プロ料理家365名によるプロのレシピ4812

第60回 アフタヌーンティー最新事情 from London,England

テムズ川南岸ロンドン・ブリッジ駅近くに建設された
レンゾ・ピアノ設計のヨーロッパ最高層のビル(310M)「ザ・シャード」。
すでにオープンしている展望台は、ロンドンで最も高く
市内を一望に見渡せる展望台として、大きな話題を呼んでいます。

ザ・シャードの展望台入場券の事前購入は英国政府観光庁のこのサイトから。列に並ぶことなく、入場できるので便利です。

ここに2014年夏にオープン予定の
シャングリ・ラ ホテルズ&リゾーツのホテル、
「シャングリ・ラ ホテル ザ・シャード ロンドン」は、このビルの34階から52階に202室のゲストルーム、ペイストリーブティック(1F)、ロビーラウンジ(35F)、最上階の52階にはバー、宿泊客専用のプール&ジムを備えた、ロンドンにオープンする新たな5ツ星ラグジュアリーホテルです。

今回はそのオープンを記念して、エグゼクティブ・ペストリーシェフ、
ニコラス・パターソン氏を招聘して「シャングリ・ラ ホテル 東京」で開催された
『アフタヌーンティーby シャングリ・ラ ホテル ザ・シャード ロンドン』にご招待頂きました。

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ニコラス・パターソン氏はロンドンを代表するホテル「クラリッジズ」のヘッドペストリー・シェフを務め、2006年と2011年にはティー・ギルド協会による「ベスト・ロンドン・アフタヌーンティー」賞を受賞。ロンドンのザ・ドーチェスターやパリのピエール・エルメなどで働いた20年以上の経験を持ち、UKペストリー・シェフ・オブ・ジ・イヤーにも選出された実力派です。

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「ロンドンのパティスリー業界は今まで保守的な傾向があったのですが、ホテルのアフタヌーンティーはそれとは違い、味そのものはもちろん、新鮮な素材使いや華やかさなど、お客様はホテルのアフタヌーンティーに日常のお菓子とは異なる期待を持って訪れます。私にとっては最高の素材を使い、色々なものに挑戦できる魅力的な場所です。新たにオープンするザ・シャードでは、私が得意なチョコレートや流行の柚子などの素材やフレーバーを生かした、今までにない新たなアフタヌーンティーを提供したいと思っています」

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ホテルのシグニチャー・ケーキであるココナッツのダコワーズにパイナップルを組み合わせた「ココ」(手前)、マスカルポーネのムースにコーヒーが隠された「カフェオレ」(右)、バランスの良いガーナのシングル・オリジン・チョコレートを使用した「チョコレート・テンプテーションズ」(左)、パッションフルーツが爽やかな隠し味の「マンゴームース」(奥)

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1月31日にはシャングリ・ラ 東京でニコラス・パターソン氏による『スコーン ベイキング クラス & アフタヌーンティー』が開催されます。シェフと共にイギリスの伝統的なスコーン作りが体験できます。
お申し込みはこちらから
東京でロンドンの最新のアフタヌーンティーが味わえる貴重な機会、ロンドンの本格的なアフタヌーンティーにご興味ある方はぜひ体験してみてください。


小松喜美さん写真

フード・ジャーナリスト 小松喜美

イギリスをメインにヨーロッパの魅力を食と文化の視点から紹介するフード・ジャーナリスト。料理・菓子は「ル・コルドン・ブルー」やパリの「リッツ・エスコフィエ」で学んだ経験をもとに、「食べることは生きること」を信条として、日々おいしいものを探究する日々をブログや雑誌媒体のメディアに掲載しています。

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