カウンター材
立秋から早10日以上も過ぎ!とはいえまだまだ暑い日が続きますね。疲れた身体に大葉やミョウガなどの薬味を入れて料理なんていかがでしょうか。
皆さんは最近台所で何を作っていますか?
キッチンカウンター
さてさて、前回のつづき!キッチンカウンターを取り上げます。カウンターの材料といって皆さん何を思い浮かべますか。ステンレス、人工大理石、天然大理石、木、タイル…。こんなにあるのか!と思ったかたもいらっしゃるかもしれませんね。機能はもちろん好みは十人十色、色や雰囲気重視で選ばれる方も多いのではないでしょうか。そんな重要ポイントの1つ見た目は同じ材でも仕上げで印象がガラリと変わってしまうことを皆さんご存知でしょうか。
ステンレスや人工大理石といった一番多い材料は各メーカー、サンプルを用意していますから事前に確認ができます。今回はイメージで採用を諦めてしまう方が多い「木」のカウンターに注目しようと思います。時に優しく時にキレのある印象を与える木材ですが、種類と仕上げで様々な装いとなります。
何でシアゲましょう?
木は生き物。水分との関係が重要です。上手なお付き合いができないと長持ちしなくなってしまいます。そのため木材の仕上げ材は何種類もあります。耐熱、耐汚性など機能的な違いで選択することがほとんどですが…何より「仕上げ」というだけに見た目!違います。今回は一般的な三つ方法、オイル・ワックス・ウレタンを書きます。それぞれの特徴を書くと…
オイル :表面から内部に浸透させる。木の色味や木目が際立
つしっとりとした仕上がり。比較的自主塗装しやす
いが下地処理が重要。
ワックス:木の表面をやわらかく保護する塗装。濡れた印象よ
りも無塗装に近いさらっとした印象に。自主メンテ
ナンスが容易。
ウレタン: 表面に硬い膜をはるため、実際膜をはった印象に。
光沢がでるので質感は好き嫌いがある。日常メンテ
ナンスは簡単だが、再塗装はプロに依頼するしかな
い。
前回のアイランドキッチンとして取り上げた木材カウンターのように、簡易的にステンレス台の上において、時々取り替えるのも面白いのではないでしょうか。時には本格派ステンキッチン、はたまた大きなまな板扱い、そしてそのままパーティー会場へ。あなたならどんなストーリを作りますか?
omiedesign:ieiri
コンロ廻りに一枚板!?
自宅では、一枚板=無垢板をコンロ廻りに採用しています。シンク側はステンレスへアライン。無垢板をなんと無塗装のままコンロ台として使っているので設計者仲間にも驚かれますが、油や水がはねても後が目立たず拭き取りが楽。さらっとした質感も程よく、我ながらやってみるもんだなと^^気に入っています。数年このままで試してみてから、いずれはオイルで仕上げてみようと思っています。どんな風に育って行くか、乞うご期待!
omiedesign:ookawa