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二十四節気<立冬>

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                        ↑芙蓉の種
冬です。
今日から冬です。
そう、立冬を迎えました!
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↑熟れ熟れになった柿。下にも沢山落ちていました!



冬の気立ち初めていよいよ冷ゆれば也(暦便覧)


先週の強風を機に、とたんにセーターやコートが恋しくなりました。
お風呂に入る時も、足先がチリチリと痛みます。
寒くなってきたんですね。
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   ↑青くもたわわになる夏みかん。冬に黄色くなります。「夏」みかんなのに。


木枯らし1号はまだのようですが、確実に冬はそこまできています。
銀杏はまだ黄金に輝きませんが、葉のふちが色づいてきました。
枯れ行く季節。
寒く厳しい季節を越え、新しい生命へと繋ぐための準備期間。
寒さに蹲りながら、それでもムクムクと新しい芽を育んでいきます。
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↑カラスウリが沢山色づいています。
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↑地面に落ちて、また来年。


霜が降りると、冬野菜は もっと味わいがよくなります。
白菜や下仁田ねぎ、カリフラワーなどはその典型。
我が店(八百屋 瑞花)に 未だ並ばないのは その時を待っているからです。


さあさあ、お炬燵を出して、ぬくぬくと温かく、お鍋でも囲みましょう。
お炬燵にはみかんですね。
柑橘の旬はこれからですが、温州みかんが少しずつ出回ってきています。
以前紹介したように、柑橘もいろいろ。 楽しい季節です。


そうそう!亥の月 亥の日に炬燵を出すと、火事にならないそうですよ。
亥(いのしし)は水の性質を持つ干支だからとのこと。
茶道の世界でも亥の日に炉開きをしますね。


寒さは苦手ですが、じっくりと冬の醍醐味を楽しみたいものです。

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プロフィール

矢嶋文子

調理師。“良い食事は人を笑顔にする魔法“と食、特に味覚教育に関心を持つ。現在、築地御厨(青果卸店)内田悟、Convivialete Miyagawa宮川順子に師事。2009年八百屋瑞花オープンさせる。

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