フードソムリエサイトの往復書簡で以前取り上げさせていただいた、下仁田ファームさん。
この時以来、毎冬お取り寄せしている下仁田ねぎ。
実は福井生まれの私は、このときまで下仁田ねぎの存在を知らなかったのですが、
一度食べて、すき焼きにしても鍋に入れても焼いても甘みがあっておいしい下仁田ねぎのトリコになり、毎年時期になると購入しております。
12月からシーズンに入る下仁田ねぎ販売開始のお葉書をいただき、、
ねぎ畑のポストカードを見た夫が「せっかくなら現地に行ってみて買いたいね」とつぶやいたのをきっかけに、
急に思いたって週末に行ってきたのでした。
お歳暮シーズン真っただ中の
一年で一番忙しいところ大変申し訳なかったのですが。。。
事前に小金沢さんには連絡して、畑を見せていただきました!
一面のねぎ畑!
ご存知の方も多いと思いますが、
下仁田ねぎは、本来は群馬県の下仁田町のみでつくられる品種で
普通の白ねぎとは違い、
白根の部分が太く短いのが特徴。
種まきから収穫まで15ヶ月以上かかるため、育てるのは大変です。
長期間手をかけられて生育されたからこそ
白い部分は太く、
火を通すと、とろとろになって
甘~いねぎになるそうです。
最近スーパーでも「下仁田ねぎ」という名前で売られているねぎを見かけるようになりましたが、
これらは下仁田町以外でつくられている別の品種のことも多いのだとか。。
写真がとっても見づらいですが、下仁田ねぎの苗床です。
近寄って見ると、かいわれのような細さのねぎの葉先に種がくっついているくらい。
芽が出たばかりです。
収穫まで15か月かかるという下仁田ねぎ。
もう来年の下仁田ねぎの準備も始まってるのですね。。
里の下仁田ねぎ畑のほか、
山の下仁田ねぎ畑も見せていただきました。
里の畑は川が近く、粘土質に近いかちかちの硬質の土でしたが、
山の方は、やわらかい土。土質によっても味が異なるそうです。
丁寧に説明してくださる下仁田ファームの小金沢さん。
ここの下仁田ファームさんでは、
春と秋に2回植え替えをするそうで、
それはすべて手作業なんだとか。
植え替えることによってねぎにストレスを与えて
よりおいしい肉厚のねぎに育つんだそうです。
「小金沢さんの畑のねぎって全部で何本あるんですか?」と聞いた私に
「そんなの数えられないよ、、。数えようとしたことはあるけれど、無理だった・・」とおっしゃる小金沢さん。
見せていただいた畑の一部だけで5-700本ということだったので、
おそらく数千本はあるかと。。
その数のねぎをすべて植え替える、、とその作業を想像しただけで
私だったら倒れそうです。。。
そんなご苦労を伺って
おいしさの秘密がわかるのと同時に
1本ずつ感謝して食べなくては・・と思うのでした。
収穫された下仁田ねぎは
作業場で根を切り取って3L、2L、L・・などサイズ分けされ箱詰めされます。
お歳暮シーズン真っただ中の今は、
宅配便のトラック全部が下仁田ねぎの箱、、、という状態で
出荷されていました~。
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毎年食べている下仁田ねぎですが、
セミナーやブログで小金沢さんの栽培のお話を聞くことはあっても
やはり現地に行って、直接見てお話を聞かないとわからないことがたくさんあります。
よく、代表の北村が言っていますが、
顔の見える生産者さんの生産物を買っていただくことほど貴重なことはない。
私たちはもっとちゃんと知らなくてはいけないし、知る努力をしなくてはならない、と。
まさにその言葉を実感した時でした。
真摯に作られている小金沢さんの下仁田ねぎ。
実際に現場を見られることができてしあわせでした。
また買い続けたいですし、
人にも自信を持って薦めたいです。
そしてねぎをいただく時には、あのねぎ畑を思い浮かべ
小金沢さんを思い出し、
感謝しながらおいしく食べたいと思います!
ちなみにこの日は、帰って福井の新そばに合わせて下仁田ねぎそばに。
翌日はしゃぶしゃぶにしましたよ!
小金沢さん、本当にこの日はありがとうございました!
これからもおいしいねぎを作ってくださいね。
またゆっくり遊びに行かせてください^^
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※ちなみに寒くなる1月以降の方がおいしいそうです!
私はまた年が明けたらお野菜とともに購入予定です♪