仕事で出かけた島根県の人口1万人の町・邑南町。
ここで、国産キャビアの生産者「小林さん」と出会いました♪
小林さんは、建設業をやりながら、
チョウザメを養殖して5年。
「最初は釣り堀やりたくってね」と照れ隠しのように言う小林さん。
その裏側には、厳しい建設業界の現状があります。
従業員15人。
「俺のようなおやじばかりでなく、若いもんもいるでよ
将来は、半分は建設で、半分はキャビアで・・・」と。
「俺の最後の仕事だよ」とやさしい瞳の奥に強い思いが宿ります。
小さな町で、新しい仕事を築くのは本当に大変なことです。
ましては、誰もやらない仕事に挑戦し、前例のない中悪戦苦闘する日々。
飼っていた1000匹のうち、800匹が死んじゃったこともあったのだとか。
今は、約3500匹が養殖されています。
そしてまもなく・・・商品として出荷される時を迎えようとしています。
そんなわけで、一足早く試食をさせていただきました。
贅沢に、スプーンで1口すくって食べ、
小林さんに「もっと食べなさい」と言われ贅沢にキャビア丼に♪
輸入ものとはちがい塩分の濃度が低く、
とてもフレッシュな味。
生臭みもなく、とても食べやすい仕上がりではないかと思います。
・・・がしかし、私の数少ないキャビア体験ではちょっと判断しかねる部分も。
ということで、宮川順子さんとお知り合いのシェフに試食をお願いいたしました~。
どんなお返事が返ってくるのかな、楽しみです。
そういえば、国産キャビアはとってもきれいな深ミドリ色。
生産者・小林さんの、瞳の色に似ています。