♪夏も近づく八十八夜~
野にも山にも若葉が茂る~
あれに見えるは茶摘みじゃないか~
茜襷に菅の笠 ♪
八十八夜と聞くと必ず歌いたくなるこの歌。 題名をご存知ですか?
「茶摘」というそうです。 題名を考えたこともありませんでしたが、漠然と「八十八夜」??
そう、今日は八十八夜です。立春から数えて88日。
雑節の1つです。 雑節とは日本独自のもので生活の中で自然発生的にうまれ、
根付いた節目です。「入梅」や「二百十日」なども それにあたります。
この八十八夜の頃が一番茶を摘む時期であり、
美味しい新茶が出回るようになります。
この針葉を手で摘み、じっくり焙煎した新茶は
なんとも優しく味わい深いものです。
さらに「八十八夜の別れ霜」と言われ、遅霜の時期とも言われています。
畑ではちょうど若芽が芽吹いたころに、霜に襲われては元も子もありません。
この時期の霜には要注意!というサインなのでしょう。
それにしても、なぜ八十八夜と呼ぶのでしょう?
2月4日の立春から 1・2・3・4・・・・と数えるのは大変ですよね?
様々ページを繰っていると こんな説に出会いました。
「月の満ち欠けは大体29日周期。よって、立春の月の形を覚えておけば、
3回目の同じ月の夜が88日となり、数えやすかった!?」
なるほど!と言いたくなってしまう、説得力。
だから「88日」ではなく「88夜」なのでしょうか。
GWに入ると、これまで寒暖の差が激しかった気候も安定し
途端に夏日になります。
それもそのはず、間もなく5日は立夏です。
ミクリヤではナスやズッキーニなどの果菜類が美味しくなってきましたよ!
沖縄からオクラも届いています。
少し前まで幅をきかせていた 根菜類はどこへやら。
着実に季節は移り変わっています。