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ナス





やっぱり夏はナスですな。
と、言いたくなるほど、ナスがおいしくなりました!


紫の色素ナスニンには坑酸化作用があり、
機能成分コリンには動脈硬化を防いだり、胃液の分泌を促す作用があると
言われています。
夏の暑さで消化作用の落ちる身体には良い助けとなってくれます。



さて、ナスの種類は どのくらいご存知ですか?


一般的な  卵形ナス、長ナス(博多ナス)
長いもので60cmを超える九州の  長寿ナス
生食ができる  水ナス
賀茂ナスで有名な  丸ナス(小布施ナス)
一寸くらいの大きさの  小ナス、サファイアナス
欧米から来たオーブンで焼いて食べると美味しい  米ナス
紫の鮮やかな  イタリアンナス
緑のナスは  青ナス
真っ白なボディーの  白ナス



インドが原産で、日本へは8世紀ごろに奈良に伝わり、
そこから風土気候にあわせて、変幻自在に変化してきたナス。
地方の数だけ なすの種類があっても過言ではないといえそうです。


そして、そのナスの特性にあった郷土料理が存在します。


P7303650.jpg
写真は青ナス。
8月になると出てきます。これが待ち遠しかった!
一般にはまだ出まわりませんが、火を入れるとトロンとして
なんとも優しい味わいです。

ミクリヤの内田がいつも言うように、ナス程 出始めと名残りで
切り方によって味わいが変わるものはないように思います。
出始めは縦に切る。
名残りは 輪切りのように横にきる。


ただし、米ナスや青ナスのように皮がしっかりしていて
オーブンやフライパンで焼くのにむくナスは輪切りにすると
周りは香ばしく、中はトロトロになって、たまりません。


炒め物、味噌汁、漬物、煮物、サラダにとこれまた変幻自在なナス。
どうぞ、旬の今をご堪能ください!!

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プロフィール

矢嶋文子

調理師。“良い食事は人を笑顔にする魔法“と食、特に味覚教育に関心を持つ。現在、築地御厨(青果卸店)内田悟、Convivialete Miyagawa宮川順子に師事。MIIKU(日本味覚育成協会)GM。

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