味覚育成講座 2日目 ~調味料・野菜編~
だいぶん記憶が薄まりつつある今日この頃ですが、、、
4月9,10日と二日間にわたって行われた、味覚育成講座の2日目の模様です。
二日目の午前中は、宮川先生の調味料講座。
塩・砂糖・かつおぶし・昆布・油・味噌・醤油・酢・みりんの基本調味料についてその製法や歴史、種類、特徴や使い方などを学びます。
個人的には何度も聞いている内容なのですが、特に特徴と使い方が興味深いです。
お料理と直結していることだけに、
「砂糖の浸透圧の特性を生かし、しめ鯖作りに塩の前に砂糖を振って脱水できる」など、
なるほどー!とためになることがたくさんあります。
講座の最後には、醤油の味比べ。
たまり醤油、再仕込みしょうゆ、キッコーマンの丸大豆しょうゆ、杉樽天然醤油の4種類。
醤油なんて、終わったら次のを買う、というサイクルで味比べをしたことはなかったのですが
それぞれ違うものですねー。。。
午後は、移動をして築地御厨の内田さんのところへお邪魔し、やさい塾を開講いただきました。
内田さんの野菜の話は何度聞いても、目からうろこがボロボロ落ちます。
腐る野菜ではなく枯れる野菜を選ぶこと、いい野菜を見分けるコツ、自然の摂理・原理原則に基づいた野菜選び。
貴さんもフードソムリエメールマガジン(登録はこちら)のあいさつ文で書いてましたが、
興味深かったのは、自然に作られた野菜はすべてどこか丸い形をしていること。
ほうれん草や小松菜だったら軸の部分、トマトやイチゴはへたの部分。
言われてみると、すべて野菜の一部分はどこか丸になっています。
逆に、丸じゃないものは自然じゃないから買ってはいけないのだそう…。
お話の合間には、食べてわかる実践編。
お野菜ランチ「春のア、ラ、カルト」をいただきます。
メニューはこちら
グリンピースのスープ
筍の焦がし醤油 インカ芋添え
焼きトマトの葛かけ芹風味
蕗の軽い味噌炒め
独活(うど)と野蒜(のびる)のワインビネガー漬け
こごみの焼きびたし
アスパラのソテー 根ミツバ添え
イチゴの同種和え
天然酵母のバゲット ハーブオイル
春の生命の息吹、山菜の苦味をたっぷり堪能しました♪
また、味育講座の定番、食べ比べも。
これは、にんじんの食べ比べ。
色が薄い方が新にんじんで、濃い方が越冬にんじんです。
どちらも茹でた状態で出されたのですが、新にんじんの方は水っぽくて後に残る甘みが強いです。
越冬にんじんは、すっきりした甘さ。
どちらが好きかと言われたら越冬にんじんでしたが
性質によって向く調理方法も異なるらしく、
新にんじんは水分が多いので油との相性がよく
逆に越冬にんじんは水分が少ないので、茹でるなど水分を補う調理方法が合っているのだとか。
調理については同種同族を合わせると言い、なんていう話もありもっともっと聞きたかったのですが、時間もあり、、、最後はみなさんに習熟度テストを受けていただき、終了となりました。
今回の講座は、1回目として、こぢんまりと告知させていただき無事終了となりましたが、
反省をもとにさらにブラッシュアップして2回目、3回目とつないでいきたいと思っています!
また大々的に告知できるようになりましたら、メルマガやサイト等でもご案内いたしますので
ぜひたくさんの方のご参加をお待ちしております~!