4月9日(金)、10日(土)の2日間にわたり、弊社主催で味覚育成講座を開催し、7名の方にご参加いただきました。
1日目の午前中は魚について学びます。
まずは、朝から講師の「魚河岸三代目」の店主小川先生に築地市場を案内していただきました。
小川さんがなじみにされている仲卸さんの店先で、今旬のお魚や産地、種類について教わります。
こちら、ウニの中身。
ウニの中身がこんな風に詰まってるって知ってました?
ヒトデ形のようにへばりついてるんですねー。
食いしん坊の私は、もっと身が詰まっているのかと思ってました・・(笑)
築地の中を30分ほど見学した後は、室内で魚塾です。
魚食文化の流れ、海流や生態と特徴などについて講義をうけます。
日本の魚がおいしいのは、海流のおかげなんですねー。
また、大きく分けて回遊魚と根付魚があって、それぞれ習性によって身のしまりや脂のノリなどが違うそうです。
そんな魚のおいしさは、旬や脂の乗り具合はもちろんのこと、
鮮度や熟成具合によっても変わってきます。
魚によっては熟成した方がおいしいものも。
たとえば、マグロなんかは、200キロ以上のものは1か月程度熟成する場合もあるそうですよ。
講義の中では、味の違いや、鮮度などの見分け方を実践的に学ぶために、アジの見比べ・食べ比べもしました。
両方とも同じ天然のアジですが、右のアジに比べて左は1,5~2倍くらいの大きさなのです。
小川先生自ら、三枚に下ろし(下ろし方が芸術的な包丁さばき!)、
そして食べ比べてみると
左は脂たっぷり、右は身のしまりがあって脂もほどよく乗っていて、
通常どちらもおいしいとは思うのですが、個人的には右の小さいアジの方が好みでした。
小川さんは、食べて、「この脂がのっている方は、外洋の生け簀のまわりで育ったアジだな」とコメント。
なんと、食べているエサによって魚の味が変わるから、その育ちまでわかるのだそう・・!
午前中いっぱい講義を受けた後は、昼食兼食べ比べです。
ちょっと長くなりそうなので、その先はまた今度書きます~。
つづく…