パダン料理レストラン　「イブ．ムス」｜料理家BLOG

今回、必ず行こうと決めていたのが、パダン料理のレストラン。

西スマトラ地方のパダン料理は、そこに住むミンナカバウ人が、出稼ぎ行った時に全国各地に広めた料理です。

インドネシア国内いたるところにあり、現在ではシンガポール、マレーシア等他の東南アジア諸国にも点在しています。

料理の特徴は、多彩なスパイス使いと辛さ！！
そして、パダン料理のお店は、一目で分かる・・・・
なぜなら・・・

店先のウインドゥには、洗面器やお皿に入ったお料理が、こんな風に積まれています。

清潔度の差はあれ、（清潔度の差＝価格の差）どのレストランも、このディスプレーは同じで、これがパダン料理の目印！！

現在ではパダン料理のチェーン店もありますが、今回はバンドン市にある、パダン料理レストラン　「イブ．ムス」・・・・直訳すると、「ムス奥さんのパダン料理レストラン」に行ってきました。

お店に入り席に着くと・・・・・・・・・

何も注文しなくても・・・

ご飯が乗った人数分のお皿＆、料理が次々運ばれ・・・・

テーブルの上は、お皿で一杯。
乗らないお皿は、更にお皿の上に・・・・・・

あっと言う間に、この風景・・・。

並んだお料理、一部紹介しますと・・・・・

パダンの代表的な料理　「ルンダン．サピ」

写真では、見た目？？？？かもしれませんが、沢山のスパイスとココナツミルクで煮詰められた、牛肉は、絶品！！

このルンダンは、後日、パダン出身の知り合いの奥さんと一緒にお料理しました。
沢山の沢山のスパイスを使い、長時間煮込み、本当に手間のかかるお料理です。（その時の様子は、後日のブログでご紹介しますね。）

イカの、スパイス煮込み。

日本のかき揚げみたいな、「バラバラ」

モツのスパイス煮込み。

これは、牛の肺だとか・・・・・

その他に、「脳みそのスパイス煮込み」なんていうのもありました。
（さすがの私も、それはちょっと・・・）

ちゃんと、お野菜もあります。
インゲン豆の炒め物。

並べられたお料理の中から、自分の食べたいおかずを、自分のお皿に取り分けて食べるのが、パダン料理のスタイル。

ここでのマナーは・・・
☆取り分ける時は、テーブル備え付けのスプーンを使う事。
☆そしてそのスプーンは、一皿に付き一本。

その他に店内には、こんな惣菜も並んでいて、テイクアウトも出来ます。

この時も、バイクに乗った人たちが、いくつも包んでもらっていて持ち帰っていました。

さてさて、口の中をヒリヒリさせながら、爽快な汗をかき、なんだか妙に体がスッキリ、シャッキリし、
活発な新陳代謝を感じつつ、お腹一杯になったらお勘定。

その支払いシステムは、こちらでご紹介しています。