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2010年7月 アーカイブ

2010年7月 2日

こんな食べ物があったんだ!魚味噌「にしんのおかげ」

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え?にしんで作った味噌??

最初にお話を伺ったときに、類似品が頭に浮かばず…
言葉から、様々なものを想像してしまいました。

発酵食品好きの私にとっては
「いやぁ、マジで美味しそう」というイメージ。

しかも味噌なんだから、
発酵していて、香りがあって、少し癖もあって、味は濃くって、ご飯に載せて…
すっごい妄想膨らみまくりだったのです。

サンプルが届いた日、
何をおいても真っ先にフタをあけて、一口パクリ。

うわぁ、なんだこれ、こんな食べ物があったんだ!!!

…というのが最初の感想。

アンチョビとも違う、味噌とも違う。
魚醤の持つ、独特の旨味と、麹の美味しさがあいまって、
うーーーーん、食べたことない衝撃的な美味しさなんです。

道内有数のにしん産地・岩内町。
創業大正3年の一八興業水産が作る「にしんみそ」。
大豆を一切使用せず、お魚だけで作った味噌は、
ごはんにそのまま載せても、パスタの隠し味にしても、超美味!

こんな食べ物があったんだ…と感動する逸品です。

購入は、製造元の「一八興業水産」のホームページへ♪

2010年7月 5日

川カフェへGO!

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「川カフェに参加しませんか?」
先日、こんなお誘いをいただきました。

川カフェ????と私の頭は疑問符だらけ。

以前から、北海道・十勝にはアイディアマンが多く、
数年前、麦畑の真ん中に突然現れた「フィールドカフェ」や、
アスパラ畑で摘みたてのアスパラを食べるランチコース、
麦畑を周ってパン作りを楽しむ「ベーカリーキャンプ」など、様々な提案がなされてきました。

そして、今回は「川カフェ」。
みんなでのんびりと川下りを楽しみながら、中州でカフェを楽しむというもの♪
気温が35度を上回る炎天下、9名のメンバーにガイドさんが1名。総勢10名での川下り。

私も張り切って、前日から軽食を用意して、いざ船へ!!
普段見慣れた川ですが、視点が変わるとこんなにも違うものか!というほど
様々な発見がありました。

例えば…2つの川が途中で合流しているのですが、その合流地点から先、右は非常に透明度が高いのですが、左は少し濁っている…。流れ込む川によって水の色が2つにわかれているのです!また川岸にある木の様子も、車からみる風景とは異なり、土砂が川に削られて、横に広く根を貼る木の様子がうかがえたり、大量のイワツバメが川岸に巣を作って飛びまわる様子は、圧巻でした。

そしてお楽しみは中州でのランチ♪
みんな、めいめいに作ったものを持ち寄り、楽しいひと時に。参加者の意識が高いのか、地元産の食材を使った食べ物ばかりだったこともイベントを盛りたててくれました。

中州でのカフェが終われば、再び川へ。

隆々と流れる川の水に、身をゆだねることで、
豊かな大地を潤す川と山の木々の恩恵を、肌で感じる川カフェとなりました。

2010年7月12日

この野菜、どこから来たんだろう?

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東京や大阪などの都市に行くと、必ず1度はスーパーに出向くのですが、
そんな時、ふと思うのは…、
「この野菜、どこから来たんだろう?」「これ誰が作ったんだろう?」ってこと。

5年前までは、東京に住んでいて、
そんなことちっとも疑問に思ったことがなかったのに、最近はとても気になります。


今、私の周りには生産者さんがたくさんおいでになります。

先日、アスパラ農家さんに、最後の収穫状況を確認するためにお伺いしたのですが、
「もってけよ」とアスパラをどどーんと手渡されました。

今年はアスパラの生育が遅れてしまい、最後の貴重な貴重なアスパラなのに本当に申し訳ない…。
でも、いただいたものは本当に美味~!!! 幸せでした。



こうして、いつも生産者さんと近い関係にいるとモノを選ぶ基準が変わります。

誰が作ったのかがわかれば、
「作った人の考え方や想い」でモノを選び、
その人に共感する気持ちも一緒に消費することができます。

でも、東京のスーパーに並んでいる野菜たちは、
そうもいかないでしょうから、
有機栽培や、特別栽培などに代表される基準があるのだと。

私は、スーパーに行く度に
もっと違った基準をみなさまに伝えることができれば…と思います。


今は私が特別で、
ある種の贅沢な生活ができているのかもしれませんが、

もっともっと産地と流通、そして消費者が近づくために
「フードソムリエ」でできることはないかしら?と、
サイトのリニューアルを真剣に考え始めている今日この頃です。

2010年7月27日

ベーカリーキャンプ♪

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みなさま、こんにちは。
北海道からフードソムリエ代表の北村 貴です。

先日、十勝では「ベーカリーキャンプ」が開催されました。

ベーカリーキャンプって?なんぞや?とお思いでしょう。
北海道は、日本一の小麦の産地。
中でも十勝では、広大な畑で多品種の小麦が作られております。

ひと昔前まで、国産小麦といえば「うどん用」というイメージが強く
「パンには向かない」と言われておりましたが、
最近ではそのイメージも少しずつ変わる品種が生産され始めています。

例えばフードソムリエの生産者blogでいつも話題を提供してくれる小麦生産農家の前田さん。
彼の畑には、春よ恋、キタノカオリというパンに適した小麦があります。

そんな小麦とパン教室を目当てに全国からパン好きの方が1年に1回帯広に集まる…
それがベーカリーキャンプです。

いつもは、スーパーの棚に陳列されている小麦粉たちも、この日ばかりはどこか誇らしげ。

今年、私はチーズ工房をめぐるツアーと小麦の交流会&勉強会に参加。
産地だからこそできる楽しみ方として「丸麦(製粉しない粒状の麦)」料理も出品されていました。交流会では実際に生産者さんやパン製造者さんなどとも対話も楽しかった!

地元に普通にあるものを、もっともっと深く理解して、
地域を盛り上げていかれるといいなと思う1日でした。

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プロフィール


北村 貴(taka)
フードソムリエ代表


20年間の東京生活を経て、
2004年12月、真冬に
故郷・北海道十勝へ戻る。
よく食べ、よく遊び、よくしゃべる。
特技は四葉のクローバー探し

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