11月1日から3日間、テッラマードレジャパン2015が
私の地元十勝で開催されています。
テッラ(地球)+マードレ(母)で「大地を作る人」を意味し、
たくさんの生産者や学生、食に関心・興味のある方が参加して、
学び、気づき、体験のプログラムが提供されます。
私はその中で味覚教室を担当するのですが、
今日、大地を耕す人である生産者・大石農産の大石富一さんとの会話の中に、素晴らしい気付きがありました。
「僕はね、人間のスケジュールに合わせるのをやめたよ」と、
大石さんはおっしゃるのです。
農業と資本主義は相性が悪い、
企業の農業経営は難しい等とよく言われますが、
実際に消費者である私たちはその言葉を頭では理解できるけれど、
真意まではピンとこないのが事実です。
でも、この言葉を聞いて「なるほど」と理解できました。
私たちは普段、様々なスケジュールにのっとり仕事や生活をしていますが、
農業は人間のスケジュールではなく
大地や自然、作物のスケジュールで生きねばならないんだ...と。
私たちフードソムリエは、
生産者さんの発する一次情報により近い、
二次情報発信者でありたいと常に思っています。
目指すべきはこういう情報ちゃんとキャッチして発信することなんだ!ってしみじみ思った夜でした。