たかはま鮨食べ比べ
先月末、福井県高浜町に料理家の松村先生と一緒に伺いました。
高浜町を訪れるのは3回目!
曇り空でも美しい青葉山です。
今回の目的は、松村さんと一緒に高浜町の食の町づくりのためのリサーチ&既にブランド化されつつある「たかはま鮨」の試食をすることです。
野瀬町長にも、ご挨拶。
短い時間でしたが、意見交換させていただきました。
いろいろ町内を松村さんにご案内し、大体の概略やどんな食があるかを説明、
見ていただいた後、今回のメインイベント、たかはま鮨の食べ比べです。
その「たかはま鮨」ですが、、、
こちらのオリジナル冊子「すし生活」によると、
奈良の平城京跡から日本最古の鮨の存在を示す現物資料として「荷札木簡」が発見され、
それには、「若狭國遠敷郡青里御贄多比鮓壹かく」=「高浜の青の里(現在の青郷地区)より鮨を献上した」と書いてあるのだとか。
ただ、今のようなスタイルのお寿司ではなく
奈良まで運ぶような保存に耐えうる発酵食品のような保存食だったのでは?と言われているそうです。
なので、たかはま鮨は、これといった決まりや形式があるわけではなく
各家庭に伝わるお寿司や地元のものを使ったお寿司などを総称して「たかはま鮨」と呼んでいて、旅館やお寿司屋さん、飲食店などがオリジナルで作ったお寿司を
月に1回町内のスーパーや道の駅で販売しています。
この日自慢のたかはま鮨を持って集まってくださった作り手の方々
一個ずつ、そのお寿司の謂われや材料、自慢のポイントなどをお話いただきつつ、
試食させていただきました!
鯖のそぼろを混ぜ込んだちらし寿司から煮鯖が乗ったお寿司、へしこディップが入った手巻きずしに、てまり寿司、へしこの渦巻き寿司など、本当にバラエティに富んでいて、たっぷりとたかはま鮨を堪能いたしました。
当日はその場で講評などは特にせず、あとでレポートとしてまとめさせていただきましたが
お寿司の見た目や味はもちろんのこと、パッケージや価格面からも確認をしつつ、軽く意見交換なども。
今後このたかはま鮨をさらにブラッシュアップしていくのか
また別の名物の可能性を探っていくのか、、、
いろいろな方向性を検討しつつ、ゆっくり時間をかけて前進していきたいと思っています。
この美しい明月鏡も名物づくりのヒントになるかな…?