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家で行う行事

福井(特に私が住む地域)は、冠婚葬祭が丁寧な土地柄です。
(とはいえ時代の流れもあり、近年ではかなり省略化もすすんでいます。)

先日の事、親戚でご法事がありました。

最近では少なくなっている、昔の名残がある、自宅お座敷、お膳でのおもてなしという事で、
今回ごお家の方のご了解を得て、撮影させて頂きました。


更に奥に和室が二間
お客様をお迎えする前のお座敷。

写っていませんが、手前の和室左側にはお仏壇。
奥の和室左側には、床の間。
(この場所で、結婚式、結納、お葬式、法事、お正月やお盆の親戚の集まりが行われる。)

そして、この和室の更にその奥には、廊下をはさんで「控え間」と呼ばれる和室があります。
結婚式では、お嫁さんやその御両親の控え間。
そして仏事では、お坊さんの控え間。

下の写真、敷居から右側、畳が敷いてありますが、本来は床板の廊下。
いつもは廊下
廊下の幅とその段差を、畳に合わせてあるので
畳を敷き詰めると、フラットになり、広く使えるようになっている。

昔の福井の家は、行事ごとを考えた上での建て方の工夫があったりします。

CIMG4703.JPG
さて、お客様がそろい、
皆様お経をあげている間に・・・・

CIMG4704.JPG
お手伝いの親戚の女性達(含む私)は・・・
お経後に始まるお膳の準備。
お給仕も大変
昔から・・・

お膳を囲み、食事をする事で・・・

人と人との繋がりを、より強くしてったのでしょうね。

次回は、その舞台裏(お台所)の紹介をしようと思います。


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プロフィール

石窯料理研究家、
日々の料理家 佐々木 京美

自宅隣に設けた、手作り石窯のある「野の花工房」を主宰。
自然と食材に恵まれた福井で、日々日常の料理を愉しむ。

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