先週末、阿寒湖に行ってきました。
阿寒は、アイヌコタンがあり、
先住民族の文化や精神に触れることができる場所です。
訪れるたびに、心動かされる彫刻に出会います。
私は芸術に詳しいわけではありませんが、
「心が胎動する」のです。
少し大げさにいえば、ドキドキして心が苦しくなっちゃうくらいに。
メインの写真の2人の女の子、
なんてやさしい表情をしていることでしょう。
長い冬を越え、ようやくやってきた春に、
心ウキウキと外に飛び出して
お花を手に、草原を駆けまわっているようです。
そして、こちらは製作途中のアクセサリー。
木をぬるま湯につけ、柔らかくしてから1つ1つ手で掘っていくのだそうです。
アイヌ文様はとても美しく、
魔除けとしての意味があるのだそう。
1つ1つに意味と思いが込められて、
仕上げるのにかかる時間は膨大です。
最終的にネックレスなどの形になって数千円で販売されていますが、
正直とってもお安いと思います。
デザインとしても美しく、本当に素晴らしい技術がこの土地には残っています。
そして、↓この犬を見てください。
犬というよりも人間のように
私に語りかけてきます。
「アナタハ、ココデ ナニヲ カンジマシタカ?」
どの作品にも、魂が宿っているようで、
気配を感じることさえありました。
感動という言葉が軽いと思うほど、
心をつかまれ、魅了された時間となりました。