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2010年3月 アーカイブ

2010年3月 3日

雛人形いろいろ

今日は桃の節句。ひな祭りですね~♪


先日、福井県の高浜町に行っていたのですが、そこでは町をあげて、雛人形があちこちで飾られていました!

もともとは商店街の方々が、集客イベントの一環として始められて、今年で6年目だそうです。

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酒屋さんや本屋さんから、一般のお宅の座敷まで…。


雛人形マップなるももの配られており、地図を見ながら各家庭の雛人形を拝見することができます。


お店の店内に飾られているものから、道路からお家のガラス越しに見えるもの、車庫に飾られているのまで、、いろいろな年代のさまざまなお顔の雛人形があり、じっくり眺めているだけでもとても楽しかったです!

またお店の方は謂れを話してくださったりもして、雛人形というきっかけがあると、お店にも入りやすいですし、会話のきっかけもできていいなーと思いました。


こちらは明治時代のおひなさま。

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歴史を感じますねー


雛人形というと、女性であればだれもが一つや二つ思い入れがあるかと思いますが、私も雛人形が大好きで、小さい頃は飾られている期間は毎日、お雛様に話しかけていたほど^^


今年は実家の母が7年ぶり?に飾ったそうです~

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母も雛人形好きのようで、、、なんと自分で作ったりもしているそう!

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さらに雛人形好きは、2歳の姪っ子にも受け継がれているらしく、毎日じっくり見て「これは?これは?」と一人ひとりの人形の名前を尋ねているそうです^^


これも母の手作り

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そしてうれしそうに見上げる姪っ子・愛浬ちゃん。



いくつになっても、雛人形とおひな祭りは心躍るイベントですねー


女の子がいるおうちは今日はおうちでちらし寿司でしょうか~?

特集・季節のお祝い&おもてなし料理「ひな祭りのごちそう」もどうぞチェックしてみてくださいね!


女性のみなさんにとってすてきなひな祭りDAYになりますように・・!

2010年3月10日

ふぐの畜養@福井県高浜町

もう1ヶ月近く経っていますが、2月の半ばに福井県高浜町に行ってきました。

高浜町を訪れるのは2度目ですが、今回はふぐの畜養施設を見せていただきました~。


まずは船に乗って、海の中に設置された生簀にGO!

青葉山をバッグに5分程度船で走ります。

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40m四方、水深5mの海の生簀には、500匹くらいのふぐがいたそうです。

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・・いたそうです、というのは、すでに300匹くらいはお客様の胃の中に収まっていて、このときはすでに200匹くらいだったのでした。


この「畜養」というのは初めて知ったのですが、養殖とは異なり、天然のふぐを獲ってきて、生簀の中で育てること。


ふぐというのは夏に一度やせてまた冬にもとに戻る習性があるそうなのですが、デリケートなお魚で、夏を越すのが大変だとか。

高浜町の海はふぐが泥地や砂地にもぐって夏眠するのに適しているため、畜養が可能ということを五作荘の今井さんのおじい様が発見されてから、昭和28年にふぐの畜養が始まったそうです。


こちらは五作荘3代目の今井さん。

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高浜町で、畜養をしているのはこちらの一軒だけですが、お土産品にも適している名物の福の子(ふぐの卵巣の粕漬け)などは、全国から注文が殺到するほど。


ちなみにふぐはデリケートかつシャイみたいで、生簀からは一匹も顔を出してくれません。。。

なので、五作荘さんの水槽に入っていたふぐたちをパチリ。

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意外にスリムです。。。



こんなかわいがられて大切に夏を越せるように育てられたふぐたちですが、見学の後は私たちのおなかの中に…。

この日は、撮影のお仕事もあったので、1皿ずつ撮影をしながらいただきました!


撮影するカメラマンの馬場さん

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とうとうみ

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ふぐの皮の外側の部分。ぷりっと歯ごたえがあります。


てっさ

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引き締まった身にそこはかとなく甘みを感じるてっさ。
こんなに複雑な味わいのてっさは食べたことなかったかも。。
(↑養殖しか食べたことなかったかと・・)



てっちり

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いろんな部位を楽しめるてっちり。
鍋にしても歯ごたえと深い味わいが抜群のおいしさ!


これ以外にも、唐揚げやひれ酒、てっぴ、茶碗蒸しなどが出てきて、最後は雑炊で〆。


ふぐって淡白で、あんまり味がしなくて食感を楽しむお魚だと思っていましたが、こちらでいただいてその見方が変わりました!


畜養の施設を見てからいただく、というプロセスもあったからかもしれませんが
直接的にすぐに舌にやってくるわかりやすいおいしさではなく、
淡白な中での複雑な美味の追求なんだなーと。

高浜町、小さいところではありますがまだまだおいしいものはありそうです!


今年度はじっくりとこのまちづくりに取り組んで、おいしくて、町民が自慢できる美味を見つけ、そしてこちらのふぐのように大切に育てていきたいと思っています!!

2010年3月16日

目利きされたフランスの食材

先日、料理研究家・上野万梨子さんのギャラリー・リブレでのアフタヌーンパーティに参加させていただきました~。

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先月、上野さんがパリにお戻りになられた際に買ってこられた食材を使ってのプチパーティ。


それぞれの食材や調味料には、手書きのプレートが。

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一品ずつ試食ができたり、食材を使ったサンドなども。



こちらは、「タラマ」というたらこのスモークペーストを使ったタルティーヌ。

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写真右のオイルサーディンと、赤パプリカの瓶詰め、にんにくのピクルス、ケッパーが使われた一品。

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これだけでおもてなしの前菜になりますねー。

日本で売られているものと違いオイルサーディンのサイズが大きく、身の味がしっかりわかるほど。




あと、写真を撮るのを忘れてしまったのですが、、、
パン職人・山下敦子さんの酵母入りハーブのグリッシーニが美味でした!!

もっちりした食感は天然酵母ならではの味わい。


山下さんは、春から「エブリデイ酵母*ビューティフルライフ」という講座をリブレで開講されるそうです。

天然酵母の講座、気になります~。

山下さんのオリジナル天然酵母パンはどれも絶品ですよ^^


こちらのチーズは、イギリスのオーガニックチーズを取り扱うお隣のチーズショップから。

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盛り付けが美しいです♪


そのほか、さまざまな種類のオイルや見たことのないビネガー、なかには甘唐辛子のジュレやサフラン塩、黒オリーブとレモン皮のタプナードのような珍しい食材も…。

これらはすべて上野さんが自ら味わい、目利きし、パリから持ち帰られたものばかり。


味について信頼できる超一流の方がお薦めする食材というのは、なんとまあ魅力的なのでしょう!


上野さんの口から語られる、食材にまつわるエピソードや味の特徴などを聞いていると、全部買って帰りたくなります^^



缶詰や瓶詰めなどの既製品でも本当においしいものを選んで、ちょっとひと手間加えるだけで、素敵なおもてなしのお料理になることも勉強になりました!

ぜひ真似してやってみたいですーー^^

(その前に食材揃えなきゃ。。)


そして、パリに行くときには、ぜひともいただいたリストを持ってショップ&マルシェめぐりを実現させたいです!!

2010年3月26日

味覚教育セミナーin 島根県邑南町

フードソムリエパートナーの宮川さんと島根県邑南町に伺い、町の方を対象に2日間にわたり、味覚教育セミナーを開催いたしました。

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前の週の講座では、味香り研究所の菅さんが

「味覚とは何か?~味の構造について知る~」
「自分の味覚を知る」
「味のマーケティングについて」

というテーマでお話されていたので、今回はその続きとなるような内容でした。


1日目は、「 味の決め手、基本調味料を改めて学ぶ」というテーマで、

2日目は、「商品改善への具体的アドバイス」として、各事業者さんに販売商品を持参いただき、味の構造やトレンド、東京での試食会での感想を踏まえて、講評とアドバイスを行いました。



味には、五味があり、「甘味」「うま味」「塩味」「酸味」「苦味」で構成されていますが、

1.「甘味」と「うま味」は食品の味のベースとなる味、エネルギー源
2.「塩味」は、体調を調えるためのミネラル源
3.「酸味」と「苦味」は危険を知らせる味

であり、中心となる味を決めるのが1であり、2は1と3のつなぎ役、3はトッピングやスパイスとして、特徴的な味付けにしていく役割なんだそう。



基本的な味の構造をおさらいした後に

塩、砂糖、酢、昆布、みりん、かつおぶし、、、という基本調味料の講習です。


それぞれ、歴史や原材料、種類や製法、料理への使い分け…と細かく解説いただき、

出席者の方々も細かくノートを取りながら、宮川さんのお話に聞き入ってらっしゃいました。


セミナーの最後には塩の食べ比べ、お酢や昆布だしの飲み比べも。


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宮川さんは、煮ものには日高昆布、だしを取るには真昆布など、料理によって使い分けをしているそうですが、昆布の種類によってこんなに味が違うなんて・・!?という声があちこちであがってましたよー。

余談ですが、日本一の昆布消費県は沖縄県!だそうです。
(これは歴史的な理由があります)


どれががいいとか悪いではなく、それぞれ味が異なることや好みの味を見つけること、どんな料理にどんな調味料を合わせるのが理にかなっているか、というのを体験いただきました。



2日目は、商品改善への具体的アドバイス。

生産者の方に商品の特徴や売りのポイントについて語っていただいた後、受講者のみなさんが試食し、感想を言い合い、宮川先生の講評を聞く、というスタイルです。

これも、ただおいしい、まずいというだけであれば個人の味覚や感想レベルによってしまいますが、
こだわりや配合の意味、ターゲットや流通経路を念頭に味わうと、
この味つけや仕上がりで本当にいいの?と確認ができます。


セミナーを聞き、このステップを踏むことで、
改めて生産者の方は、その商品にかける思いやこだわりを再認識できたうえで、
その先を考えるいいきっかけになったのではないでしょうか。




さて、この味覚教育セミナーですが、今後フードソムリエでは、宮川先生と味香り戦略研究所さんと「味覚育成協会」(MIIKU)を立ちあげ、そこでこのような講習を受けられるような仕組みを作る予定です。


自分の体は、食べたものでしか作られません。


自分の味覚を知り、基本的な味の構造や食べ物のことを知り、健やかなからだを作るため
ちゃんとした食べ物と本当においしいものが分かる味覚を育て、結びつけること。

そんなビジョンをもって、進めていきたいと思っております・・!


また詳細が決まったらご案内いたしますね~

2010年3月31日

3月最終日 目黒川の桜

中目黒で打ち合わせが終わった後に、ぶらっと立ち寄った目黒川沿い。


昨日一昨日と真冬の寒さでしたが、もうこんなに桜が咲いているのですね~!

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目黒川にかかっている橋からは、手で触れるくらいの近さで桜の花を見ることができます。

可憐な花とつぼみを間近でパチリ。

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8分くらいは咲いているのでしょうか?

満開だと、もう散っていくしかないんだなーとちょっとさびしいので

これから満開を迎える!という頃合いが一番ウキウキ心躍るときかも^^



目黒川は、川の水面に映る夜桜も素敵なんですよねーー

ぜひ、夜のライトアップも見にいきたいです!

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今年は何回お花見できるかな・・。



今週末はお花見予定♪の方が多いかと思いますが、

張り切ってお花見弁当を作る!という方は、こちらの「お花見&春の行楽のごちそう」をご参考に^^

豪華でおいしいお弁当を作って、楽しいお花見にお出かけくださいね~♪

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プロフィール


大久保 郁織(かおり)
「フードソムリエ」スタッフ@東京

東京在住。おうちごはん、外ごはんを問わず、食べることと居心地のいい空間が好き♪
お休みの日は、近所のスーパーをはしごするのが楽しみです。

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