
なすのキャビア
料理家 by 神崎則子
04月15日 UP
南仏プロバンス地方定番、焼きなすのペースト
なすのタネの粒々感とこってりした味わいが高価なキャビアに似ていることから、別名「貧乏人のキャビア」。でもキャビアに劣らぬ美味しさです。
調理時間 40分
4人分
| なす | 3本 |
|---|---|
| にんにく | 1片 |
| 玉ねぎ | 1/2個 |
| オリーブオイル | 大さじ4 |
| エルブ・ド・プロバンス(乾燥ハーブミックス) | 小さじ1 |
| バルサミコビネガー | 小さじ1/2 |
| 塩、こしょう | 各適量 |
| フランスパン | 適量 |

なすは縦半分に切り、切り口全体に竹串で穴をあけ、オリーブオイル大さじ3をふる。

オーブンシートを敷いた天板に、1の切り口を下にして並べ、250℃のオーブンで約25分焼く。あら熱をとり、中身をスプーンでかきとリ、包丁で細かく叩く。

フライパンにオルーブオイル大さじ1を熱し、みじん切りにした玉ねぎ、にんにくをしんなりするまで炒め、2を加えてさらに水分が飛んでねっとりとするまで炒める。

3へバルサミコビネガー、エルブドプロバンスを加え、塩こしょうで味をととのえ、バット等に移してあら熱をとり、冷蔵庫で3時間以上冷やす。

4を小皿などに盛りつけ、薄く切ってトーストしたフランスパンを添えて供する。
- エルブ・ド・プロバンスが手に入らない場合、乾燥タイムとローズマリーを2:1の割合であわせたもので代用する。
- 本場では、焼いて叩いた焼きなすに炒めた玉ねぎやハーブを混ぜて完成、という簡単なレシピが多いのですが、日本のなすは欧州産のものより水分が多いため、さらにひと手間かけて炒めることで、旨味が凝縮されてより美味しくなる。
- 充分に冷やしたこのペーストをカリっと焼いた薄いトーストにのせ、アペリティフ(食前酒)とともにいただく。
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