去る2月22日にうちの取引農家の合鴨家族・古野農場と岡垣町のスローフードレストラン”ぶどうの樹”(福岡・岡垣)とのイベントです。”La CUCINA”はスローフードFUKUOKAと共に後援していたイベントです。昨年は企画と鴨のラグーソースの手打ちパスタ教室や物販などさせていただきましたが、今年は都心(天神・イムズ)でこじんまりとしますので私は講師はせず、営業担当させていただき満席御礼でした!
詳細はもう過ぎてしまっているのでこちらでご確認ください→http://ameblo.jp/la-cucina/day-20090204.html
このイベントは、合鴨農法(合鴨水稲同時作・無農薬有機農法ですね!)で育った鴨をいかに皆さんにおいしく食べていただくかという趣旨です。合鴨をみなさんがおいしくいただいてくれることで、合鴨農法が今以上に広がるように!という願いも込めています。
今回は、パーティではワインや日本酒が飲み放題!!おいしく楽しく過ごしましたが、目玉は、やはり講演会ではないでしょうか?!
西日本新聞社の佐藤弘さんと古野パパの講演会では、食とは”いのちのふれあい”ということをメッセージとしていました。
私も10年以上は食の業界におりますが、食のつながりや現状を学問的に論じたりまとめたりという機会がなく熊本大学の徳野先生のお話や佐藤さんのお話は私の中で食の現状や自分の役割について整理することができました。
印象に残ったものを綴ると、
■欠食は、昔は食べ物がなくて食べれない状態を示していたけど、今は食べ物がありすぎて、いつ誰とどのようなものを食べればいいのかがわからないから、若年層の欠食が多いとのこと
*これはご飯を作る側が、誰と何をおいしく食べようかな?と思うことで解決できます!
■自給率ではなく、自給力をあげろ
*全くそうで、自給率は、全く私たちの生活中では見えてこない
自分で食べ物を生産する力、加工する力、調理する力を身につけると自ずとこれも解決!
■かしこい消費者になること
*国産のもの選びましょう、食べましょう!といいますが、お漬物、醤油、お酢なども実は、化学調味料、添加物が多く入っています。危機感を感じたり高い食材を買う前に、加工品は、一度ラベルを見るや栄養価の高い野菜の選び方などを身に着けることが健康的な生活の第一歩です。
■食という行為を連鎖的に捉える
食料の生産から買い物(選ぶ力)から・調理・食空間の演出、食の楽しみ、それから”食べる”・食べ方・消化吸収・ごみの処理の仕方・排泄物のこと、これをまた土に返して食の生産に戻ります。
この全て私自身は知っていて実践しているのですが、私の中では、当たり前のことだったのでみなさんに伝え切れていないなと実感。”La CUCINA”でやるべきことが明確になった。とすっきりいたしました。
料理教室では、一般消費者に直接伝えて、コーディネイトのお仕事では、企業や飲食店と一緒になっていろいろと伝えていけたらいいなあと思います。
私の仕事をまとめてみると
■料理教室(食を学ぶ)
■フードコーディネイト(食の演出)
■パーソナル栄養マネージメント(食で健康)
が事業内容です。
これって、食の循環に当てはまるでしょ?これからももっと”食”を通して人のため、自分磨きのために頑張ろうって思いました。