曲がっていても>より
アジアの台所道具の大きな特徴のひとつは、自然の素材が暮らしの道具として自在に取り込まれていること。
<中略>
なにより心動かされるのは、ね。
おいしい料理をつくるための「智恵」が、自然の素材の力を借りて極めてシンプルなかたちに凝縮されている、そこのところ。
植物や石、土や火や水に、暮らしの「智恵」や「工夫」が託されている。
それは、ひとの暮らしが、ほんとうは自然とともにあることの証なのだ。
ただ必然から生み出されたシンプルなかたちが、ここにある。
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そうそう、そうなんですよね。
平松さんの文章に出会うと、常々感じていた自分でもつかみどころのない想いが確認できる。
だから好き。
本日は、適当な画像がなかったので・・・・・
お隣から頂いた、「そうめん南瓜」の下準備の様子UPしてみました。
外皮がかなり硬くて難儀しましたが、
(本当は輪切りにしてから茹でるのですが、無理だったので、一旦丸ごと茹でてからカット)
むだかる事もなくスルスルとほどけるその様は、なかなかコミカルでした。^^
(すみません、今「むだかる」をググッたところ、福井弁だと判明しました。(汗)
むだかるは、絡むという意味です。)
コメント (6)
そうめん南瓜! よく母親がスープにしてくれました。
投稿者: アニ | 2008年9月 3日 13:14
日時: 2008年9月 3日 13:14
アニ様
私はもっぱら酢の物なのですが、
アニ様のお母様のスープはどんな味のスープなのでしょうか?
きっと、シャキシャキがポイントのスープなのでしょうね。
興味深々です。
投稿者: 野の花 | 2008年9月 3日 20:59
日時: 2008年9月 3日 20:59
母にレシピを聞いたけど「忘れちゃった」と言われました >o
ちょっと塩味があるんですけど、味は薄味で、黄色のとろとろしたスープでした。
南瓜の部分をすくって食べるとシャキシャキしました。
頑張って再現したいですっ
投稿者: アニ | 2008年9月 3日 21:26
日時: 2008年9月 3日 21:26
アニ様
早速お母様に聞いてくださって、ありがとうございます。
薄い塩味のとろりんスープに、シャキシャキがポイントですね♪
いつかそのスープが再現出来たら、味のバトンが渡る瞬間ですね☆
投稿者: 野の花 | 2008年9月 3日 21:36
日時: 2008年9月 3日 21:36
>平松さんの文章に出会うと、常々感じていた自分でもつかみどころのない想いが確認できる。
平松洋子さんの言葉は、まさしくそうですね!!
私も平松さんの本が大好きです (*^‐^*)
投稿者: あおいみどり | 2008年9月 5日 01:17
日時: 2008年9月 5日 01:17
あおいみどり様
>石臼のなかのスパイスを自分で潰すと、
>みるみるうち芳ばしい香りが湧き立つ。
>その様子にはいつも胸が高鳴り
まさしく、そうだったよね。^^
本との出合い、ありがとう。
投稿者: 野の花 | 2008年9月 5日 09:58
日時: 2008年9月 5日 09:58