東京で20年の生活を経て、北海道にUターンして丸8年。
今年の春からは、シェアハウスを借りて、
月の1/3くらいを東京で過ごすようになりました。
私のシェアハウスは「駒澤大学」の駅にあり、
駅から家までの道のり(246沿い)には、
ファーストフードや餃子、カレー、ラーメンなどのチェーン店が軒を連ねます。
この街道を久しぶりに歩き、
すごいなぁ...大学生や若者の胃袋ってこれで支えられているんだ...と思うと同時に恐ろしい気持ちにもなりました。
東京にいたときの私は「雑食」で、
どんなものでも気にかけることもなく、バクバクと食べておりました。
仕事で帰宅時間も遅く、週に4日は外食という生活。
こんな生活では味覚も乱れまくり...ですよね?
ストレスも多く、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、食道潰瘍と、潰瘍のオンパレードw
胃腸の調子が常に悪い状態でした。
実は、北海道にUターンした当初、
五味検査の結果、私は「うま味」がわからない人になっていたのです。
他の人は、試薬が入ったお水を飲んだ瞬間
「うわぁ~、これはわかりやすい」「うぅ~、後味に残る」と
言っているのにもかかわらず...です。
東京での適当な外食中心の生活が私の舌に絶大な影響を与えていたのです。
これが、MIIKU(味覚教育)を始めようと思ったきっかけでもあります。
私の味覚は一体どうなっているのだろう?
みせかけだけのグルメに意味があるんだろうか?
味覚は体とどう関係があるの?
私の味覚は取り戻せるのかしら?
...そんなことを考えながら、
味香り戦略研究所や宮川順子先生と出会い、MIIKUがスタートしました。
私の恐怖からスタートしたMIIKUですが、
五味を理解し、それを磨くことで
「美味しさ」が構造的にわかるようになり、
味の組み立てや考え方が理解でき、
料理も上手になってきました。
そして何より、
身体と食べ物の関係について興味を持つようになりました。
今の私の舌は、8年の北海道生活で大きく変わりました。
特別美味しいモノを食べているわけではありませんが、
ベースとなる食材がシンプルで美味しかったことや
食に対する意識の変化が大きかったと思います。
一方、味覚が変わるにつれ、だんだんと日常生活の中で食べられないものが増え(美味しくなくて)、自宅での料理の回数も増えました。
更に胃への負担も減り、胃痛や潰瘍がなくなりました。
現在は、「味覚と体の関係」にもっと興味を持っていただこうと、
毎月ミニセミナー、MIIKUラボ(味覚の教室)を開催しています。
第5回目は、9月10日です。
テーマは今日のBLOGのテーマでもある「うま味」です。
大変好評をいただいており、ありがたい限りです。
昨日から募集が始まりましたが、席に限りがありますため、
ご興味のある方は是非下記から、お早めにお申し込みください
◆MIIKUラボ 9月10日「テーマ:うま味」https://www.facebook.com/events/509928459076731/
また、「五味」や「味覚のセオリー」、「美味しさとは何か?」を
理論的に体系だって学べる
MIIKUマスター講座も受講生を募集しております。
◆MIIKUマスターコース 2013年9月11日(水)、9月18日(水)、9月21日(土)http://miiku.jp/lisence/lisencemaster
是非ともこの機会にご参加ください。
あなたは、自分の舌に自信がありますか?