福井(特に私が住む地域)は、冠婚葬祭が丁寧な土地柄です。
(とはいえ時代の流れもあり、近年ではかなり省略化もすすんでいます。)
先日の事、親戚でご法事がありました。
最近では少なくなっている、昔の名残がある、自宅お座敷、お膳でのおもてなしという事で、
今回ごお家の方のご了解を得て、撮影させて頂きました。
お客様をお迎えする前のお座敷。
写っていませんが、手前の和室左側にはお仏壇。
奥の和室左側には、床の間。
(この場所で、結婚式、結納、お葬式、法事、お正月やお盆の親戚の集まりが行われる。)
そして、この和室の更にその奥には、廊下をはさんで「控え間」と呼ばれる和室があります。
結婚式では、お嫁さんやその御両親の控え間。
そして仏事では、お坊さんの控え間。
下の写真、敷居から右側、畳が敷いてありますが、本来は床板の廊下。
廊下の幅とその段差を、畳に合わせてあるので
畳を敷き詰めると、フラットになり、広く使えるようになっている。
昔の福井の家は、行事ごとを考えた上での建て方の工夫があったりします。
さて、お客様がそろい、
皆様お経をあげている間に・・・・
お手伝いの親戚の女性達(含む私)は・・・
お経後に始まるお膳の準備。
昔から・・・
お膳を囲み、食事をする事で・・・
人と人との繋がりを、より強くしてったのでしょうね。
次回は、その舞台裏(お台所)の紹介をしようと思います。