鯛のなれ鮨講習会@高浜町
今週月曜日は、福井県高浜町に出張しておりました。
高浜町の名物「たかはま鮨」を考えていく上でのお勉強会ということで、
奈良の平城京跡から日本最古の鮨の存在を示す現物資料としての「荷札木簡」が発見されたことにちなんで、木簡に書かれていた「多比鮨」を再現しました。
フードソムリエからは、松村さんにも参加いただきました!
まずは、炊きあがったもち米(古代米3%入り)3升を桶に移して、2升の麹を入れて混ぜます。
熱いうちに麹を混ぜ合わせることによって、発酵が進むのだとか。
量が多いので全体を混ぜあわせるのも大変です!!
交代しながら、混ぜていきます。
これにさらに塩を大さじ3くらいばらばらと振り、さらに混ぜます。
*地元でたかはま鮨を作られている女将さんたち。
餅っぽい粘りが出てきたら唐辛子15gを種ごと入れます。
これは、殺菌のためだそうです。
並行して鯛の準備!
今回は天然鯛と養殖の鯛を用意いただきました。
漬け込む鯛は切り身にして塩をします。
ちなみに、、、
この天然鯛のあらの写真ですが、、
赤いいぼが見えますか?
これは天然の鯛の証拠。
荒波にもまれて必死に泳いでいるせいで、このようないぼができるそうなのです。
漬け込むのは、こちらの樽。
夏場なので、衛生面から木樽ではなくプラスチックにしました。
まずは、底に笹の葉を敷き詰め、麹入りのもち米を詰め、その上に鯛の切り身を乗せます。
さらに、ごはんを乗せて、最後は笹の葉を置いて、袋を閉じて重しを乗せて出来上がり。
こうして天然と養殖の鯛を使ったなれ鮨2パターンができました!
こちらの樽は、冷暗所に設置し、あがってきた水をちょくちょく捨てつつ経過を見ます。
開けるのは2~3カ月後!
どんな珍味が出来上がるか楽しみです^^