第26回 英国王室が愛したホテル ザ・サヴォイのアフタヌーンティー
東日本大震災で被災された皆さまには心よりのお見舞いを申し上げます。
こんな未曾有の大災害の状況下でも、つとめて冷静に助け合いの精神を発揮した、大部分の日本人の静かな勇気に、日々、励まされている気がします。一日も早い復興と平穏で安らかな日々が皆さまに訪れることを願って止みません。
深刻なニュースが続く毎日ですが、久々に明るい話題となるのが4月29日に行われる、英国王室のロイヤルウェディングです。今回はその英国王室にも愛されてきた伝統のホテル、ザ・サヴォイのアフタヌーンティーをご紹介します。
1889年創業、ロンドンを代表するホテル「ザ・サヴォイ」。1億ポンド以上の資金と4年近くの歳月を費やした大改修工事を終え、昨年10月にリニューアルオープンしました。
エリザベス女王Ⅱと夫君であるエジンバラ公がご成婚前に初めて公の場で会見されたのがここ「ザ・サヴォイ」です。その後のエリザベス女王Ⅱの戴冠式の際には、盛大な祝賀会が行われた真に王室に縁の深いホテルでもあります。
「ザ・サヴォイ」が誇る伝統のアフタヌーンティーはホテルの中心、「テムズ・フォワイエ」でいただくことができます。
焼き立てのスコーンはレーズンとプレーンの二種類、デヴォンシャークロテッドクリーム、ストロベリージャム、自家製レモンカードが添えられます。真ん中の段のプチフールはブラックフォレスト・スイスロール、チョコレート&ピスタチオのオペラ、ブラックベリーとホワイトチョコレートのマカロン、パッションフルーツタルトなど6種類、これにフィンガーサンドウィッチとフルーツケーキなどのイングリッシュケーキが3種類と、午後の贅沢であるアフタヌーンティーにふさわしい、盛りだくさんな内容です。
アフタヌーンティーを優雅に演出するシルバーウェアは、ティーポットは「ゲインズボロ」、カトラリーは英国王室ご用達「アーサー・プライス」のもの。ホームメイドのチョコレートやジャム、紅茶を販売している、ホテル内の「サヴォイティー」ショップで購入可能です。
約30種類用意されているお茶の中で最も人気があるのは、セイロンとダージリングをベースにした「ザ・サヴォイ・アフタヌーンティー・ブレンド」だそうですが、最近ではロンドンの流行りを反映して中国白茶のトップグレードである「ホワイト・ピオニー(白牡丹)」も人気があるそうです。
トラディショナル・アフタヌーンティーは£36、ルイ・ロデレールのグラス・シャンパンがついたシャンパン・アフタヌーンティーは£47.50です。事前のご予約をお薦めします。
STORE INFORMATION
The Savoy
Strand
London,
United Kingdom
WC2R 0EU
TEL +44 (0)20 7836 4343
www.fairmont.com/savoy