御名残四月大歌舞伎
このブログでも何度も書いていますが、歌舞伎座が今月末で建て替えのために取り壊されます。
16か月続いた歌舞伎座さよなら公演もとうとう最終月。
最後だけあって、演目も出演者も豪華絢爛!
ごちそうだらけでお腹いっぱい!のラインナップです~
ということで今月は、3部すべて観賞予定。
特に大好きな演目「助六由縁江戸桜」が上演される3部は、2回行きますよー。
まず先週末は、1部を観賞。
豪華メンバーが出てくる様式美を誇る「御名残木挽闇争(おんなごりこびきのだんまり)」では、
歌舞伎座が3年間お休みすることについての台詞が入っていて、ジーンとしてしまいました。。
そして、ベテランの演技が光る「熊谷陣屋」。
個人的には富十郎さんの弥陀六が素晴らしかったなー、、と。
「連獅子」は、これまで観た連獅子の中で最高!
前半は親子の息はぴったりとはいきませんでしたが、いつまでも観ていたくなるような目の離せない踊りでした。
そして後半の獅子。
勇壮でダイナミック。
とても大きいものが力強く歌舞伎座自体のエネルギーを餌に一緒に踊っているような、そんな錯覚を覚えるほど。
終わった後に、本当にいいもの観たなー、、、と感動しました!
昨日は、楽しみにしていた3部の1回目を観賞。
「実録先代萩」。
芝翫さんの浅岡がとてもよく、、
心の揺れ動く様子を細かい所作や動きなどでよく表現されていて、少しも見逃せない!という舞台。
実は苦手な時代物でしたが、集中して観ることができました。
そして、楽しみにしていた「助六由縁江戸桜」。
楽しみにし過ぎて、全日DVD観て予習したほどです。
いやー、本当にいいものを見て、楽しくって、ごちそうさまでした!お腹いっぱいです!!という感じ。
團十郎さん演じる助六、菊五郎さん演じる新兵衛はもちろんのこと、
玉三郎さんの揚巻が見事。
出端から足さばき、顔や体の傾き具合、吉原一の花魁そのものでした!(見たことないけど)
細かい動きからせりふ回し、本当にこの人は演技力で魅せる女形だーとうっとり。
傾城の着物も豪華で、本当に目も耳もすべてで楽しませてくれる演目です!
また、配役が贅沢すぎる!
くわんぺら門兵衛を仁左衛門さんがやっていいの??
福山のかつぎを三津五郎さん??
通人の勘三郎さん、最高ですっ!
こんなご祝儀のような舞台でいいんでしょうか・・!?
一生のうちにこういう助六を観られるのは本当に幸せだなー。
後世に、私はこういう豪華なメンバーでの助六を観たのよ!と自慢できる舞台ですね。
…なんて、なんだか興奮して書きすぎました^^;
今月はあと2回観に行くのですが、
2回目の3部は1等席なので、着物で行く予定です。
今の歌舞伎座はなくなってしまいますが、最後まで精いっぱい楽しみたいと思います!
歌舞伎座さん、ありがとう!!!
そして3年後まで待ってます~^^