プロ料理家365名によるプロのレシピ4812

第15回 サプライズが楽しいおしゃれな飲茶 ヤウアッチャ(丘記茶苑)

ロンドンを訪れたなら、必ず試していただきたいのは英国ならではのモダン・ブリティッシュ。でも食のメトロポリタン、ロンドンの魅力はそれだけではありません。ロンドンの繁華街の中心、ソーホーのチャイナタウンでいただく飲茶も有名です。ただ一歩チャイナタウンに足を踏み入れてみると、星の数ほどある飲茶のお店でどこに行けばいいのか分からない、メニューが無いお店も多く、次から次へとやってくるワゴンから注文するのに気後れするという人も少なくありません。そんな方にも安心してお薦めできるのが、ミシュラン一つ星を持つここヤウアッチャ(丘記茶苑)です。

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こちらでいただけるのは60種類以上を超えるバラエティに富んだお茶と、見た目も美しく洗練された味わいの飲茶の数々です。

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「ヤウアッチャの飲茶はおしゃれなだけではありません」と、料理長のリー・チェ・リャン(Lee Che Liang)氏。「素材を吟味した本格的な飲茶の味わいに、ロンドンの現在の流行のテイストを加えることを心がけています。」

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これは何だと思われますか?実はこれは焼き餃子なのです!

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「私がもうひとつ大事だと思っているのはサプライズ!普通の飲茶のメニューとは違う、テーブルに運ばれてきた時の驚きもヤウアッチャでの楽しみの一つだと思ってメニューを作っているんですよ」と語ってくれました。

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スパイシーなソフトシェル・クラブの揚げ物、蟹シューマイ、胡麻海老トースト、ベニソン(鹿肉)の肉まん、大根もち、海老入り広東式米粉のクレープ、野菜の翡翠餃子など、飲茶ではお馴染みのメニューも、ここヤウアッチャならではのおしゃれで斬新なスタイルで登場しています。

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最後にペイストリー・シェフの作るスイーツもお忘れなく。英国伝統のイングリッシュ・スイーツのライス・プディングもキャラメリゼしたパイナップルと共にエキゾティックな味わいを加えています。

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英国を代表する建築家リチャード・ロジャース設計のモダンでクールなインテリアでいただく、おしゃれな飲茶ロンドン・スタイル。通常のチャイニーズ・レストランではいただく時間の限られている飲茶ですが、地階のカラフルな飲茶スペースでは一日中飲茶が楽しめます。

STORE INFORMATION

Yauatcha
15-17 Broadwick Street, Soho
London W1F 0DL
Phone +44 (0)20 7494 8888
www.yauatcha.com/

小松喜美さん写真

フード・ジャーナリスト 小松喜美

イギリスをメインにヨーロッパの魅力を食と文化の視点から紹介するフード・ジャーナリスト。料理・菓子は「ル・コルドン・ブルー」やパリの「リッツ・エスコフィエ」で学んだ経験をもとに、「食べることは生きること」を信条として、日々おいしいものを探究する日々をブログや雑誌媒体のメディアに掲載しています。

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