第65回 最も旬のロンドンを味わう バーナーズタヴァーン
今のロンドンを体感したい、そんな方にぜひお奨めなのが、
今回ご紹介するホテル、ロンドン・エディションの
メインダイニング「バーナーズタヴァーン」。
ホテルとして開業した1908年のグラマラスな雰囲気を現代風に解釈したのは、
ロンドンのデザインホテルの先駆けとなった「サンダーソン」の仕掛人、イアン・シュレーガー。昨年オープンしたばかりの大手ホテルチェーンのマリオット系列のデザインホテルです。
このレストランを手がけたのが、今、最もイギリスで話題のセレブリティシェフ、ジェイソン・アサトン氏。イギリスを代表するミシュラン三つ星シェフ、ゴードン・ラムゼイ氏の右腕として知られ、独立後の2011年にオープンした「ポーレン・ストリート・ソーシャル」に始まり、手がけるレストランが次々にミシュランの星を獲得。現在はロンド ンで5店舗、全世界に12店のレストランを展開しています。
ファッション業界など華やかな客層で知られ、中々予約の取れないレストラン、流行のスポットとしても大きな話題となりました。
「ここはホテルのダイニングだから、ランチとディナーだけオープンする通常のレストランとは違って、朝から深夜まで、誰もがカジュアルに美味しいものを楽しめる空間にしたかった」とアサトン氏。
お薦めの一皿は、天然のロブスターと海老を贅沢に使ったシュリンプカクテル。
アボカドがリッチなフレーバーを、エシャロットがフレッシュなアクセントになっています。
「シュリンプカクテルといえば、イギリスで70年代に流行ったメニューだが、その後、シュリンプカクテルのイメージは流行遅れになってしまって、忘れ去られてしまっていたメニューだった。それで敢えて今回は、この空間でシャンパンに合うような、ゴージャスなシュリンプカクテルを作ってみたんだ。味付けはドレッシングにスパイスとシンプルだが、ロブスターと海老、それぞれの持つ異なる味わいが楽しめると思うよ」
ブレックファストからディナーまで、熟成スコティッシュビーフのハンバーガーからフィッシュ&チップス、ポークチョップやコーニッシュ・シーバスのグリルまで、シンプルが美味しいモダン・ブリティッシュのエッセンスを、今の旬のロンドンの雰囲気も合わせて満喫できる場所なのです。
STORE INFORMATION
BERNERS TAVERN
10 Berners Street,
London W1T 3NP
Tel: +44 (0)20 7908 7979
http://www.bernerstavern.com/