こんにちは!鐘ヶ江です。
私は、青森県八戸市の出身なのですが、週末に久々に帰省いたしました。
青森というと、「ねぶた」「りんご」と想像される方がたくさんいると思いますが、
青森県は国内でも有数の生産高を誇る農業生産地の一つであり、
北海道や岩手県、秋田県、山形県 などと共に、 自給率100%を超える数少ない県の一つでもあります。
また、農業だけに限らず、大間のマグロを初め、八戸港など、 水産加工業も盛んな所なのです。
私が地元八戸を出て上京してから15年が経ちますが、年々故郷への想いが強くなります。
住んでいた頃は当たり前のように思っていた景色や食べ物も、
遠くから見つめ直してみると、どれも誇り高いものばかりだと思いました。
今回の帰省では、たくさんの魅力ある食材に出会いましたので、そのご紹介を少しさせていただきます!
金曜日のお昼に、ノースビレッジ農園の代表、栗谷川柳子さんにお会いし、ランチをご一緒しました。
ノースビレッジさんでは、青森の選りすぐりの農作物をレストランへ卸したり、ネット販売も行っています。都内からも多くのシェフが良い食材を求めて訪れてくるのだそうです。
今回、お昼をご一緒した場所は、八戸駅から徒歩約10分のところにある、
「OSTERIA DEL BORGO」です。
こちらは完全予約制で、予約のお客様の為だけに滝沢シェフが県内を回り、
すべての食材を仕入れるのだそうです。なので、その日その日でメニューが異なります。
オープンして約10年が経つそうですが、実は私、このレストランの存在を知りませんでした!
八戸にこんな隠れ家があるとは~!
新幹線に乗ってわざわざ食べに来る方もいるそうです。
シェフの滝沢さんの青森食材への想いというのは、食べている私にも伝わってくるくらい熱いもので、
本当に一品一品愛情がこもっているものばかり。
こんなに愛情込めて食材を活かした料理を提供するというのは、生産者さんも嬉しいですよね。
前菜プレートには青森の食材が盛りだくさん!
青森県後潟(うしろがた)で獲れたあおりイカとジャガイモのリグーリア風ソース和え、
大西ハーブ農園さんで獲れたハーブサラダと今別のタコを使ったサラミ、
奥入瀬(おいらせ)黒豚肩ロースの自家製加熱ハム、
深浦産の甘鯛のフライ、
十三湖でとれた赤目鯔のカラスミ、
ソースは七戸の山ブドウと鴨のフォンをあわせたものなどをいただきました。
県内の各地でこれほど多くの食材がとれると言う事にとても驚きました。
この後、十和田産の黒豚を使用したパスタ、
デザートにはとろーり柔らかいフォンダンショコラと続き、たくさんの美味しい食事を頂きながら、
時間を忘れて県内の農業について、食材への想いなどを語らいました。
次回帰省した際にも、また違う食材を頂ける事を楽しみに行ってみたいと思います。
お昼にこ~んなに美味しいものをたくさん食べたのに、夜も引き続きご馳走をいただきました。
ちょっと遅れた誕生会をしてくれるという事で、
友人に連れて行ってもらったレストラン、「リストランテ澤内」へ。(この日はイタリアンずくし!)
シェフの澤内さんは、私の小・中学校の時の先輩でもあります。
澤内シェフも、県産の食材にこだわった料理を提供しています。
県産食材を使った前菜・自家製生ハムに続き、
八戸で獲れた雪の下というキノコを使ったパスタ。
八戸でキノコが獲れるなんて知りませんでした。
見た目はエノキダケのようで、名前の通り、雪の下でも生えて育つきのこなのだそうです。
黒石町の黒毛和牛を使ったグリルを頂きました。
ただでさえ美味しいお料理ですが、県産で獲れたとなると、美味しさも増し、一口ずつ大切に噛みしめていただきました。