おひとり様
昨日から遅い夏休みをとっています。
実は、お恥ずかしながら、今回は初めての一人旅なのです。
一人でフルコースディナーを食べることも
もちろん初めての経験。
でも、一人で食べると、気づきが大きいことがわかりました。
まずは、ホタテのタルタル。
同じ海の仲間であっても、そのままの海藻とホタテの甘味とはちょっとあわないかな。
海藻を使うのなら、味にもうひと工夫ほしいところです。
つぶ貝のエスカルゴ風。
お味はとてもおいしいのですが、少し身が薄いのです。
つぶ貝を普段贅沢にたべているからでしょうか?
もっとこう、ゴロンとした食感が欲しい・・・。
食感はかろうじて残っているものの、
貝のうまみを感じないままに終わってしまいました。
北海道では今、畑のとうもろこしが収穫のピークです。
甘み、コク、香り。
濃厚で、文句なくおいしい一品です。
マスのすけと、スズキ。
どちらも、ふんわりと焼きあげられていて、本当に美味でした。
大好きなホッキ貝はまだ本来のおいしさではないのですが、
とても上手に焼かれておりました。
真中に添えられている野菜は「ロマネスコ」。
マスのイクラが上品なお味でとても美味でした。
今日の料理の中で、私が一番感動したのがこちら。
肉の熟成加減と火のはいり方が、ものすごく好みだったから。
魚料理のときも思ったのですが、シェフは火入れが大変お上手な気がします。
残念ながら、ジャガイモは熟成されていないからか水っぽく・・・。
調理方法で解決できそうな気もしますが、
どうもジャガイモにはうるさくなってしまいがちで、いけません。
全体的に、とてもおいしく、満足満足♪
本当にごちそうさまでした。
一人で食べるって、なかなか勇気がいるし、
時間を上手に自分で使うことができないままに過ごしてしまいそうという不安もありましたが、
目の前にある食に、深く関心を持つことができました。
時には、ひとりディナーも良いものですね。