【手持ちのお皿を使いこなす5】変わり皿(ガラス皿・木製皿)編
食器戸棚の奥にしまって使われていないお皿…ガラス製だったり木製だったりとちょっと個性的!?素材をどう生かせば良いのか分からずに使うのを躊躇してしまうお皿です。
せっかくキレイなお皿なのにしまっておくだけではなんだかもったいないですね。
今回は料理研究家の山口はるのさんに木製やガラス製の変わり皿を生かす盛り付けのキホンとコツを教えていただきました。
夏らしい一品“トマトとモッツアレラの冷製パスタ”。
こちらの写真、とても美味しそうなのですが…どこか普通っぽく、全く季節感が感じられません。
今日は“ガラス皿”を使って、季節感あふれるワンランク上の盛り付けのコツをお伝えさせて頂きます。
ガラス皿の特徴は
“四季を演出できること”と“皿の下に敷くものによってイメージを変えられること”
そして“食材の色を選ばないこと”
早速“トマトとモッツアレラの冷製パスタ”をあらかじめ冷蔵庫で冷やしておいたガラス皿に盛り付けてみました。
するとどうでしょう!
ガラス皿を使い涼しげなプレイスマットの上に置いただけで、清涼感あふれる夏らしい一皿に変身です。
更に皿のふちにバルサミコソースを描いただけで、スタイリッシュなワンランク上の盛り付けになりました!
このように“清涼感”あふれるガラス皿。
夏だけのものだと思われがちですが、実は冬にも使えます。
光やテーブルウェアによって温かい演出も出来る優れもののガラス皿。
“テーブルクロス”や“アンダープレート”、“プレイスマット”で季節感やイメージを自由に作り出しましょう。
そして何より“食材の色を選ばない”ガラス皿。どんな色の食材もぱっと映えます。
キャンバスに見立てて、アート感覚で盛り付けを楽しんでみてはいかがでしょう!
次に木製皿にパンとサラダを盛り付けてみました。
普通に盛り付けても・・・木製皿を使うだけで、カフェっぽくおしゃれな一皿になりますね。
でもこちらの写真、ちょっとさみしい感じがしませんか?
今回は木製皿の取り扱い方法に留意して、ひと手間加えたワンランク上の盛り付けのコツをお伝えさせて頂きます。
木製皿の中でも特にウレタン塗装をしてないものは、水分や油分が多い料理が苦手です。
またほとんどの木製皿は、色素の強いもの(カレー・紅ショウガ等)を長時間置いたままにすると色移りするので要注意。
このような料理を盛り付けたい時には皆敷やワックスペーパーを敷いたり、
小皿に盛り付けてから木製皿に載せるのがお勧めです。
以上の注意点をふまえた上で盛り付けたのがこちら。
油分の多いパンの下には“ワックスペーパー”を敷き、ドレッシングはココットへ入れました。
更にワンランク上の盛り付けのコツである“高さ”を出すために、パンを切って立て掛けただけで、ぐ~んとおしゃれな一皿に変身しましたよ!
黒いお皿
個性的ですが、とてもおしゃれな演出が出来る黒い皿。
白い食材がよく映えます。
このようにフォークを置いて粉糖を振るとデザイン性のある一皿に。
スタイリッシュな盛り付けにあると便利なお勧めのお皿です。
リム(ふち)の広い皿
リムの広いお皿は、リムの部分に様々な食材を置いたり、ソースを描いたり、スパイスなどを散らしたりと、あそびを加えるだけで、スタイリッシュな盛り付けに変身させてしまうお勧めのお皿です。
- 山口はるの
- 料理教室"spring' kitchen"を主宰する他、レシピ考案やイベントの講師などのお仕事もさせて頂いております。 "スプリング"キッチンという名前の由来は、いつでも春のように穏やかでありたいという願いと自身の名前"はるの"から付けました。 皆さんに美味しいレシピをお届けするために・・そして皆さんと一緒に素敵な時間をずっと共有出来る為に・・感謝の気持ちを忘れず、日々勉強に励んでおります。