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2008年7月11日 アーカイブ

2008年7月11日

まるごと桃の行く末は?

樹上で色づき、産毛で覆われほんのり桃色になった桃を持ち帰り・・・・・・

桃の皮を一皮剥きました。

つるつる艶桃
もう、これだけでうっとり・・・

こういう風景に、癒される・・・。
(自然から、この季節の贈り物)

でもね、ちょっと引いて見てみると・・・・

イロイロアリマス

キズつき、色が一部変色してる桃もある。

桃は、本当にデリケートな果物。

ほんの少しキズが付いた所から、傷みはじめようとする。

手袋をし、収穫した桃は、クッションの上にそっと置き・・・・
どんなに、どんなに気をつけて、収穫しても・・・キズ付く桃は出る。

それは、消費者の方に美味しい桃をお届けしようと、
樹上で色付かせてから収穫しようとすればする程、
桃は柔らかくなり、傷つきやすくなる。

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大きくても、小さくてもいいんです。
多少キズがあってもいいんです。(持ち帰り、スグに食べます。)
味は同じ、手間隙かけて作られた桃なんですもの。
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その気持ちを、生産者さんに伝えられるのは、直接繋がっているから・・・・・・。


さて、この桃を使い・・・・・・・

以前から、してみたいと思っていた事を実行に移しましたよ。

満足!
【丸ごと桃のコンポート】

桃を、一個全て食べる満足感に浸れるコンポートです。


今回の丸ごとコンポートにも、以前のブログでご紹介した、バニラビーンズとグローブを入れました。
桃の品の良い香り&甘さ、言葉を変えれば”ぼんやり”とした香り&甘さ。
その”ぼんやり”を、バニラとほんの少しのグローブが、味を”はっきり”させてくれる気がします。

その後、丸ごと桃のコンポートに、白のスパークリングワインをそそいで食べてみました。
(更に満足度UP!!)

但し一言申し上げますと・・・
見た目とはウラハラに、食べにくい事この上ありません。(笑)


プロフィール

石窯料理研究家、
日々の料理家 佐々木 京美

自宅隣に設けた、手作り石窯のある「野の花工房」を主宰。
自然と食材に恵まれた福井で、日々日常の料理を愉しむ。

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