そうそう、そうなんですよね。
先日であった、平松洋子さんの一冊の本。
「アジアのごはんがおいしい理由」
<以下抜粋>
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<はじめに>より
アジアが私に教えてくれたのは、暮すことの楽しさ。
台所道具を使うのも、料理をつくるのも味わうのも、すべては暮らしの楽しみそのものなんだな、と気がついた。
そうしたら、台所に立ったりごはんをつくったりするのが、もっと好きになった。
石臼のなかのスパイスを自分で潰すと、みるみるうち芳ばしい香りが湧き立つ。その様子にはいつも胸が高鳴り、狭い台所にはおおらかでのんびりした空気が流れ始める。
アジアで知った「暮らしの基本」
それは、なんでもない毎日のなかに豊かな広がりがあるということ。
<ゆがんでいても、曲がっていても>より
アジアの台所道具の大きな特徴のひとつは、自然の素材が暮らしの道具として自在に取り込まれていること。
<中略>
なにより心動かされるのは、ね。
おいしい料理をつくるための「智恵」が、自然の素材の力を借りて極めてシンプルなかたちに凝縮されている、そこのところ。
植物や石、土や火や水に、暮らしの「智恵」や「工夫」が託されている。
それは、ひとの暮らしが、ほんとうは自然とともにあることの証なのだ。
ただ必然から生み出されたシンプルなかたちが、ここにある。
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そうそう、そうなんですよね。
平松さんの文章に出会うと、常々感じていた自分でもつかみどころのない想いが確認できる。
だから好き。
本日は、適当な画像がなかったので・・・・・
お隣から頂いた、「そうめん南瓜」の下準備の様子UPしてみました。
外皮がかなり硬くて難儀しましたが、
(本当は輪切りにしてから茹でるのですが、無理だったので、一旦丸ごと茹でてからカット)
むだかる事もなくスルスルとほどけるその様は、なかなかコミカルでした。^^
(すみません、今「むだかる」をググッたところ、福井弁だと判明しました。(汗)
むだかるは、絡むという意味です。)