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2007年12月 アーカイブ

2007年12月 2日

冬支度

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帯広は今日も快晴♪

雪は11月の半ばに1度降ったきりで、
まだ除雪に悩むこともありません。

しかし、気温は氷点下。
いよいよ冬を迎えた北海道で

「寒い寒い」と、
毎日口をついて出てくる言葉。

自分で発しながらうんざりしている私です。


我が家では子供のころ、お漬物をつくる一大行事がありました。
近隣に住む、親戚中の女性があつまり(子供も含む)、
みんなで大根数百本を洗うのです。

ゴシゴシ

ゴシゴシ・・・。

洗ったものは次々干され、
一部はワラの上にのせられて・・・。

数日間天日で干し、また集合して全員でお漬物を作ります。

子どもたちには、皮むきがゆるされず、
大根洗いが仕事。
手を真っ赤にして泣きべそをかきながら洗ったことを思い出します。

そんな行事も私が20年前、北海道を離れてほどなくしてから
おばあちゃん達の高齢化によって行われなくなってしまいました。
家族の人数が少なくなってきたこともあり、
個々の家で行われるようになったのです。

あれから20数年。
今も、街中で大根干しを見かけると

あ~、私も漬物やってみたいなぁなどと甘いことを思ってしまうのです。

そこでまずは、
練習をしてみることにしました。

自宅のベランダに1本だけ大根を干し(笑)
福神漬けをつけてみました。


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あぁ、これじゃ練習にならないよね。
でも、小さなことからスタートしてみたいと。

来年は、母に鮭の飯寿司を教えてもらいたいなぁと思っています。

2007年12月 3日

チーズ工房見学

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久方ぶりに白糠酪恵舎さんの工房を見学させていただきました。

カーリョを入れられるところから型につめて、ホエーが排出されるところまで。
(その後、塩を塗り、熟成庫に入っていきます)

朝、9時過ぎに工房につくと、すでに乳が殺菌され、
まもなくカーリョを入れるというタイミングでした。

酪恵舎さんの製造の様子といえば、
NHKの一期一会でも、その厳しさがTVの画面を通じても伝わってくる
そんな緊張した現場・・・。

私もものすごぉおく緊張してはいらせていただきました。

工房を拝見して何より驚いたのは
「無駄な動きが少ない」ということでした。

決して大きくない工房ですから、
決められた導線をきちんと守らなければ、アクシデントの元。

たぶん、ものすごく徹底された教育と管理がされているのでしょう。

みなが持ち場についているとき、
大きなテーブルをひとりで運ぶ様子を見て、
思わず手を・・・と思ったのですが、
私は見学者、衛生管理上手を出すことは許されないのでは?と手をひっこめました。

各人が「今、何をすべきか」を知り、他者に依存しない。
そんな工房の教育が見ている私に伝わってきます。

一方で、何より驚いたのは、
職人・井ノ口さんが乳を扱うときのやさしい表情でした。

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いとおしそうに、バッドに入ったカード(乳が固まったもの)を見つめるその眼は
まるで子供の成長を楽しむ親のよう。

「このチーズには愛情がたっぷり注がれている」と
井ノ口さんに言われ、モノを売る立場からいつもお客様に話していましたが、

それが、具体的にどういうことなのか、
自分の目で見て、その一片をようやく理解することができました。
(愛情を注いでいるのは、酪農家の方やスタッフの方、支えてくれているすべての人だと
 思うので、ここでは一片と・・・)

やっぱり現場に伺わせていただくと、そこは情報の宝庫。
たくさんの発見があるものです。

12月は忙しくてなかなかその機会を作ることができませんが、
年が明けたらまた、生産者さんを回っていきたいと思っています。


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*バットからカードを取り出して、型につめるところ


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*1回目のホエー排出が終わったカード

2007年12月 6日

シュトーレンが届きました♪

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今朝は、雪がパラパラと降り、
とても寒い北海道・帯広です。

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朝、仕事をしていると


「ピィ~~~~~~ン

   ポォオオオオ~~~~~~ン」


(これ↑ヤマト運輸のお兄さんの長いピンポンなんです)


あれ?何か頼んだかしら・・・と思って扉を開けると


「たぁ~~~べ物ですぅううううううう」

(これ↑また、定番のヤマトのお兄さんの言葉。このお兄さん本当に面白くてステキなの。
 ここ数年、従来以上におとりよせマニア化していて、たくさんの食べ物が届きます。
 そのたびにヤマトさんと、吉本よろしく、お決まりのやりとりが!これがまた楽しいんです)


料理家・キッチンノイエの荒井桂子さんから、
シュトーレンが届きました!!!


あまりにかわいいので、まずはパチリ。

今日はスタッフがものすごく忙しくて、バタバタしているので
まだ食べられないままなのですが(涙)

とても美しいシュトーレンに大感激の一同でございます。

お心遣いいただき、本当にありがとうございました♪


2007年12月 8日

乳酸発酵茶 「阿波晩茶」

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美味しい晩茶があるよ、と友人に教えてもらって飲み始めた阿波晩茶

日本では珍しい乳酸菌発酵茶です。

軽い酸味に、最初はちょっとビックリしましたが、
ものすごくおいしい!

食後のおなかをやさしくいたわり、
中性脂肪を下げてくれる働きがあるのだそうです。

お茶漬け用にもおススメと書かれていたのですが、
確かに魚系の茶づけとあいそうです♪


届いた上勝阿波晩茶に同封されていたお手紙に書かれていた言葉が
とっても温かくまた感激。

「私のつくった晩茶が北海道まで届けられるなんて嬉しいです」と。

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今年もたくさんのお取り寄せを楽しみましたが、
この晩茶、私の中ではかなりのヒット商品です。

2007年12月19日

いまどきメン♪

カタカタカタカタ・・・・

年末のわが社はオンラインショップがあるので、
ものすごい勢いで端末の音がするのです。


毎日毎日、キーボードと格闘している様は、
それはそれは・・・

決して人様にお見せできる形相ではございません。


そんな折、
私の隣に座っている、2ケ月前に入社した田村くんをふと見ると・・・


「前髪にピンが~~~~~」


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えぇええええええ???

いまどきメンは、前髪留めるのかぁああああああ(笑)

と、あまりに衝撃的だったため、
嫌がる彼にお願いしてパチリ。

嫌がる割にはちゃんとピースしてくれて、
本当にキミは自分のポジションをわかっているいい子だね♪

とおばたんは思うのであります。

カタカタカタカタ・・・・

私のキーボードは、まだフル稼働中です。

2007年12月20日

ベラヴェッカ~甲斐さん天才!

富良野ル・シュマンの甲斐シェフから、
シュトーレンと、見慣れないお菓子が届いた♪


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わーーーいわーーーーーーーい。


知らない方のお菓子・・・。

その名は、ベラヴェッカ!

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すみません、初めて知りました。

アルザス地方の伝統的なクリスマスのお菓子のようです。
焼き菓子というより、ドライフルーツが美しく並んでいる宝石箱みたい!

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フィグ、アプリコット、オレンジピール、
プルーン、ブラックチェリー、アーモンド、ピスタチオ・・。


シナモンとアニス、ナツメグ、グローブ、コリアンダー等が使われるそうで
スパイシーな大人の味・・・。

そして、食べると身体がポカポカと温かくなってきます。

やっぱり甲斐さん、すごいなぁ。
こんなお菓子は、初めてたべました。


弊社のふけGメン(愛すべきスタッフ♪)によると・・・。

キリスト生誕時のおくるみをイメージしているそうで、
(確かに白い紙にクルリ包まれております)
クリスマスのお菓子なんだとか。

寒さが厳しいアルザスだからドライフルーツを上手に使い、
香辛料が使われていてポカポカ。


「色々と考えられているんですね♪」とふけGメン。


まったくだ~~~、来年はこれ販売したいね♪


甲斐さん!!
うーーーん、参りました!!!

来年も私たちにイッパイの刺激をくださいね♪LOVE。


2007年12月25日

メリークリスマス♪

みなさま、すてきなクリスマスをお過ごしのことと存じます♪


私は・・・えっとえっと・・・

仕事に追われてしまい、豊かなクリスマスの食卓・・・からは少し遠い
時間を過ごしております。


さて、今年もたくさんのみなさんから
カードをいただいたり、
シュトーレンをお分けいただいたり、
本当に感謝感謝でございます。


そんな中に、こんなカードが。


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なんだかものすごく力をいただいてしまった。

「起こりますように」でも「起こるといいね」でもなく

「起きます!」なんです。

この言葉を噛みしめるように
ここ数日眺めているのですが、

言葉の持っている力を感じます。


フードソムリエ、参加いただいている料理家のみなさま、
そしてサイトを応援してくださっているみなさまに、

来年は
「良いことが雪崩のように起きます!!」

素敵なクリスマスの夜をお過ごしください


2007年12月26日

今が旬!ホッキ貝のパスタ

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今、北海道ではホッキ貝が旬を迎えています。


私の母方の祖父は
十勝の名港・大津の出身。

親族にも漁師さんがとても多いのです。

こぶしよりも大きなLLサイズのみをとってきてくれるのは、
子供のころからずっと親しんできた「今さん」のおじさん。

「まかせろ、いいもんだけとってきてやるからなぁ~~~~」と
海に向かう姿はいつも本当に素敵です。

さて、このホッキ貝、
まだまだみなさんには馴染みが薄いと思います。

東京に住んでいた時、スーパーでみかけたホッキ貝は1つ900円!!
ものすごい価格に驚きました。

この貝、加熱すると赤くなり、
甘くてものすごくうまみが強いのです。

個人的には、貝類の中で一番大好きなのがこのホッキ。

刺身、バター焼き、ホッキごはん・・・。
残った耳の部分はカレーにしてといつも楽しんでおりますが、

今日はホッキと大葉でパスタを作ってみました。
レシピは、アルポルト片岡シェフの「パスタ・スペシャリテ」より。



うぅ~ん、美味美味。
先日も、知り合いの有名寿司屋のマスターに送ったところ

「いやー、これは、築地とは比べ物にならない」と大絶賛。

そりゃーそうだよ。だって今日浜に上がったものをすぐ送っているんだもん。

北海道では、12月から6月頃までこのホッキ貝を存分にお楽しみいただけます。

ホッキ貝10個+2個増量中
  3,885円(送料・税込)

2007年12月30日

オリーブの新漬け

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私の尊敬するファーマー、オークリーフ牧場の柏葉さん

先日、イタリアレストランでお食事をしていたら・・・
「イタリアの市場で買って食べたオリーブの浅漬けにはまっちゃってさ」
「日本に帰ってから取り寄せられないかとアチコチ当たったんだけど、どうしてもないんだよね」

・・・とおっしゃる。

ふふふ、それなら・・・と、
小豆島の井上誠耕園のホームページにあった、「オリーブの新漬け」を
取り寄せてみました。

クリスマスに、リボンをかけてお渡ししたら・・・

「あ、これ、イタリアから取り寄せてくれたの?」と。

ふふふっ。
日本にもあるんですよ~、オリーブ。

得意満面の私(笑)
クリスマスプレゼントは大成功でした♪


さて、いよいよ今年も残りわずかとなりました。

来年は、こうした「日本各地にある逸品」を探して
みなさまにお届けできるといいなぁと思っております!!

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プロフィール


北村 貴(taka)
フードソムリエ代表


20年間の東京生活を経て、
2004年12月、真冬に
故郷・北海道十勝へ戻る。
よく食べ、よく遊び、よくしゃべる。
特技は四葉のクローバー探し

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