実は今イギリスのお菓子の本を作っているのですが、
周囲の友人におすすめのお菓子を訊くと必ずといっていいほど、
名前が挙がるのがカップケーキのお店「プリムローズ・ベーカリー」



その名の通りロンドンの高級住宅地プリムローズ・ヒルに
2004年にオープンしてから、おいしくてかわいいカップケーキは
大人気となり、今ではコヴェント・ガーデンにある２号店や、
ロンドンの有名百貨店でも販売されています。

見た目も味も過剰な甘さになりがちなロンドンのカップケーキの中で、
夢のあるデコレーションと味わいのバランスが取れていること、
レモン、ヴァニラ、チョコレート、アールグレイ、ローズ、キャラメルなどなど
常時２０種類を超えるフレーバーが用意されているのも人気の理由です。

　


カップケーキは２種類のサイズがあり、日本人にはかなりの食べ応えがある普通サイズ、
コーヒーのデミタス・カップとほぼ同じサイズのミニ・サイズがあります。
ミニサイズで二つ食べるか、普通サイズでひとつ食べるか、いつも迷うところです。
このコヴェント・ガーデンのお店にはイ―トインできるテーブル席が三つ。
日本ではカップケーキを食べるのはほとんどが女性だと思うのですが、
イギリスにはスイーツ好きに男女の区別はないらしく、
男の人もおいしそうに店内でカップケーキを頬張っている姿が
よく見られるのが、ロンドンのカップケーキ屋さんらしいところです。