« 二十四節気<雨水>メイン二十四節気<啓蟄> »

カラフルに彩る冬野菜<カリフラワー>

********************************************************************************************************
アブラナ科アブラナ属 (英)cauliflower
原産地  地中海東部

目利き  重たく花蕾はまりのように丸く、しっかりと締まっており、
      表面が変色していないものを選びます。
      手のひらの大きさ程度のものを選ぶと味わいが良いです。

切り方  周りの外葉を外し、茎の方から包丁を入れ、筋道を作ったら手で裂きます。
      茎の部分も美味しいので、周りの皮をむき、芯を適当な大きさに切ります。

保 存  20℃以上のところに置くと、花蕾が開いてしまうので、
      さらしや新聞紙に包んで冷蔵保存します。
      茹でてから冷蔵保存してもよいでしょう。
*********************************************************************************************************
DSCF0149.jpg

Chou-flour(シューフラワー) 仏語でキャベツの花 問いう意の如く、キャベツの仲間ですが、
地中海東部の野生種でブロッコリーから発達したと言われています。


一般的にカリフラワーは真っ白で サマースノーやスノートップ、銀嶺、抱月など種類があり、
どれも銀雪のようなイメージをさせますね。
私は本当に真っ白な子が出てくると、時折 バレリーナみたいだなと思ったりします。


でも、ご存知のように 橙色や紫色でちょっとグロテスクな子もいます。
主観ですが、 味わいはやっぱり 白が美味しいと思います。
黄色も小さいものはほっこりしていますが、色合いからか紫は少々大味な感じがします。
黄色は火を入れても変色しませんが、紫は茹でたてはまだ良いのですが、
冷えると色がもっと悪く、美味しそう!という色では残念ながら なくなってしまいます。


何にして食べよう!?
ミクリヤの親方 ウチダのレシピにはカリフラワーのスパイス焼き があります!
これが美味しいんです。 下茹でしたカリフラワーを 好みのスパイスで焼いたもの。
ビールのおつまみに最高です!
カリフラワーのポタージュも美味しいですよね!


下の写真は最近スーパーでも見かけるようになったロマネスク。
DSCF0117.jpg

さんごしょう と呼ばれるようですが、カタツムリや ネジと表現する人も!
近くで見ると ちょっと目が回りそうに ぐるぐるしていますが、
味わいはブロッコリーよりもスマートで美味しいです。


ミクリヤには 旬にはまだ早いですが続々と春野菜が登場してきています。
竹の子やホワイトアスパラ、そら豆。時折、山菜も見えます。
そして 柑橘がもっとも美味しくなってきています!


野菜が変わっていく様は 季節が移り変わっていくことを実感させてくれます。
そして、旬の野菜を頂くと、とても満足感があり、他の野菜はあまり欲しません。
体も同じように季節とともに 変化していると感じます。


今朝はとても暖かでしたが、午後からとても冷え込んできましたね。
寒暖の差が激しいので、体調を崩されないように お気をつけてくださいませ。


トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:http://www.food-sommelier.jp/staff/mt-tb.cgi/3849

コメント (2)

taka:

こんにちは♪
カリフラワー大すきなんです、私。

最近、ロマネスクは北海道でも作られ始めていて、
夏になると時々、農家さんからいただくことがあります。
(時期が違いますね~、改めてしみじみ・・・)

日持ちもするし、見た目がそもそも美しい。
お花として飾っておきたくなるようなそんなお野菜ですね。

今年は、野菜のブーケとかを作ってみたいなぁと思います。

矢嶋文子:

やさいのブーケ 素敵ですよね!

実はこの写真を撮るとき、生け鉢にさしてみたりしたのですが、
なかなか上手くいかなくて、やめてしまいました。。。

私もカリフラワー大好きです。
北海道は気候が少しことなるから 夏でも味わいが良いのでしょうか?
ミクリヤでは1年を通してみると、
キャベツの仲間はやっぱり 今が一番美味しいように思います。

美味しい野菜は幸せを運んでくれますね!

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

プロフィール

矢嶋文子

調理師。“良い食事は人を笑顔にする魔法“と食、特に味覚教育に関心を持つ。現在、築地御厨(青果卸店)内田悟、Convivialete Miyagawa宮川順子に師事。MIIKU(日本味覚育成協会)GM。

MovableType

Powered by
Movable Type 3.35