ひさーしぶりに歌舞伎を観てきました。
一時期は毎月足しげく通っていたものですが、、
ちょっぴり足が遠のいておりました。。
演目は、『籠釣瓶花街酔醒』と『奴道成寺』。
どちらも何度も観ている演目ですが、
勘三郎さんが逝去された今月、、
菊五郎さん演じる佐野次郎左衛門を観て、勘三郎さんの同役を思い出しました。
八ツ橋を玉三郎さんで、そして繁山栄之丞は仁左衛門さんで、
これ以上ないという豪華配役だったのは、2010年2月の歌舞伎座さよなら公演で観たものです。
歌舞伎の面白さのひとつは同じ演目を観ても
演じる役者やその配役での絡みによって異なる演出が観られることだと思ってます。
また、同じ演目を観て、
あの役者はこう演じていたな~と思いだしたり
同じ役者やその子どもが演じてる場合はその成長ぶりや違いを見出したり、、と
観るたびに違う発見があるように思います。
今回、菊之助の八ツ橋も見事で美しかったのですが、
やはり私の中では豪華キャストで観たあの『籠釣瓶花街酔醒』が忘れられないのです。。
心の中で、
勘三郎さんのご冥福を祈りながら・・・
複雑な気持ちで観た2012年最後の歌舞伎でした。