フードチェーン食育事業で、芝浦と場に初めて行ってきました!
京都きたやま南山の楠本社長を隊長とする、フードチェーン推進メンバーと参加者
品川駅から徒歩3分。
ビジネス街のすぐ隣に、東京の胃袋を支えるお肉市場があるのです。
あまりのターミナルからの近さにビックリしながらスタート。
この門をくぐると、写真撮影は一切できません。
と場では、最初に、牛、豚がお肉になる工程をDVDで見せていただきます。
私たちが、お肉屋さんやスーパーなどで「肉」として食べているもの。
これはすべて「命」なのだ...と。
牧場や生産者の方お肉屋さんと普段ご一緒する機会がある私にとって、
おそらく一般の方よりも比較的理解できている方だとは思うのですが、
実際に工程を目で観る(DVDですが)のは初めてです。
牛や豚が本当に、けなげに身を差し出していく姿を見ていると、
ありがたい気持ちでいっぱいになります。
10年ほど前、最初に茶路めん羊牧場を訪問した際、
お隣のチーズ工房酪恵舎の 井ノ口 和良さんから、
「1つだけ事前に言っておく...かわいそうと無責任に言うな」と教えられた日のことを思い出します。
あれから10年たって、ようやくと場を見ることができた私の歩みはものすごくゆっくりですが、その間にたくさんの方から少しずつ知識や思いをいただいてきました。
電気ショックで気絶した牛の腹を裂き、一気に血が吹き出て洗浄され、
頭と手足の先を外され、皮を剥がれ、内蔵を取り出し、身体を切断して枝肉になっていく...。
このDVDを何度も見返したい...できることなら、本当にこの目で見たい...。
そのことをもっと深く自分の体の中に入ってくれば、もう一歩先に踏み出せるような気がするから...。
今回は、短角をはじめとする岩手の牛を取り扱う株式会社宝山の荻澤さんのご案内でと場を見学させていただきました。
こんな美人なのに、ものすごく男前の彼女...、一人で東京の販路を切り開き、イキイキと場内を歩き説明している姿に、惚れ惚れしちゃいました。
知識として知っていることを、きちんと深めていくこと、
自分の役割を再認識して絞り込むことは、私の来年のテーマのようです。