二十四節気<冬至>
明日、12月21日は冬至です。
日照時間が最も短く、南瓜や冬至粥を食べて、柚子湯に入る!!
定番ですね!?
しかし、調べてみると、ビックリ!
日出・日没の時間が一番なのは冬至ではありません!!
日出が最も遅いのは 1月2日~12日で 6時51分。
日没が最も早いのは11月29日~12月12日で 16時28分だそうです。(今年の場合)
ちなみに、冬至の21日は 日出は6時46分。 日没は16時32分。
とは言え、冬至をはさむ12月19日~24日の間は
9時間45分と最も日照時間が短いことには変わりありません。
そんな冬至の日は、昔の人々にしてみたら 生命の源である太陽の恵みが最も受けられず、
草木は枯れ、冬眠してしまう動物もいないとなっては、食料も少なく、さぞ不安であったことでしょう。
「死に一番近い日」と恐れていたそうです。
太陽の力が一番弱まり(陰が極まる)、再び甦っていく(陽にかえっていく)という考え方から
「一陽来復(いちようらいふく)」といい、生命の再生を願いました。
冬至を1年の始まりとしていた時代もあったようです。
よって、人々は入浴をして体を清め、香りの強い柚子を浮かべることで邪気を祓い、
運気を取り込もうとしたのが「柚子湯」の始まりとされています。
冬至=湯治。柚子湯=融通なんて語呂合わせからという説もありますね。
また、邪気払いの食べ物である小豆で作る冬至粥や南瓜(なんきん)を食すのも
運を取り込むためといわれています。
陽性の食事は体を温め、滋養をつけます。
さらに、「なんきん」「れんこん」「にんじん」「ぎんなん」「きんかん」
「かんてん」「うんどん(うどん)」を『冬至の七種(ななくさ)』と言い、
「ん」が2つつく食べ物だから、運をたくさん取り込めるのだそうです。
と、なると冬至の食事は ほうとうと、金柑の寒天寄せ。。。。ですか!?
先日のカラフル大根(紅芯大根、黒大根、青大根)を切ってみました。