普段、あまりお酒を飲めない私は、いつも運転手。
でもね、地元のワインをもっと知りたい!と思って、
先日北海道宝島トラベルさんのプランで、タクシーで行く池田ワイン城に行ってきました。
旅の友は、いただきますカンパニーという畑のガイドツアーを行う会社の井田ふみこちゃん。旧知の仲ですが、こんな風にプチ旅行するのは初めて♪
よーし飲むぞ―!!と、ぶどう畑の前でパチリ
このぶどう畑は、池田町がワインづくりを始めた時からある畑なのだそうです。山のふもと、ずらーっと並ぶぶどうの木々。
ついたらまずはこれでしょ♪
樽ガールになれる記念撮影をば♡
遊んでばかりいないで、ちゃんとお勉強もしなきゃ...ということで、
池田ワイン城のストーリーとワイン造りのお勉強コーナーへ
北海道の自然は過酷です。
この日は、初雪が降った日だったのですが、
池田ワインの始まりは「冷害」だったと聞いています。
2~3年続いた冷害で、思うように畑の農作物の収穫がなく農家が疲弊する中、山にあった「やまぶどう」は実をたわわに成らせていたそうです。
「これを育てればよいのではないか?」と考えた町長が音頭をとり、
スタートしたのが、この池田ワインなのだそうです。
子供の頃から身近にあったワイン城ですが、裏にそんなストーリーがあったんだなぁ...。
今は随分と暖かくなってきた北海道ですが、昔は本当に寒くて
子供の頃は通学だけで足にしもやけが出来るほどでした。
沢山の方の想いがつながって、今もこの地にワイナリーがあるんだと思うと
感慨深いものがあります。
さて、いよいよ、本日のメインである「ワインの試飲」へ
ここでは、3つのワインが選べる有料試飲がなんと700円!!(税込)
これに、チーズとベーコンのおつまみも付きます。
今回、私たちは2人だったので、飲み比べセットを2つ頼み、
全部で6種類を飲み比べ。
このコーナーでは、担当の中川さん(優しくてダンディ&フラットで豊富な知識をお持ちです)が、丁寧に説明してくれます。
非常にお詳しいので、色々と聞いてみることお勧めいたします♪
例えば代表的なワインは、
池田で作られた寒さに強い固定品種「清見」を100%使用した「清見」。
また今回飲み比べをした山幸、清舞は、
♂山葡萄×♀清見種の掛け合わせで品種としては兄弟ぶどう。
今現在はそれぞれ固定品種となり、そのぶどうで作られたワインが楽しめます。
山幸は山ブドウのスパイシーさが強めのワイン。
清舞は酸味のバランスが良い感じ。
同じ交配でも味がこんなに違うんだな~面白いな~と飲み比べしてきました。
また、数種類のブドウがミックスされたセイオロサムやシャトーは、
味が複雑でいろんな香りが楽しめます。
飲み比べすると味の違いがわかって本当に楽しく、好みの味をみつけられます。
ここでは試飲やお買い物だけでなく、
地下の熟成庫は見学ができるようになっています。
ひっそりと静かに樽が並ぶ不思議な空間です。
何年も眠っているビンテージワインたちも
自分の生まれ年のワインがあるかしら?と探しながら、静寂が漂う熟成庫でゆっくりワインと一緒に語り合いたい...
なんとなくそんな気持ちになる空間でした。
ところで、ワイン城の中には池田の観光協会があります。
ここに行くと、色々な地域情報や美味しいお店などの案内もしていただけますので、
池田のワイン城に行かれた方はぜひとも立ち寄られることをお勧めします。
それから、どこにでもあるような品が並んでいる売店が多い中、
池田ワイン城の売店には意外と地元のモノが多く売っていますのでこれも必見です。
観光協会の前のショーケースには、色んな著名人のサインがかかれたボトルが展示してありました。
うわぁお!ポール牧師匠のサインも!
ワイン城を後にし、ぶどう畑や十勝の農村風景を眺めながら、
タクシーで30分走り、北海道ホテルへ♪
森のスパリゾート北海道ホテルでは、
ガーデンが眺められる「バードウォッチカフェ」でシェフのスペシャルコースのランチ。
メニューはこんな感じですよ。
昼間からお腹イッパーイ♡
もちろん、十勝ワインのラインナップも
お味はこのふみちゃんの顔をみていただければ♡ ねっ♪
4時間のショートトリップ♪
飛行機までに少し時間があるわ...とか、
夜はしっかり屋台で楽しみたいわ...という方に
好みが見つけられて知識も身につく、ピッタリのおすすめコースです。