汽車に乗って
北海道は秋真っ盛りです。
普段は車で移動することばかりで、
しかも自分で運転をしていますから、
なかなか風景を見る余裕がありません。
うす曇りの天候の中、
色づき始めている木々の表情や、
収穫を終えた畑のガランとした様子。
防風林だけがリンと立ち、
山まで遠く、
風景がどこまでも抜けていくような平野の様子。
野原一面に赤く色づくタデの花、
列車から眺めても、底が見えるほど清らかな川の水。
あ、ひと山越えたら、パーっと青空が開けてきた♪
普段、多くの時間を机の上で過ごしていると、
どんなに自然豊かな北海道に住んでいても
見過ごしてしまうような風景が、まさに目の前に広がっています。
都会に住んでいた時、
「情報は求めるものに流れてくる」ということを痛感していましたが、
まさに「自然の変化」や「癒し」「美しいと感じる心」も全く同じなのだと。
「心が動く」ということ。
何よりそれを大切にしていきたいと思っていたはずなのに、
毎日、目の前にある事柄についついと振り回されてしまいます。
よくばりな私は、
少しでもたくさんのものを見、感じ、身体に染み込ませようと
帯広から新千歳空港までの2時間の車中、
ずーっと車窓から外を眺め続けていました。
追伸:今日は石川県にきております。